武器になる!世界の時事問題 の商品レビュー
アメリカ、EU、中東、中国、北朝鮮と満遍なく世界の情勢や時事問題が書かれています。どの章も池上さんの丁寧な語り口で分かりやすくためになりました。特に気になったのは北朝鮮の拉致問題について。もう少し日本人として意識を持って生きていきたいと思いました。
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深くを知りたいのなら、原点を訪ねるのが一番の近道。 東工大講義と重複している部分が多いのですが、こちらの方が情報が新しいのはもちろん、わかりやすく書かれているように感じました。 トランプ大統領の誕生、ブレグジット。多くは過ぎ去った出来事ですが、理解をする事で、先見の明が生まれる...
深くを知りたいのなら、原点を訪ねるのが一番の近道。 東工大講義と重複している部分が多いのですが、こちらの方が情報が新しいのはもちろん、わかりやすく書かれているように感じました。 トランプ大統領の誕生、ブレグジット。多くは過ぎ去った出来事ですが、理解をする事で、先見の明が生まれるかもしれません。 賢者は歴史に学ぶ。
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紛争が起こる度、それが日本から遠い(地理的に)ほど、背景がわからずどうにも判断がつかないので、「背景がわかればニュースがわかる」というサブタイトルのついたこの本を読んでみた。生憎、旧ソ連については触れられていないのだが、EUの抱える問題についてはざっくり読み取ることができた。また...
紛争が起こる度、それが日本から遠い(地理的に)ほど、背景がわからずどうにも判断がつかないので、「背景がわかればニュースがわかる」というサブタイトルのついたこの本を読んでみた。生憎、旧ソ連については触れられていないのだが、EUの抱える問題についてはざっくり読み取ることができた。また、2020年の書籍なので、世界的にナショナリズム(自国ファースト)に傾倒していく一歩手前の流れが見え、今現在、新聞で知っている印象とはやや違う面もあり、興味深い。しかし、時代の流れが早過ぎると思い知った。締めの言葉が秀逸‼️
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時事問題としては基本的な内容だが、知っておくべき内容が端的にまとめられていた。 この本の内容だけでも、ニュースを見る視点が変わると思う。
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世の中の問題や歴史がとてもわかりやすく解説されていて、さくさくと読むことができた。 メディアで報道されている内容は本当にごく一部を切り取った部分だけで、物事が起きている背景を理解するしないだけで解釈は大きく違ってくる。 一部著者の偏った表現もあったが、 大枠を理解するという点...
世の中の問題や歴史がとてもわかりやすく解説されていて、さくさくと読むことができた。 メディアで報道されている内容は本当にごく一部を切り取った部分だけで、物事が起きている背景を理解するしないだけで解釈は大きく違ってくる。 一部著者の偏った表現もあったが、 大枠を理解するという点ではとても読みやすい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカ、EU、戦後の日米関係、沖縄問題、中東問題、中国、朝鮮半島問題などが取り上げられているが、やはり複雑なのは「中国問題」。少し我流で纏めてみた。 ○中国共産党という独裁体制 ・中国には「共産党」の他に8つの政党があるが、いずの綱領にも「中国共産党の指導に従う」とある。そもそも共産党は憲法より上位位置する。従って、憲法違反かどうかを判断するのも「共産党」となる(三権分立の否定)。 ・人口の6%にあたる「共産党員」が、行政や司法機関、企業や農村などあらゆる部門で指導的な役割を果たす(中国社会のエリート)。党員には不逮捕特権があり、警察も検察も手を出せない。入党(18歳以上)には党員2人の推薦の他、学業成績や家庭の政治的背景などの厳格な審査を経て、党による思想教育などを受ける必要がある。正式な党員になるには少なくとも1年以上を要する。 ・毛沢東(1893-1976)が「百花斉放・百家争鳴」の方針を示す(1956)。しかし、共産党を批判すると「右派」のレッテルが貼られ、弾圧を受ける(反党・反社会主義の「毒草」)。 ○大躍進政策(1958-61)から文革(1966-76)へ ・「大躍進政策」での「庭先での溶鉱炉建設」などの失敗。1958から61年にかけて、3000万人以上が餓死。毛沢東の権威が揺らぎ、国家主席の座を劉少奇に譲る(共産党主席の座にはとどまる)。劉少奇は、大躍進政策での飢饉は毛沢東による人災と非難。毛沢東が権力を再び手にいれるために始めたのが「文化大革命」。 ・劉少奇と鄧小平の登場は、毛沢東の地位の相対的な低下を意味した。そこで、毛沢東は彼らを「実権派」(権力主義者)「走資派」(資本主義者)と決め付け、糾弾する。そのために展開した大衆運動を「文化大革命」と呼ぶ。 ・「造反有理」のスローガンの下、「紅衛兵」(毛沢東によって動員された学生、工場労働者)は、権力者(役所幹部、官僚)に「腐敗分子」と書いた帽子をかぶせ「自己批判」を迫る(ジェット式)。「紅衛兵」は暴走(警察も止められない)、宗教施設や文化財を破壊。学校や職場も機能しなくなった(四旧打破)。 ・文革での死者は1000万人とも。1968年、劉少奇は失脚、翌年死亡。鄧小平も地方に追いやられる。暴走と内部抗争を繰り返す「紅衛兵」は、農村に追いやられ、多くは重労働で病死。 ○改革開放路線(1981-)から民主化運動へ ・毛沢東が死去(1976)すると、鄧小平は中央に復帰。「改革・開放政策」(1978年)で、資本主義を取り入れる。 ・「改革・開放政策」を機に民主化運動が高まる。1981年に共産党主席となった胡耀邦は民主化要求を容認(共産党保守派はこれを認めず、辞任へ)。胡耀邦は1989年4月死去。追悼の声が高まり天安門広場に集まる。1989年5月のゴルバチョフ書記長の中国訪問を機会にし、民主化運動を世界のメディアに訴えようとした。 ・民主化運動を容認する趙紫陽は、鄧小平が民主化運動を「動乱」と決めつけたと明言。戒厳令の布告や人民解放軍の投入で学生たちを排除する。 ・共産党は、「六四情報」(天安門事件)を封印。死者は1万人以上ともいわれる(イギリス外交文書)。 ・この事件以降、中国は徹底した「愛国教育」と「反日教育」へ。文革が60年代の世界に与えた影響は大きく、世界各地で社会運動や反政府運動が巻き起こった。記者も攻撃対象となり、文革の実像を報道できなかった。
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ざっくりと国際情勢についての理解を深めることができた。(広くやや浅くという感じ) ただ、日米関係の歴史について語っている部分では新たに知るところが多く、面白かった。
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・この本を一言で表すと ニュースの疑問をその歴史的背景から理解する本。 ・読み終わって感じたこと 米軍基地問題の背景が深くわかった。 ・印象に残ったシーン 日本の公文書を後世に残さず破棄する悪き風習は今の加計学園や桜を見る会の問題にも同じことが言える。 ・こういう人におすす...
・この本を一言で表すと ニュースの疑問をその歴史的背景から理解する本。 ・読み終わって感じたこと 米軍基地問題の背景が深くわかった。 ・印象に残ったシーン 日本の公文書を後世に残さず破棄する悪き風習は今の加計学園や桜を見る会の問題にも同じことが言える。 ・こういう人におすすめ 日々、目にするニュースを深く理解したい人
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知らんかった事がいっぱいで勉強なった。 中学校の時以来の世界史で思い出す事もあり、知らん事もあり読んで良かった。
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なんでニュースでそんなに取り上げられるのだろうと 思っていたことが理解できた。 思惑通りにしたい国だったり、振り回された国だったり それぞれの国には、それぞれの背景があり事情があるから 今も世界で揉め事が起きているんだと納得した。 学生時代の世界史や政治・経済の授業でやってたなー...
なんでニュースでそんなに取り上げられるのだろうと 思っていたことが理解できた。 思惑通りにしたい国だったり、振り回された国だったり それぞれの国には、それぞれの背景があり事情があるから 今も世界で揉め事が起きているんだと納得した。 学生時代の世界史や政治・経済の授業でやってたなーと思い出して なんでもっと真剣に授業を受けなかったのかと少し反省しました。分かると楽しい。
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