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ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ の商品レビュー

4.5

19件のお客様レビュー

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2024/10/28

図書館で借りて読み始めて気づいたのだけど、こちら、話題となった本書の児童向け版だった。本編の内容は同じだけど、漢字にはすべてルビがふってある。さらにご丁寧に難しい言葉には欄外に解説が書いてあり、その内容がわかりやすく且つ少しふざけてて読んでいて楽しく、なんだか得した気分(子供の頃...

図書館で借りて読み始めて気づいたのだけど、こちら、話題となった本書の児童向け版だった。本編の内容は同じだけど、漢字にはすべてルビがふってある。さらにご丁寧に難しい言葉には欄外に解説が書いてあり、その内容がわかりやすく且つ少しふざけてて読んでいて楽しく、なんだか得した気分(子供の頃、雑誌の欄外に書いてある豆知識なんかを見つけて読むのが好きだった)。 内容は話題になっただけあり、アフリカのモーリタニアに単身乗り込み、定期的に大量発生して飢饉を起こすサバクトビバッタの生態を研究するフィールドワークに奮闘しつつ、現地の人々の適当さや優しさや、ポスドクの悲哀などさまざまな感情が、エンタメ要素たっぷりな文章で表現されている。これはぜひ子供にも読ませたい。

Posted byブクログ

2024/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

児童向けの本で写真が多く、また漢字に平仮名がふってあり、さらに2ページに3つぐらいは言葉の解説がある。 フィールドワークとして民族のこととか一般とはかけはなれたものが多いなかで、これは異色のものである。教員養成系大学の学生がフィールドワークについて読むのにもっとも適した本であると思われる。

Posted byブクログ

2024/09/20

面白かった バッタを研究し昆虫博士になるべく夢を 叶えにアフリカへ行く。 海外での不条理から人々の人間模様、 そんな色々をユーモラスにわかりやすく 展開しながら日本で研究者になる事の 難しさや悩みを赤裸々に表現している。

Posted byブクログ

2024/09/18

大量に発生して農作物を食べ尽くしてしまうバッタを研究しに、モーリタニアへやってきた著者の破天荒な(失礼!)滞在記。 新書版「バッタを倒しにアフリカへ」の児童書版。版を大きくし、カラーやイラストを増やしている。漢字にはルビをふり、難しい(?)言葉には解説を付けた。それがめちゃくちゃ...

大量に発生して農作物を食べ尽くしてしまうバッタを研究しに、モーリタニアへやってきた著者の破天荒な(失礼!)滞在記。 新書版「バッタを倒しにアフリカへ」の児童書版。版を大きくし、カラーやイラストを増やしている。漢字にはルビをふり、難しい(?)言葉には解説を付けた。それがめちゃくちゃ面白い。だんだん解説を読むのが楽しみになっていく。

Posted byブクログ

2024/08/13

本書は子供向けで、先に大人向けの新書が出版されていますが、本が大きく画像も大きくなっているのでこちらを借りて読みました。 そして、想像以上のおもしろさでした。 題材はもちろん、文章がおもしろく一気に読めました。

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2024/06/22

バッタ博士のファンになります! ババ所長も素晴らしい方!! 虫苦手でもめちゃくちゃ面白くてあっという間に読み進められちゃう。 ゴミダマとハリネズミの話が...

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2024/05/02

バッタ博士の著者が、アフリカで発生するバッタの大群による農作物被害をなくすためにサハラ砂漠で研究する様子を記録したノンフィクション。 児童書版のこちらは、難しい言葉の注釈が多く追加されており、その説明文がまた面白い。 虫が苦手な私は、大量の虫が写った大きなカラー写真に「ひえっ」と...

バッタ博士の著者が、アフリカで発生するバッタの大群による農作物被害をなくすためにサハラ砂漠で研究する様子を記録したノンフィクション。 児童書版のこちらは、難しい言葉の注釈が多く追加されており、その説明文がまた面白い。 虫が苦手な私は、大量の虫が写った大きなカラー写真に「ひえっ」となってしまったので、同じく虫や集合体が苦手な人は要注意。 けれどそんな苦手も気にならないくらい、ユーモアがあって読みやすい文章に惹き込まれた。 大変なことを乗り越えながら、夢を追い続けることの楽しさ・希望が溢れており、読み終わった後の清々しさといったら! 子どもたちにもぜひ読んでほしい一冊。

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2024/03/18

めっちゃ良い。バッタを見ると倒れるほど嫌いな人なら読むの無理かもだけど。昆虫好きな男子は大人になるとなぜかセミさえも掴めなくなったりするんだけど、この著者はファーブルに感化されてそこから昆虫博士を目指してやってきた。が、定職のない博士(ポスドク)が研究を続けるにはいろいろと努力を...

めっちゃ良い。バッタを見ると倒れるほど嫌いな人なら読むの無理かもだけど。昆虫好きな男子は大人になるとなぜかセミさえも掴めなくなったりするんだけど、この著者はファーブルに感化されてそこから昆虫博士を目指してやってきた。が、定職のない博士(ポスドク)が研究を続けるにはいろいろと努力をして人と関わってアピールしなければならない。さらにモーリタニアという英語がほとんど通じない国で奮闘することになる。 好きなことを仕事として続けるには、周りをどんどん巻き込むくらいの熱量が必要だし、理解して支えてもらわなければならない。なんて、言うのは簡単だけど、実際にやるのは大変だ。ほんと、研究者って、他の人と関わるの苦手な人多いのに。 図書館に予約して借りたのが偶然にこの児童書版だった(中学生以上向け)のだけど、左横についてる脚注がめちゃくちゃ面白い。文章がこなれていて、クスッと笑える。 あえて、児童書版を読むというのもアリですね。

Posted byブクログ

2024/01/27

 話の展開が面白く、あっという間に読めました。 遠い国で日本人が頑張っていることに勇気をもらいました。

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2023/09/18

バッタアレルギーの情報はそんなにでてきません。 相当大変なことになってると思うけど…、他も大変すぎて霞んじゃうんでしょうね。 自分の力で、今まで学んできたすべてを使って、そうして切り開くしかない。 やりたいことをやるために。 そういうことなんだけど、それが本当に難しいのよね。 彼...

バッタアレルギーの情報はそんなにでてきません。 相当大変なことになってると思うけど…、他も大変すぎて霞んじゃうんでしょうね。 自分の力で、今まで学んできたすべてを使って、そうして切り開くしかない。 やりたいことをやるために。 そういうことなんだけど、それが本当に難しいのよね。 彼の成功を祈らずにはいられません。

Posted byブクログ