三体 Ⅱ(上) の商品レビュー
第一部読了から、一気に読んで4日で読了。 冒頭の蟻の目線のプロローグから引き込まれ、そこが最後にきいてくるという展開、素晴らしい。 何より、面壁者と壁破人ていう対立構図が!! 第一部より自分自身がわかっているのと、よりスピード感のあるエンタメ寄りの進行で、ぐいぐい読ませる。 ル...
第一部読了から、一気に読んで4日で読了。 冒頭の蟻の目線のプロローグから引き込まれ、そこが最後にきいてくるという展開、素晴らしい。 何より、面壁者と壁破人ていう対立構図が!! 第一部より自分自身がわかっているのと、よりスピード感のあるエンタメ寄りの進行で、ぐいぐい読ませる。 ルオ・ジーの覚醒描写は、宇宙の深淵に触れる思考にミリ単位でも近づくときの混沌が表されていて凄かった。 ただやはり、第一部でも気になった女性の描写が引き続き、、 この世界にはほっそりした女しかおらんのかい、とツッコミたくなるくらい、女性キャラの枕詞みたいにくっついてくる。 ルオ・ジーの夢の女性にだけ使うならより効果的なのになー、、なんて思いつつ。 下巻も楽しみです。
Posted by
《登場人物》 葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ)……地球三体協会のリーダー 羅輯(ルオ・ジー/ら・しゅう)……もと天文学者。社会学の大学教授 史強(シー・チアン/し・きょう)……羅輯の警護担当。もと警察官、通称・大史[ダーシー] 史暁明(シー・シアオミン/し・ぎょうめい...
《登場人物》 葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ)……地球三体協会のリーダー 羅輯(ルオ・ジー/ら・しゅう)……もと天文学者。社会学の大学教授 史強(シー・チアン/し・きょう)……羅輯の警護担当。もと警察官、通称・大史[ダーシー] 史暁明(シー・シアオミン/し・ぎょうめい)……史強の息子 ケント…………羅輯と惑星防衛理事会との連絡係 荘顔(ジュアン・イエン/そう・がん)……中国画専攻の学生 セイ…………国連事務総長 ガラーニン…………惑星防衛理事会議長。同ロシア代表 フレデリック・タイラー……もと米国国防長官。面壁者 マニュエル・レイ・ディアス……前ベネズエラ大統領。面壁者 ビル・ハインズ……科学者、もと欧州委員会委員長。面壁者 山杉恵子(やますぎ・けいこ)……ノーベル賞受賞の脳科学者。ハインズの妻 章北海(ジャン・ベイハイ/しょう・ほっかい)……中国海軍政治委員 呉岳(ウー・ユエ/ご・がく)……中国海軍空母艦長 常偉思(チャン・ウェイスー/じょう・いし)……宇宙軍司令長官 張援朝(ジャン・ユエンチャ/ちょう・えんちょう)……退職した化学工場労働者。老張[ラオジャン] 楊晋文(ヤン・ジンウェン/よう・しんぶん)……退職した中学教師。老楊[ラオヤン] 苗福全(ミアオ・フーチュエン/みょう・ふくぜん)……山西省の石炭王
Posted by
オープニングの”蟻視点”が長くて閉口させられた。 これはこの人の特徴で、壮大なスケールの物語の一方で、妙に細部に入っていき、そこの描写が数十ページに渡ったりする。(空想彼女、そしてジョアンとのラブロマンス!)そこだけは少しきつい。 しかし、それにしてもストーリーテリングとしての筆...
オープニングの”蟻視点”が長くて閉口させられた。 これはこの人の特徴で、壮大なスケールの物語の一方で、妙に細部に入っていき、そこの描写が数十ページに渡ったりする。(空想彼女、そしてジョアンとのラブロマンス!)そこだけは少しきつい。 しかし、それにしてもストーリーテリングとしての筆者の力量には驚かされる。450年後の採取決戦に向けての準備なんて想像もつかないうえに、面壁者という奇想天外な設定なんて、よく思いついたなと思うし、その顛末も驚き。 宇宙・科学・物理、様々な学問も登場するが、どこまでが本当の事か分からないほどうまく租借されていて興味が尽きない。 まさにウィリアム・ギブソンのハードSFとダン・ブラウンのストーリーテリングが一つになった傑作SF!
Posted by
三体艦隊が400年後に地球に到達する。 そんな中、地球人は三体世界に対応するため「面壁計画」を始動させる。 主人公羅輯(ルオジー)は、なぜ唯一無名ながら面壁者に選ばれたのか? 下巻に続く壮大な伏線を楽しめる。 面壁者が頭の中で繰り広げる戦略や、地球三体協会から任命された破壁人と...
三体艦隊が400年後に地球に到達する。 そんな中、地球人は三体世界に対応するため「面壁計画」を始動させる。 主人公羅輯(ルオジー)は、なぜ唯一無名ながら面壁者に選ばれたのか? 下巻に続く壮大な伏線を楽しめる。 面壁者が頭の中で繰り広げる戦略や、地球三体協会から任命された破壁人とのバトルが大きな見どころ。 破壁人が面壁者の前に現れ、「面壁者〇〇、わたしはあなたの破壁人です。」と一言。 面壁者を絶望の縁に突き落とす場面は圧巻である。
Posted by
最初が少し読みにくかったが、途中からは1巻同様、テンポも良く、エンターテイメントSFの王道的で面白かった。続編の今後の展開にも期待。
Posted by
途中まで読んだ時点の感想は、「羅輯って誰? 章北海って誰? 汪淼はどこ?」という困惑だった。読む前に理解しておいた方がいいのは、この小説はⅠ、Ⅱ、Ⅲそれぞれで主人公も時代も大きく異なるということ。だから、「この人物は全体の中でどういう位置づけなのか」とか、「この話はどう関係してく...
途中まで読んだ時点の感想は、「羅輯って誰? 章北海って誰? 汪淼はどこ?」という困惑だった。読む前に理解しておいた方がいいのは、この小説はⅠ、Ⅱ、Ⅲそれぞれで主人公も時代も大きく異なるということ。だから、「この人物は全体の中でどういう位置づけなのか」とか、「この話はどう関係してくるのだろう」という疑問を抱えたまま読み進めなければならない。また、「Ⅱ巻で終わってない? まだ続くの?」と思ってしまうのも当然である。しかし、話が面白くなってくるのはこれからで、賭けてもいいが、全部読み終わったあなたは、もう一度最初から読み直したい衝動に駆られるだろう。
Posted by
前作で構築された世界で、どのような社会が形成されていくか、想像が追いつかないうちに、ストーリーが展開されていく。 このスピードには緩急があり、読者の理解を待っている策略かもと思った。 登場人物に魅力があり、応援したい気持ちになってきた。 さっそく下巻を読み進めていこう。
Posted by
2023年中にNetflixでドラマ化されることで話題の"三体シリーズ"。 宇宙戦争という圧巻のスケールが最高です! 本作は三部作のⅡの上巻。 ついに、三体文明と人類の戦いが始まる。 人類は、命運を4人の"面壁者"と呼ばれる有識者に託す。...
2023年中にNetflixでドラマ化されることで話題の"三体シリーズ"。 宇宙戦争という圧巻のスケールが最高です! 本作は三部作のⅡの上巻。 ついに、三体文明と人類の戦いが始まる。 人類は、命運を4人の"面壁者"と呼ばれる有識者に託す。 それに対して、三体文明は"破壁人"を送り込む。 読むのが難しくて時間がかかるけど、他の小説にはないおもしろさがあるのが"三体シリーズ"の魅力。 続きが気になるので、早く読みたい! Netflixがこの圧巻のスケールをどのように映像化するかも気になる!
Posted by
1巻では三体の世界観と科学的背景の説明が主だったが、今作では人類の反抗計画が具体化。三体文明に対する人類の武器はたった4人の頭脳。一気に読書速度が上がる2巻。 個人的にはヤン・ウェンリーの台詞が引用されてたのが胸熱。
Posted by
具体的に動き出した三体人との対峙に向けた面壁計画。しかしそれも当然ながら簡単ではなくそれぞれが壁にぶち当たる。そんな中、鍵をにぎるのはルオジー(それは何故?まだ内緒?俺なんか見落とした?)。 三体人のウィークポイントとそこを突くための計画のアイデアは秀逸。 だいぶハマってきたぞ。...
具体的に動き出した三体人との対峙に向けた面壁計画。しかしそれも当然ながら簡単ではなくそれぞれが壁にぶち当たる。そんな中、鍵をにぎるのはルオジー(それは何故?まだ内緒?俺なんか見落とした?)。 三体人のウィークポイントとそこを突くための計画のアイデアは秀逸。 だいぶハマってきたぞ。一気に読むしかないか…
Posted by