言葉の森から出られない の商品レビュー
言語学者の頭のなかを覗けるような本。 サンスクリット語とかラテン語とか、素人からすると「それ、どこで使うのよ?」って言葉を習ってる。 そしてそれを教えている人がいるというのもまたすごい。 教えるだけが先生なのじゃなくて、学び続けていくのが先生なのだと思わされる。 タイトルの「...
言語学者の頭のなかを覗けるような本。 サンスクリット語とかラテン語とか、素人からすると「それ、どこで使うのよ?」って言葉を習ってる。 そしてそれを教えている人がいるというのもまたすごい。 教えるだけが先生なのじゃなくて、学び続けていくのが先生なのだと思わされる。 タイトルの「言葉の森から出られない」もとても良い。出られない、というフレーズから、困った感じとそれもまた良しとするような達観した気持ちも感じられる。 否定系タイトル本研究会としては、自信をもって内容とタイトルのバランスが良い本として紹介できます。
Posted by
読んでいて楽しくなるエッセイです。言語学のよろこび、というサブタイトルが付いていますが、1つの話題に長くて1ページ程度で、言葉をめぐる思索、思いつき、記憶、気付きなどを書きつづる徒然草のようなスタイル。 最後まで楽しく読み通せました。
Posted by
- 1