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知的再武装60のヒント の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2020/04/15

文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。 とにかくよく勉強され、教養を身につけ...

文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。 とにかくよく勉強され、教養を身につけておられる二人による「人生の後半である45歳を超えたら、どうやって勉強し続けるか」についての心がけや、方法論を60のトピックスに分けて紹介する内容となっています。 全てが共感できる項目、参考になる項目というわけではないですが、私にとってヒットした項目をいくつか列挙します。 ・理系の知識を身に着けたいなら講談社ブルーバックスは大変お勧めである ・45歳を過ぎたら新しいことはほとんど頭に入らない。自分の頭はバケツではなく、ザルと思った方がいい。ただ、ザルでも水を救うことを諦めてはだめだ ・読書していて眠くなったら音読する ・誰かにアウトプットする(話す)前提で本を読んだら、より定着する ・「分かりやすい」説明は危険。現実に起こっている事象は、そんなに簡単に説明できることばかりではない ・リアルな書店に足を運ぶことは、自分が思っているのとは異なる立場の本との出会いがある ・ネットを通じての連絡、返信はスマホでなくPCを使う。絵文字が使えないから表現が磨かれ、文章全体を眺めることができるので、きっちりと読める ・自ら疑うことを放棄すると、フェイクニュースに騙されやすくなる。 ・本当に怖いのは、加齢による記憶力の衰えではなく、好奇心の衰えである

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2020/04/12

私たちはいずれ死ぬ。 死ぬまでの時間はおおよそ算出することができる。 その時間の範囲で何ができるかを考えよう。 そのヒントを、二人の知性が経験に基づいて教えてくれる。 至るところで述べられていることと同じではあるが、なかなか刺激を受ける。 計画立てて勉強していこうと思う。

Posted byブクログ

2020/04/12

本書は、二人の巨人が「学習・勉強」の持つ意味を赤裸々に語り合う凄い本である。読むと「知識を得ること」は「楽しく生きること」なのだという事がわかってくる。 本書は言う「45歳までに新しいことを積極的にやった方がいい」。残念小生は本書を読むのが20年遅かった。 読む中で「知の世界」の...

本書は、二人の巨人が「学習・勉強」の持つ意味を赤裸々に語り合う凄い本である。読むと「知識を得ること」は「楽しく生きること」なのだという事がわかってくる。 本書は言う「45歳までに新しいことを積極的にやった方がいい」。残念小生は本書を読むのが20年遅かった。 読む中で「知の世界」の奥深さと拡がりがほの見え、小生も門前の小僧ぐらいにはなりたいと思った。 また、この二人の「生活パターン」と「知的生活」を知るだけでも「生き方のノウハウ」を得られる。 60歳以降の「ヒント」には身につまされる思いをもつし、「対話のノウハウ」は実にシニカル。愉快なところもある面白い本である。

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2020/04/04

英検準一級程度の資格を取れない限り、AIを利用して語学を身につけるべき。 音読をし、その内容をレコーダーに取ることで反芻する。

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2020/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 第1章  何を学ぶべきか 第2章  いかに学ぶべきか 第3章  いかに学び続けるか 第4章  今の時代をいかに学ぶか 第5章  いかに対話するか <内容> 佐藤優と池上彰という、知の巨匠の対話によるもの。ハウツーものと思うとちょっとずれる。もちろんそういう部分もあるが、中盤から知的再武装のための思想というか心構えというか、そういう話になっていく。卑近な部分(定年後の妻との接し方)からもっと高尚な思想まで、その辺のハウツーものよりも役立つだろう。

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2020/03/31

池上 NHK 54歳で辞めた ヘーゲル 合理的なものは存在し、存在するものは合理的である 自分の限界を知ることと、何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事になってくる ガンジー 明日死ぬと思っていきなさい。永遠に生きると思って学びなさい ヨーロッパ master...

池上 NHK 54歳で辞めた ヘーゲル 合理的なものは存在し、存在するものは合理的である 自分の限界を知ることと、何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事になってくる ガンジー 明日死ぬと思っていきなさい。永遠に生きると思って学びなさい ヨーロッパ master/visa 、 amex 使えない所あり JCB ハワイとアメリカの西海岸はよい、その他はだめ モスクはでは圧倒的に強い(日本人は焦げ付かせることが少ないから) 光文社 古典の新訳シリーズ 日本国勢図会 世界国勢図会 ラスベガスはカジノがあるので、5つ星ホテルが日本のビジネスホテルなみ 飛行機はエコノミーで5泊6日で10万 新幹線 60号以下の数字ののぞみは必ず避ける ひかりもときどき 静岡と浜松しかとまらない速いものもある サイバーカスケード ある考えや思想を同じくする人々がネット上で結びついた結果、異なる意見を排除する閉鎖的なコミュニティを作ってしまうおそれがある ラッセルのパラドックス すべてを疑えは真偽を決定できない自己言及命題 クレタ人はみな嘘つきだ、とクレタ人がいった 一箇所で鍛えられた土地勘をもっていれば、他の場所へ行っても、怪しいなということは気づく カルロス・ゴーン事件と鈴木宗男事件の類似性 KGBスパイ式記憶術 三代目襲名 アマゾンプライムビデオ 教養とは何かと言えば、適切な場面で立ち止まれることです 60歳の壁あたりのときに、やることをちゃんと見つけているかどうかで大変な違いがある 同期会にでることで、自分は今、なにもしていないと発見するきっかけにすればいい 鈴木宗男さんに教えられたのは、「歴史においては、とにかく長く生きることだ」だから中曽根先生の勝ちなんだ 関西学院大学 学生と教師の交流が抜群 美しい西宮上ケ原キャンパス 教師の面倒見がいいのは、メソジスト 島本理生 ナラタージュ SNSなんかやらないのが一番 ツイッタでもなんでも、見るだけにするのが肝心 書き込みを始めると、泥沼にはまったり、炎上したりするんです 鈴木宗男事件から学んだ教訓 重要なのは何かと言えば、やっぱり筋を通すことです。そこで人に何かをかぶせて生き残ろうとする人間は、結局は信頼を失います 本当に怖いのは記憶力の衰えでなく、好奇心の衰えだ

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2020/09/13

佐藤さんと池上さんの対談は常に刺激に満ちており、新刊を常に楽しみに待ちわびているシリーズでもある。 今回は主に45歳以上の読者を念頭においているとのことだがその前でも十分に役立つ知識と知恵が詰まっている。 40代を超えてからの再勉強の目的・手段として、非常に明快な言葉とわかり...

佐藤さんと池上さんの対談は常に刺激に満ちており、新刊を常に楽しみに待ちわびているシリーズでもある。 今回は主に45歳以上の読者を念頭においているとのことだがその前でも十分に役立つ知識と知恵が詰まっている。 40代を超えてからの再勉強の目的・手段として、非常に明快な言葉とわかりやすいエピソードでまとめられており、 また、推薦図書も多くあげられており、また読みたい本が増えてしまった。うれしくもあり、悩みどころでもある。

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2020/03/25

このコンビの本、加速度的に増えているような気がする。売れるんだろうね。俺も買っちまってるけど。教養エンタメとして、楽しませてくれる確かな芸はあるよ。本書では40代後半の年代と60代に入ってからの二つの世代を中心として論じている。後半だったせいか、定年を迎えて以降の夫婦の軋轢につい...

このコンビの本、加速度的に増えているような気がする。売れるんだろうね。俺も買っちまってるけど。教養エンタメとして、楽しませてくれる確かな芸はあるよ。本書では40代後半の年代と60代に入ってからの二つの世代を中心として論じている。後半だったせいか、定年を迎えて以降の夫婦の軋轢について、妙に実感を込めて語って見せるあたり、あれは事実というよりも芸の領域だったんじゃないかな。ちょっと狙ってない?という雰囲気は感じたもの。 このコンビの本はすべてとは言わないまでも、けっこう読んでいる。とはいえ、今回は笑いに振られたところも含めて、新鮮に楽しめた気はした。

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2020/03/21

池上彰(1950年~)氏は、慶應大(経)卒、元NHKの記者、ニュースキャスターを経て、現在フリージャーナリスト、東工大リベラルアーツ研究教育院特命教授。 佐藤優(1960年~)氏は、同志社大院(神)卒、元外交官。2002年5月、鈴木宗男事件に絡む背任容疑で逮捕され、512日間勾留...

池上彰(1950年~)氏は、慶應大(経)卒、元NHKの記者、ニュースキャスターを経て、現在フリージャーナリスト、東工大リベラルアーツ研究教育院特命教授。 佐藤優(1960年~)氏は、同志社大院(神)卒、元外交官。2002年5月、鈴木宗男事件に絡む背任容疑で逮捕され、512日間勾留された後、作家に転じ、2006年『自壊する帝国』 で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。同志社大神学部客員教授。 現代日本を代表する知の達人二人が、45歳を人生の折り返し地点、60歳を人生の壁、と位置付け、その世代に向けて、「知的再武装」をするために、何を学ぶべきか、いかに学ぶべきか、いかに学び続けるか、今の時代をいかに学ぶか、いかに対話するか、の60のヒントを語ったものである。因みに、現在、池上氏は69歳、佐藤氏は60歳。 私は50代半ばの会社員であるが、“45歳”についての、佐藤氏「45歳が非常に重要な折り返し地点ではないかと思うんです。」、「45歳までに手掛けたこと以外は、たぶん次なる仕事には使えない・・・だから、45歳までに自分は何をやったのか。そのリスト作りをすることは、非常に重要なんじゃないでしょうか。」という指摘には、経験的に大いに共感を覚える。 また、“60歳”については、佐藤氏「自分の会社で延長する再雇用というのは、本当に考えものですよ。」、「60歳から65歳までの5年間というのは、残りの健康寿命の10年間を考えた場合、すごく大切なんです。」、池上氏「60歳の壁あたりのときに、やることをちゃんと見つけているかどうかで大変な違いが出てきます。」という語りには、なるほど心せねば。。。と思うのである。 そして、本書の最大のテーマである、なぜ「知的再武装」をしなければならないのか? については、佐藤氏は「「知的再武装」の最終目的は何かというと、良く死んでいくことです。最後、どういうふうにして自分の人生を終わりにするか。死にどうやって向かい合っていくのか。・・・武装している人と武装していない人では何が違うかと言えば、不安の度合いなんでしょう。」と述べ、池上氏は「自分の人生、何だったっけと思い出すときに、自分はどんな知的な経験を積んできたのだろうか、どんな道を来たのだろうかと改めて振り返ってみることです。」と語っているのだが、これは、人生の後半に向けて何を求めたらいいのかという、多くの人びとの共通の悩みに対する、ひとつの羅針盤となってくれるような気がする。 具体的な60のヒント、紹介されている多数の書籍などからも、多くの気付きが得られる一冊である。 (2020年3月了)

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