バーナード嬢曰く。(5) の商品レビュー
読書あるあると読書家少年少女らの青春物と、微妙に百合っぽいニュアンスも兼ね備えたシリーズの5巻目である。 こうしたあるある物、主題が明確に定まった日常物はネタ切れから巻数を重ねるごとに微妙になっていく嫌いがあるが、巻を重ねるごとに描き方が巧みになり、ますます面白くなっている恐...
読書あるあると読書家少年少女らの青春物と、微妙に百合っぽいニュアンスも兼ね備えたシリーズの5巻目である。 こうしたあるある物、主題が明確に定まった日常物はネタ切れから巻数を重ねるごとに微妙になっていく嫌いがあるが、巻を重ねるごとに描き方が巧みになり、ますます面白くなっている恐るべきシリーズである。 この作品の凄いところは、紹介されている本を一冊も読んでなくとも面白い点だろう。 作品の内容を語る語り口や、あるいは読書にまつわる状況自体のあるある感などで十分に面白さは確保され、なおかつ紹介本を読めばさらに楽しめるという隙のない二段構えだ。 それでいて、表表紙、裏表紙にあるような強い言葉も含まれる内容は、率直に言って面白かった。 ブクログで諸々の名作新刊を抑えて1位を飾っていたのはさすがに意外ではあったが、決してそれに似つかわしくないわけではない。 少なくとも、今巻は星五つの評価を付けるのに異論の余地はなかった。 刊行ペースの関係もあるだろうが、毎巻楽しく読ませていただけている。ありがたいことである。
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「どんな大事な本だろうと既読は全部処分して、本棚を積ん読本だけで埋められたら、人生変わりそうな気がするんだ。そこには未知の可能性しかない」 「読書って究極的に孤独な趣味であったほうが本とより深い関係を築けたかも…って」 「明日になって今の感動が失われるとしたらなおさら、今のう...
「どんな大事な本だろうと既読は全部処分して、本棚を積ん読本だけで埋められたら、人生変わりそうな気がするんだ。そこには未知の可能性しかない」 「読書って究極的に孤独な趣味であったほうが本とより深い関係を築けたかも…って」 「明日になって今の感動が失われるとしたらなおさら、今のうちに言葉にしとくべきだろ。後で恥かくとか気にしてたら、誰かが評価したものしか評価出来ない人間になるぞ」 「『読まないといけない本』なんてこの世界には一冊もないよ」 図書室で本についてのあるあるやなんやを語りあう「名著礼賛ギャグ」マンガ、もうすぐ10年目の第5巻。名言のオンパレードです。 長女がこの1巻を読んで、本棚から「星を継ぐもの」を取り出していて、密かに喜んでいます。 今回既読は「息吹」「三体」「世界の中心で愛をさけんだけもの」「幼年期の終り」「エンダーのゲーム」「あなたの人生の物語」「ああ無情」くらい。SFばっかだな…。 読んでみたいのは「死に山」「十月の旅人」「ムーミン谷の十一月」「百年の孤独」。 死に山の真相気になる〜。 積ん読のみの本棚、夢ですね。
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『カササギ殺人事件』。『死に山』。『三体』 チョイスはいい感じ。 てふか今回は栞か。 国会図書館てさういふのなんか。 図書委員の人が、図書館ヘヴィーユーザーの人からアレされた時の表情がよい。 町田さわ子が本の厚みとかで「うがー」ってやるの、久しぶり感がある。...
『カササギ殺人事件』。『死に山』。『三体』 チョイスはいい感じ。 てふか今回は栞か。 国会図書館てさういふのなんか。 図書委員の人が、図書館ヘヴィーユーザーの人からアレされた時の表情がよい。 町田さわ子が本の厚みとかで「うがー」ってやるの、久しぶり感がある。 なんか女性キャラのおっぱいが成長してる感じ。『ドラえもん』のしずかちゃんの胸も連載が始まるにつれ膨らんで来ると言ふ指摘があったが、REXの掲載マンガの影響とかでないので「町田さわ子が神林のおっぱいをもむ」とかはないのだが、はー。 なんとなく、H・エリスンの名を知らんバーナード嬢が、『酉の市』を読んだのを忘れてゐるのは、なんか納得する。
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一話あたりも短いし、本当にたまにしか出ないけど、相変わらず満喫させてもらいました。思わずプッとなってしまうセンスもさすがで、極論すれば同じことの繰り返しなんだけど、全然飽きない。既知で未読の作品も、ここで取り上げられると、俄然読みたくなってくる。良い漫画す。
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表紙の殺し文句に惹かれて購入(1~4巻買ってないけど)。 本好きならばあるあるであり、マニアックな知識が披露される。
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78冊目の、増えすぎた本を整理して処分するものを選ばなくてはならない、の悩み。 その悩みから解放されるには、書庫を作るしかない!というわけで、新築を機に作りましたよ、書庫。13畳! これで、なんの苦悩もなく読みたいと思った本を買うことができます。スペースなんて関係ない。バックナ...
78冊目の、増えすぎた本を整理して処分するものを選ばなくてはならない、の悩み。 その悩みから解放されるには、書庫を作るしかない!というわけで、新築を機に作りましたよ、書庫。13畳! これで、なんの苦悩もなく読みたいと思った本を買うことができます。スペースなんて関係ない。バックナンバーがどこにあるのかどうか、とか悩む必要もない。 高校生である登場人物たちは、思う存分悩むがいいさ!それは読書好きが通るべきというか、通らざるを得ない悩みなので。これは処分するかできないか。悩みに悩めばいいさ。そして、結局もう一回買ったりしてね。 電子書籍なら、収納に関する悩みは解決できるのですが、手元に置いておきたいとかいう業もあるわけでね。 自分にとって都合のいい読書スタイルを構築できれば、アナログもデジタルも利用していけばいいと思います。 自分は、棚一杯の本の圧力が好きなので、アナログになってしまいますけどね。 「コズミック」は気軽に進める一冊ではない、の話。 まーねー。「コズミック」に限らず清涼院流水の本は、読む方にもパワーを十二分に求めてくる小説だと思う。多分、今の年齢で初読したとしたら、かなり時間かかるだろうなぁ。23ぐらいかな、読んだのは、あの当時の体力ですら、かなり読み進めるのに時間かかった覚えがあるものなぁ。「カーニバル」の方がしんどかったけども。 うん。「コズミック」は体力のある若いうちに読もう。 「三体」ってそんなに面白いのか。平積みを見かけて興味はあったのだけど、手は伸びていなかったんだよなぁ。 今度、本屋さん行った時に買ってみるか。
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言ってしまえば「大将、いつもの」という安心感なのだが、神林と遠藤くんの距離感をあえていじってくるのが面白かった。 シチュエーションさえ決まれば、キャラが勝手に振る舞うんだろうなあ。
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相変わらず面白い! 名著礼賛ギャグ漫画が五巻にして面白さを加速させてるってとんでもないことですよ。キャラクターの関係性が深まったのもありますが、漫画力もすごく上がってると思います(なんだか偉そうでスミマセン…)。 ギネスブック回は凄く共感しました。普段頭を掠めては消えていく色々な...
相変わらず面白い! 名著礼賛ギャグ漫画が五巻にして面白さを加速させてるってとんでもないことですよ。キャラクターの関係性が深まったのもありますが、漫画力もすごく上がってると思います(なんだか偉そうでスミマセン…)。 ギネスブック回は凄く共感しました。普段頭を掠めては消えていく色々なことを言語化してくれるところも魅力ですね。 「下巻を求めてほしい」ネタでこれだけ『カササギ殺人事件』を読みたくさせるのは『ド嬢』だけじゃないですかね。笑いながら自然と読みたくなってきます。 『ハリポタ』と『ダレン・シャン』の回で作者は同世代かなと思ったのですが、作中にもある通り漫画家二十周年だそうで(おめでとうございます!)、Wikipediaによると1977年生まれとのこと。なんでこんな児童文学あるあるが書けるんでしょう…流石すぎます…。
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既刊を読んだことがなく全くの衝動買いで本巻を読んだが、グイグイというよりグサグサくる。4巻以前を買おうかと真剣に悩んでしまった。
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自粛で不自由な毎日ですが、本の中ではどんな世界にでもいける。心はいつでも自由だと思い出させてくれます。
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