三体 Ⅱ(上) の商品レビュー
中国人作家によるSF小説。時間的にも空間的にも、次元の違うスケールに圧倒されます。 宇宙物理学の用語がバンバン出てきて、私は読み進むには苦労しました。理解しきれない箇所も多々あります。それでも次はどうなるのか、という興味が尽きずに完読してしまいました。 なぜ人間は頑張るんだろう、...
中国人作家によるSF小説。時間的にも空間的にも、次元の違うスケールに圧倒されます。 宇宙物理学の用語がバンバン出てきて、私は読み進むには苦労しました。理解しきれない箇所も多々あります。それでも次はどうなるのか、という興味が尽きずに完読してしまいました。 なぜ人間は頑張るんだろう、惜しみなく研究開発を続けていくのだろう、という疑問を突き付けてくる作品です。 【事務局図書課非常勤嘱託員 村田恵子】 ※1巻から3巻まで紹介されました。 ●1-2巻は図書館で借りられます。貸出中の場合は予約できます。下記URLからどうぞ。 https://library.auhw.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?ID=(001708569 or 001708585 or 001708577) ●3巻は未所蔵です。読みたい方は学内者限定ホームページから「読みたい!」を送信してください。
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audibleで聞きました。こんなこと言うと怒られそうだけれど、本って全部読まなくても良いんだなと気付かせてくれた作品です。多分「読んで」いたら途中で断念してたと思います。だってわかんねぇもん、物理とか。難しすぎて冒頭の蟻でもやめてる可能性あります。 ただ、「聞いて」進めることで...
audibleで聞きました。こんなこと言うと怒られそうだけれど、本って全部読まなくても良いんだなと気付かせてくれた作品です。多分「読んで」いたら途中で断念してたと思います。だってわかんねぇもん、物理とか。難しすぎて冒頭の蟻でもやめてる可能性あります。 ただ、「聞いて」進めることで自分の意思に関係なく進んでいくので分かるところは聞いて分からないところは聞き流すことができました。その上でやっぱり面白い。書いてあることの四割は分からないけれど、残りの六割が面白い。死神永生まで聞きましたが、ゆっくりゆっくり世界観に没入することができます。
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人類の頭で考えていることはすべて見透かされる状況にある中、四世紀後に到達する異星人の侵略に立ち向かうため、選ばれた4人の面壁者たち。 日本のカミカゼの話も出てくるなど、作者の博学ぶりが伺える。 そして、個人的には史強が要所要所で活躍してて好きなキャラ。Ⅰの時と違って、性格も大...
人類の頭で考えていることはすべて見透かされる状況にある中、四世紀後に到達する異星人の侵略に立ち向かうため、選ばれた4人の面壁者たち。 日本のカミカゼの話も出てくるなど、作者の博学ぶりが伺える。 そして、個人的には史強が要所要所で活躍してて好きなキャラ。Ⅰの時と違って、性格も大分落ち着き、頼れる人物に。今後も出てくるといいなぁ。
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「面壁計画」という発想が凄まじい。そういうアイデアを閃く時点で著者の発想力に驚かされるが、その発想を取り入れる=「面壁者が何を計画するのか」まで説得力のある形で具体的に表現しきる責務が生じる訳で、SF書くの大変過ぎだろと根っから文系の私は心底呆れてしまう。
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壮大過ぎるスケールに圧倒される。 1巻から時が経ち、三体人が少しずつ地球へと忍び寄ってくる展開にゾクゾクする。 今回はルオ・ジーを中心に物語が展開する。 当たり前の日常が、宇宙から少しづつ迫り来る敵によって激変してしまう。 ルオ・ジーが地球内での選ばれしもの「面壁者」になり、どん...
壮大過ぎるスケールに圧倒される。 1巻から時が経ち、三体人が少しずつ地球へと忍び寄ってくる展開にゾクゾクする。 今回はルオ・ジーを中心に物語が展開する。 当たり前の日常が、宇宙から少しづつ迫り来る敵によって激変してしまう。 ルオ・ジーが地球内での選ばれしもの「面壁者」になり、どんな要望も計画のためといえば叶えてもらえる状況になる。 彼が望んだのは、北欧のような美しいロケーションの一軒家での安息、夢で見た憧れの女性と出会うこと。 夢の憧れの女性そのものの荘顔との出会いがなんともロマンチック。 二人の関係も長くは続かず、ルオ・ジーの面壁者としての宿命が彼らを引き裂く。 とても複雑で、途中で挫折しそうになったがここまで来たらシリーズラストまで付き合おうと決めた。 自分の生きているところとはあまりにも違う、壮大過ぎるとてつもない世界へ旅に出ることができる本です。
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いよいよ三体文明からの攻撃に対して「面壁者」をもって対策を行う地球。 まず智子によって何もかも情報が筒抜けという状態で、唯一人間が対抗できる手段が、「思考」と言う点、なるほど。 そして4人の面壁者が選ばれます。 その中で、今回の主人公ともいえる羅輯。 この人、他の人とはだいぶ雰囲...
いよいよ三体文明からの攻撃に対して「面壁者」をもって対策を行う地球。 まず智子によって何もかも情報が筒抜けという状態で、唯一人間が対抗できる手段が、「思考」と言う点、なるほど。 そして4人の面壁者が選ばれます。 その中で、今回の主人公ともいえる羅輯。 この人、他の人とはだいぶ雰囲気の違う人で、自分でもなんで選ばれたか全くわからない。 その辺りの背景もなかなか面白く、第一部よりドラマチックな展開になっています。 ただ、羅輯の戦略が、本当にどんな結果になるか、その辺り、下巻が楽しみです。 お馴染みの大史も出てきて、前作よりキャラクターごとのストーリーが面白い。 途中、銀河英雄伝説の引用があったり、日本人が登場したり、そして、軽インフルエンザの正体! コロナより以前に書かれたのに、何がゾッとした。 今回も、難しい物理学の説明は斜め読みです。 それでも、ある程度理解できれば、大筋はわかります。もちろん、その辺りがもっとわかればもっと面白いんだろうなぁ。 最後にとんでもないことをしでかしている章北海が下巻でさらにどんなことをしでかすか楽しみ。
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何冊かでシリーズになってる本ってだんだん内容が薄くなっていくことが多いけど、この本は1に比べて10倍ぐらい面白い!! もちろん1を読んでないと全く理解できないけど、1を読んでる人は絶対に読んだほうがいい!
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圧倒的に強い敵。唯一の秘密領域。途方もないスケールの中の群像劇。 続きが気になるので感想は手短にする。 おもしろい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・7月15日に読み始め、20日に読み終えました。 ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※ ・おもしろかった!1もそうだったけど最初やっぱむずいな~これと思っても最終的にしっかりおもしろくなるのすごい。相変わらず科学的なことはわかってないけど今回はあんまり科学科学してなかった…… と思う。それもあってか、前回より読みやすかった。 ・ただ科学的なことをわかんねわかんねでさらりと流した弊害か、あれ~なんで智子が物理学封じてるんだっけ…… とかいう超根幹なとこもわかんなくなってたので、わからんなりにも努力して読まないとだめだな、と思った。チャハハ ・三対人に人類が唯一隠せることが己の内心ってところから、来る最終決戦のために作戦を練る面壁者という役割が生まれたの、良いな。こういうの好きよ…… それに対抗する人物として壁壊者が生まれたのもちょ~かっこいいじゃん。 ・そして羅輯ね。今回の主人公だったけど、かなり馴染んだな。今までの登場人物の中でかなりアニメっぽいというか…… 平凡な生活を送っていた俺がなんでこんな目に~!?って感じの概念を感じます。急に自キャラかわいすぎワロタのオタクになったとこもおもしろくてよかった。あんなの普通できないよ。羅輯にしかない力っていうのは、この辺と関係してくるんだろうか。 ・他の面壁者があっちにいったりこっちにいったりで奔走してるなか、理想の彼女とのんびりランデブーしてたの、すごすぎ。作中でも言われてたけど、普通の人はできないよ。大物だよなあ。 ・荘顔と娘が冬眠に入ったところからようやっと面壁者らしく(しかも他3人とは全然違ったアプローチで)行動し始めて、その矢先にウイルスに倒れちゃうのもすごい主人公っぽい。大丈夫かな!? ・章北海のキャラクターもかなり好きだな。最後ドキドキした。今後どんなふうに活躍していくのか気になるぞ……
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面白かった。 壮大な物語。 ルオジー、序盤はなんじゃこりゃと思いながら聴いてたが、なぜ、オールフェイサーに選ばれたのか!! なるほど。 そして、呪文って! その後冬眠に!! 気になるやん。
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