知的再武装60のヒント の商品レビュー
中年から先、如何にして学びを日常として生活していくかを60のヒントとして提言している。池上彰さんと佐藤優さんの対談。 各ヒントで、いくつかの書籍が紹介される。本から得たものを記憶に定着させるには、アウトプットを意識しておくことが大切(ヒント25)なんてことも書いてある。私がぜひ読...
中年から先、如何にして学びを日常として生活していくかを60のヒントとして提言している。池上彰さんと佐藤優さんの対談。 各ヒントで、いくつかの書籍が紹介される。本から得たものを記憶に定着させるには、アウトプットを意識しておくことが大切(ヒント25)なんてことも書いてある。私がぜひ読んでみたいと思った本をメモしておく。 『KGBスパイ式記憶術』水王舎 『ヒトラーの秘密図書館』文春文庫 実践的な処世術についても触れている。雇用延長を同じ職場ではしないほうがいい(ヒント37)、はまってしまうのでYoutubeには気をつけろ(ヒント44)など。 二人の対話についていけないところもありますが、できるものを試してみて、自分の人生を歩んでいくことが、本書の学びを実践したことになるのでしょう。
Posted by
40台後半となる自分にとっては、面白い内容が多く含まれており、中高年の今後の学習に対しての指針となりうるものであった。 主に心に刺さったところ ・勉強することが意欲につながる 。何をあきらめて何を伸ばすかを見切る。大人の勉強は好きなことだけ。 ・必要な知識を得るためにどのくらいの...
40台後半となる自分にとっては、面白い内容が多く含まれており、中高年の今後の学習に対しての指針となりうるものであった。 主に心に刺さったところ ・勉強することが意欲につながる 。何をあきらめて何を伸ばすかを見切る。大人の勉強は好きなことだけ。 ・必要な知識を得るためにどのくらいの時間が必要か見極めること。時間は有限資源。 ・語学(英語)学習は終点がないからゴール設定を決めておく。英検準一級ぐらいが一つの踊り場。 ・アウトプットは重要。誰かに話すことを前提に本を読んだり、学習することをお勧め。おのずと理解力も高まる。(プレッシャーも高まるが) ・短いネットニュースや、平易に噛み砕いて説明してくれるワイドショーが流行っていることに警鐘を鳴らしている。(自分で考えるためにはそれなりに学習を積んだ教養が必要) ・配偶者との対話術を60代でもう一度訓練しなおす必要がある。 バックグラウンドは異なる2人の対話の書籍だが、今後の生き方に大いに参考になるもんだった。
Posted by
「45歳の折り返し地点」と「60歳の壁」をいかに乗り越えるか。達人2人が明かす秘中の秘!(目次) 第1章 何を学ぶべきか(45歳は重要な折り返し地点。45歳までに自分は何をやったのか。そのリスト作りをする/年に一度ぐらい、自分がこの一年で何をやってきたか、蓄積したことは何かの、棚...
「45歳の折り返し地点」と「60歳の壁」をいかに乗り越えるか。達人2人が明かす秘中の秘!(目次) 第1章 何を学ぶべきか(45歳は重要な折り返し地点。45歳までに自分は何をやったのか。そのリスト作りをする/年に一度ぐらい、自分がこの一年で何をやってきたか、蓄積したことは何かの、棚卸しをしてみる) 第2章 いかに学ぶべきか(まずは本棚を買う。次に、落ち着いて勉強できる場所を確保する/新幹線のグリーン車というのも良い読書空間。グリーン車代はちょっと奮発した喫茶店代だと思えばいい) 第3章 いかに学び続けるか(勉強を維持するために、敢えてあまり短期で完成しないことを対象にする方法もある/ヒトラーとレーニンに読書術を学ぶ。自分の頭の中で記憶して、それを血肉化すること) 第4章 今の時代をいかに学ぶか(自分の会社で延長する再雇用は考え直した方がよい/60歳の壁あたりのときに、やることをちゃんと見つけているかどうかで大変な違いが出てくる) 第5章 いかに対話するか(基本的に、伝える前に大事なのは相手のことを「聞く力」。対話には型があると知っておく/話したふりをする、結論を決めておいて押しつける、弁証法的にお互いを高める。三つの対話術を適宜使い分けることが重要)
Posted by
人生100年時代を心豊かに生きるための「知的再武装」について書かれた本。 本書の言う「知的再武装」とは、人生後半戦をより豊かに生きるための極意のことです。 人生100年時代において「45歳」は知的においては重要な折り返し地点。45歳までに自分が何をやってきたのかを振り返り、人...
人生100年時代を心豊かに生きるための「知的再武装」について書かれた本。 本書の言う「知的再武装」とは、人生後半戦をより豊かに生きるための極意のことです。 人生100年時代において「45歳」は知的においては重要な折り返し地点。45歳までに自分が何をやってきたのかを振り返り、人生の後半戦は身につけた知識や技術を究めることを知的活動の中心にしましょう。 「60歳」までにやりたいことを決めることで、その後の人生の充実度が変わってきます。 好奇心は生きる活力。好奇心を持ち続けることで人生の充実度は上がり続けます。
Posted by
さすが両巨匠。対談を通じて二人の生半可でない経験に裏打ちされた深くて広い知見にいつもながら驚かされる。 今まさに還暦を迎えた私には人生の残り時間が余り無く、本もあと400冊くらいしか読む時間が無いのかと思うと少し寂しい気もするが、されど「人生明日死ぬが如き生き、永遠に生きるが如く...
さすが両巨匠。対談を通じて二人の生半可でない経験に裏打ちされた深くて広い知見にいつもながら驚かされる。 今まさに還暦を迎えた私には人生の残り時間が余り無く、本もあと400冊くらいしか読む時間が無いのかと思うと少し寂しい気もするが、されど「人生明日死ぬが如き生き、永遠に生きるが如く学ぶ」である。良い本や映画や音楽や出会いを厳選しながら、知的再武装を図ってエンパワーをし、人生を楽しんでいきたい。
Posted by
人生を残りの時間で考えるのか… なんだかいや気持ちになるけど、これが現実でしょうかねぇ… 以下に気に入った言葉を記します。 ・明日死ぬと思って生きなさい。 永遠に生きると思って学びなさい。 マハトラガンディーの言葉。 ・中高年の学び直しで、資格マニアみたいになってしまう...
人生を残りの時間で考えるのか… なんだかいや気持ちになるけど、これが現実でしょうかねぇ… 以下に気に入った言葉を記します。 ・明日死ぬと思って生きなさい。 永遠に生きると思って学びなさい。 マハトラガンディーの言葉。 ・中高年の学び直しで、資格マニアみたいになってしまう人がいるが、それは自分の勉強というより、一種の承認欲求。 ・知識を身に付けるという観点からしたら、本は買うべきで、フリーで手に入るものは身につかない。 無理の物は価値が低いという意識がある。 お金を払うと、元を取らないといけないという心理が働く。 ・小説を読むのも映画を見るのも、単に娯楽として見るんじゃなくて、主体的に分析してみる。 学ぶことは沢山ある。 ・やりたい事があれば若きを保てる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二人とも学ぶこと、勉強といっていいのか、が好きなんだなあというのがまず伝わってくる。 45歳までに何をしてきたか、何を学んできたか、それが重要なのは確かにそうだな、と腹に落ちた。 45歳過ぎて全く新しいことを学ぼうとしても、なかなか上手くいかないのはそのとおりだろう。 知的再武装の目的が「よく死ぬため」。それもそのとおりなのだろう。 youtubeに気をつけろとか、配偶者との対話術とか、うん、確かに。今から気を付けたほうがいいな、と。 とりあえず、これまでの棚卸からはじめてみよう。
Posted by
2人が言う45歳が折り返しとすると、49歳なのでもう折り返しじゃん(汗 読書でいうと読みたい本は山ほどある。でも時間は限られている。「当たり」を見つける確率を上げていきたい。
Posted by
有限の時間をいかに生きるか。自分はどう生きるのか。無駄を省き、伸ばす部分を見極める。点と線を再構築し、過去を変える。過去を変えるというフレーズが出て来て、「マチネの終わりに」の一節を思い出す。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎回、このお二人の対談は身が引きしまる。勉強しようと思う。佐藤さんの言葉を池上さんが分かりやすく嚙み砕く感じが、今までの本と少し違うところかなと思った。だからより読みやすい。 今後も二人の出版物は出ると思うが、自分の頭で考えることと、本を読んで「わかったつもり」にならないことだ。下の引用もあくまでもメモ程度で。これが瞬時に出るようになるまで、常に勉強だと思う。 ・自分がこの一年で何をやってきたか、そういう棚卸しが必要。 ・自分の限界を知ることと、何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事。 ・医療保険、介護保険、特養、税金、年金、高額医療費の補助制度の仕組みを知る。また厚生労働省の「一般教育訓練給付金」や「専門実践教育訓練給付金」も知っておく。 ・若い人たちは自分のスペックが上がるかどうかに関しては異常に関心がある。 ・愚行権はあるが、他者危害排除の原則で、お喋りは周りの人に危害を加えている。人間として非常にカッコ悪い。学校には先生の話を聞きに来ている。 ・90分授業で30分はシンプルメッセージのレポート。集中力の問題。 ・5回か6回のコースで十何万円で高かったけど、高いだけのことはあった。 ・看板をちゃんとした人がやっているものは、内容も値段に比例する。あと、長く続いているところは大丈夫。 ・サイバーカスケードの問題。 ・語学の習得は基本的に一対一。大学の語学教育がボロボロだからこそ、こういうところが商売になっている。 ・iphoneがないときに、どうするか。 ・より危ないのは「れいわ」。マルクスの「ルイ・ボナパルトのブリュメール」。 ・筋を通す。人に何かを被せて生き残ろうとする人間は、結局は信頼を失う。
Posted by