ヨーロッパ全史 の商品レビュー
「歴史を知らないでいるのは、いつまでも子どもでいることだ。」 苦手な世界史、特にヨーロッパの歴史を克服したくて読み始めた。 本当に大まかではあるが、全体的なイメージというか流れは掴めたと思う。 元々が英語の本ということで、海外文学が苦手な私にとっては、素直に頭の中に入ってきてく...
「歴史を知らないでいるのは、いつまでも子どもでいることだ。」 苦手な世界史、特にヨーロッパの歴史を克服したくて読み始めた。 本当に大まかではあるが、全体的なイメージというか流れは掴めたと思う。 元々が英語の本ということで、海外文学が苦手な私にとっては、素直に頭の中に入ってきてくれない感じがする部分も多く、そういう点では苦労した。
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内容は大学受験レベル。だから人によっては高校で学んだことの復習に近い読書になると思う。 それだけ分かりやすくよくまとまった良書とも言えるが、不満点を挙げるのならば、その時代の統治者の心理状態に戦争や外交の原因を求めすぎているような気がした。短くまとめたり、面白さを追求するのならそ...
内容は大学受験レベル。だから人によっては高校で学んだことの復習に近い読書になると思う。 それだけ分かりやすくよくまとまった良書とも言えるが、不満点を挙げるのならば、その時代の統治者の心理状態に戦争や外交の原因を求めすぎているような気がした。短くまとめたり、面白さを追求するのならそれで仕方がないかもしれないが、この点は留意しながら読んだ方がいいとは思う。
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ボリュームたっぷりだが、語り口が平易なのでとくに難渋することもなく読み終えた。一口にヨーロッパ史といっても、ギリシア・ローマから、ロシア、スペイン、スカンジナビアなどなど、地域的にも広大だし、近現代になるとアメリカ・アジア・アフリカまでが「ヨーロッパ」の括りに入ってくる。これだけ...
ボリュームたっぷりだが、語り口が平易なのでとくに難渋することもなく読み終えた。一口にヨーロッパ史といっても、ギリシア・ローマから、ロシア、スペイン、スカンジナビアなどなど、地域的にも広大だし、近現代になるとアメリカ・アジア・アフリカまでが「ヨーロッパ」の括りに入ってくる。これだけの広がりを持った地域の歴史を、ひと繋がりのストーリーとして読み切る。なかなか得難い読書体験だった。副題に「ペリクレスからプーチンまで」とあるが、ポンペイウスからルイ14世、ピョートル、レーガン、メルケルまで、歴史上の人物もニュースで見る人物もすべて同じスケールで語られるので、それぞれが等しい重みを持つ人間として把握される。ああ、いま生きているこの世界が歴史そのものなんだ、ということを実感した。
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