まだ温かい鍋を抱いておやすみ の商品レビュー
さらっと目を通すだけでも状況がちゃんと把握できてとても読みやすかったし、食べものの描写が踏み込みすぎてなくて軽やかで心地よかった。辛い話に差し込まれる温かい食べものの描写って真価を発揮してる感じがする。かなしい食べもの、シュークリームタワー、大きな鍋の歌がお気に入り。
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本のタイトルのように1話読むごとに心がじんわり温かくなるような、胸が熱くなるようなストーリーが詰まっている一冊でした。 普段ビジネス本を読むことが多く小説はあまり読まないのですが、秋はこういった短編小説を読むことで想像力や感受性に刺激を与えるのもいいな〜と思いました♪
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結構すき。 特に ポタージュスープの海を越えて 。 母が好きな物、なんだろう? わたしが好きな物、ちゃんとみんな分かってるかな? 大きな声で好きだと言おう。 自分が好きな物を食べたらいいよ。
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難しい現実にそっと温かな料理が寄り添い背中を押すお話。だから食べる物も食べる場所も誰と食べるかも人によって全く異なるけれど、人生の中に必ず食事はあって、気付かぬうちに心が救われている時もある。人間関係の難しさは生きていく上できってもきれない。だからエネルギーを付けるために食事が必...
難しい現実にそっと温かな料理が寄り添い背中を押すお話。だから食べる物も食べる場所も誰と食べるかも人によって全く異なるけれど、人生の中に必ず食事はあって、気付かぬうちに心が救われている時もある。人間関係の難しさは生きていく上できってもきれない。だからエネルギーを付けるために食事が必要なんだ。そんな当たり前だけどとても大切な事を改めて様々な人間模様を通して教えてくれる素敵な小説でした。
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家族と個人は別物だと、自分自身がモヤモヤしていたところが言語化されてスッキリ。 どのお話も食べ物が美味しそうで、食事ってやっぱり人間が生きていく上で欠かせないものなんだと改めて思いました。素敵な一冊。
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「シュークリームタワーで待ち合わせ」「ミックスミックスピザ」が特に好きだった。 「シュークリームタワーで待ち合わせ」 では、家庭内での立場や子どもにとって良いこととは何か、考えさせられた。 自分と他人、1対1なら事なかれ主義でできても、守りたいものや人があるなら主張することも確...
「シュークリームタワーで待ち合わせ」「ミックスミックスピザ」が特に好きだった。 「シュークリームタワーで待ち合わせ」 では、家庭内での立場や子どもにとって良いこととは何か、考えさせられた。 自分と他人、1対1なら事なかれ主義でできても、守りたいものや人があるなら主張することも確かに必要だなと。お互いに後悔しないために。 本人が好きでなさそう、苦手そうなことを無理矢理やらせるのは、避けるか大分注意してさせるかしないと実際この話のような事故も起こりかねないなと思う。 妻ならこうあるべき、みたいな価値観を振りかざさず、個として大事にしてくれる関係性の人がいると助かることもあるんだろうなとも思った。 「ミックスミックスピザ」 「シュークリーム、、」とは違い、こちらはどんな秘密を抱えても、一緒に人生を冒険するのが楽しい人とうまくやっていこうと決心する話。 素敵なところを感じ、その魅力が変わっていないのならぶれない芯とするのも素敵だと感じた。
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食べ物の記憶を大切にしたいと思える一冊 『ご飯を食べる』という単純作業に見えることをこんなにも多角的に捉えて物語を書けるの凄いなあと思った。きっと作者も食べることが大好きなんだろうなあと。そんな中で自分が心が温まる食べ物や、誰かに作ってもらえる、作ってあげることの幸せを記憶してお...
食べ物の記憶を大切にしたいと思える一冊 『ご飯を食べる』という単純作業に見えることをこんなにも多角的に捉えて物語を書けるの凄いなあと思った。きっと作者も食べることが大好きなんだろうなあと。そんな中で自分が心が温まる食べ物や、誰かに作ってもらえる、作ってあげることの幸せを記憶しておくことって大切だなあと感じた。毎日を疎かにせず自分を大切にできるご飯を食べたいなあ。
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食で繋がる短編集。 けれど料理や食べることよりも、ちょっと奇異な設定、たとえば鳥が体の中にいた、とか、駅までの道が温泉の海、とかに、興味をひかれた。その光景。奇異なんだけど、読んでいて頭の中にバーっと広がるんだよね。
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タイトルと挿絵に惹かれて読みました。 食べたくなるようなメニューはあったけど、じんわり胸に残るほどではなかった。 食へ誘うような文体はそれほど感じなかったなあ。 登場人物の女性の性格が、私には合わず…読みながらイラっとしつつなんとか読み終わった感じ。。(ただ、下記に書いた2作品...
タイトルと挿絵に惹かれて読みました。 食べたくなるようなメニューはあったけど、じんわり胸に残るほどではなかった。 食へ誘うような文体はそれほど感じなかったなあ。 登場人物の女性の性格が、私には合わず…読みながらイラっとしつつなんとか読み終わった感じ。。(ただ、下記に書いた2作品は別です!) 一つのまとまった話じゃなくて、短編の詰め合わせで良かったです。 『ポタージュスープの海を越えて』『大きな鍋の歌』が中でも読みやすかったです。
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感想 記憶を甦らせるのはマドレーヌだけではない。おいしい食事は美しい思い出と結びつき僕らの無意識の底に眠る。今日の食事もいつか楽しい過去に。
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