陸軍4式戦闘機「疾風」 の商品レビュー
四半世紀ほど経って再読。本書で初公開の写真もあるけど、全般に情報薄め。解説も褒めすぎ。 とはいえ、ハ45エンジンも戦争がなければ製造品質、燃料オクタン価、維持管理いずれも問題なかっただであろうから、平和な時代であれば日本のプロペラ戦闘機の有終の美を飾る名機となったかもしれない。...
四半世紀ほど経って再読。本書で初公開の写真もあるけど、全般に情報薄め。解説も褒めすぎ。 とはいえ、ハ45エンジンも戦争がなければ製造品質、燃料オクタン価、維持管理いずれも問題なかっただであろうから、平和な時代であれば日本のプロペラ戦闘機の有終の美を飾る名機となったかもしれない。 それは置くとして、キ84のデザインのかっこよさは大戦機の中でも上位に入る。全般に均整がとれているし各所のデザインに迷いがない。風防後縁のスライドキャノピーとの境の線が後ろに傾いているのは意匠としてそうしているのであろう。背中と垂直尾翼の前縁がほぼ直線というのもシャープな印象を与え、胴体下面~垂直尾翼後縁のなだらかな曲線と対照的なのもいい。 自社製エンジンとはいえ、キ84と彩雲という、2機種も開戦後に開発して量産に至った機体があるところに中島の底力がうかがえる。
Posted by
- 1