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〈あの絵〉のまえで の商品レビュー

3.9

144件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/03/31

時を超えて、つながるもの。それが絵画。 マハさんの6つの物語が収納された本作。登場人物の立場も、それぞれの絵との向き合い方も、そもそもの絵画作品もバラバラではあるものの、「あの絵」のまえでつながるひとたちに、どこか心温まるものがあった。

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2024/03/06

また素敵な絵と物語と、美術館にも出逢えた。 世の中には一生で読みきれないほどの本があるけれど、絵も、一生で見きれないほどあるんだな… 行ってみたい場所、見たい絵が増えた。 物語としては『窓辺の小鳥たち』『豊饒』『聖夜』が、、、『聖夜』が絵も込みで特に好きだなぁ "あの絵の前...

また素敵な絵と物語と、美術館にも出逢えた。 世の中には一生で読みきれないほどの本があるけれど、絵も、一生で見きれないほどあるんだな… 行ってみたい場所、見たい絵が増えた。 物語としては『窓辺の小鳥たち』『豊饒』『聖夜』が、、、『聖夜』が絵も込みで特に好きだなぁ "あの絵の前で"待ち合わせ、って憧れる

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2024/03/05

どの絵にも会いに行きたくなってしまう。 そんなマハさんの短編集でした。 マハさんのおかげで大原美術館を知り、ずっと行きたいと思っているのに未だ行けず。 ポーラ美術館も訪れてみたかった場所です。 最後の「さざなみ」で舞台となっている直島には、私がアートの知識なんてまったくない頃...

どの絵にも会いに行きたくなってしまう。 そんなマハさんの短編集でした。 マハさんのおかげで大原美術館を知り、ずっと行きたいと思っているのに未だ行けず。 ポーラ美術館も訪れてみたかった場所です。 最後の「さざなみ」で舞台となっている直島には、私がアートの知識なんてまったくない頃に友人に誘われて行きました。 その旅行でアートにはまり始めたと言っても過言ではないと思います。 それくらいおだかやな優しい時間の流れる別世界です。 地中美術館は中に入らなかったので、こちらもまた訪問しないとですね。 どんどん行きたいところが増えるじゃないですか。 I want to see you in front of the work. Then, what kind of things can we talk about?

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2024/02/04

みどもんの引越しが終わらない… ってな事で、原田マハの『〈あの絵〉のまえで』 ハッピー・バースデー 窓辺の小鳥たち 檸檬 豊饒 聖夜 さざなみ の短編集。 どれもええ話 特にハッピー・バースデーは広島、カープ、ゴッホの話で広島県人としてマハさんがカープの話を書いてくれ...

みどもんの引越しが終わらない… ってな事で、原田マハの『〈あの絵〉のまえで』 ハッピー・バースデー 窓辺の小鳥たち 檸檬 豊饒 聖夜 さざなみ の短編集。 どれもええ話 特にハッピー・バースデーは広島、カープ、ゴッホの話で広島県人としてマハさんがカープの話を書いてくれるのが堪らなく嬉しかった さざなみはモネの睡蓮で、行ったことがある直島の地中海美術館のモネの睡蓮を思い出して鳥肌が立った あの絵を観れてこの話を読むと、あの感動が蘇ってきて、またモネに会いに行きたくなるなぁ どれもええ話で、全部の美術館に行きたくなるやつね #2021年18冊目

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2024/01/20

美術の知識がないため、作品を検索しながら読んだ。どの作品も、物語も、心の奥が温かくなるような気がした。それぞれの物語の続きに暗闇の中を照らす一筋の光が見えるようなところもよかった。

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2024/01/15

読後とても穏やかで優しい気持ちになれる本。現代社会の中でせかせかしていた気持ちがホッと落ち着く。原田さんの文章は見たこともない絵なのにその魅力が自然と伝わってくるから凄い。 こんな世界夢物語であり得ない、って思う人もいるかもしれないけどこの優しい世界がどこかにあっても良いんじゃな...

読後とても穏やかで優しい気持ちになれる本。現代社会の中でせかせかしていた気持ちがホッと落ち着く。原田さんの文章は見たこともない絵なのにその魅力が自然と伝わってくるから凄い。 こんな世界夢物語であり得ない、って思う人もいるかもしれないけどこの優しい世界がどこかにあっても良いんじゃないかと思うし、現実世界もこうであっていてほしいと思う。自分の幸せは自分で決めていいし、自分を信じていいと思える。

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2023/12/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

6人の画家と絵、美術館が出てくる短編集。 どの話も読みやすく、小さな希望に向かって前を向いて生きていく主人公の話が清々しく、心地よかった。柔らかい朝日が差し込む部屋で読みたくなる本。お話は、「窓辺の小鳥たち」が好き。 またどの話も美術館が出てくるので、この本を読んで、訪れてみたい美術館ができた。特に、地中美術館に行ってみたい。 以下メモ ・ハッピーバースデー 「ドービニーの庭」  フィンセント・ファン・ゴッホ   ひろしま美術館 ・窓辺の小鳥たち 「鳥籠」パブロ・ピカソ  大原美術館 ・檸檬 「砂糖壺、梨とテーブルクロス」  ポール・セザンヌ   ポーラ美術館 ・豊饒 「オイゲニア・プリマフェージの肖像」  グスタフ・クリムト  豊田市美術館 ・聖夜 「白馬の森」東山魁夷  長野県信濃美術館 ・さざなみ 「睡蓮」 クロード・モネ  地中美術館

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2023/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・短編集で、すごく読みやすかった。  それぞれ実在する美術館と絵画が登場し、  主人公の現実味が増した。 ・『ハッピー・バースデー』の主人公は、なかなか決まらない就活で忙しいなか、自分の誕生日(8/6)やその誕生日は母と慰霊碑に毎年行っていたのに、忘れてしまう。 忘れたことを自分自身ですごく責めるシーンがあるが、本当に大事にしたいことを忙しさで蔑ろにしてしまった時の気持ちがすごく共感できる。 ・『豊穣』の主人公の女性は、小説家を目指して一人暮らしして、うまくいかずサクラレビューをしている。そこに隣に越してきた老年の女性と過ごして、小説を読んでもらうという約束をしたちめに、一念発起して小説を書く。 冒頭が、イルミネーションのある家を妬ましく思い、隣の男女の深夜の喧嘩を五月蝿く思うところからはじまる。 生活が変わっていく中で、主人公は昼夜逆転の生活ではなくなり、クロワッサンを歩いて買いに行き、コーヒーを自分で挽いて、レビューの仕事はサクラではしなくなり、モニターになっていった。 隣の男女の喧嘩は、寝る時間が変わったことで聞こえなくなり、それを幸せと言っている。 辞めさせるんじゃ無くて、聞こえないようにする、遠ざけることで幸せだと思える状態になる。 自分にとってストレスない生活を手に入れていく。 これは私が生きていく上でも、思い出していきたい。 ・『さざなみ』が、病気で理不尽に解雇されてしまった主人公の女性が、直島のアートのパワーと睡蓮の絵画で、パワーをチャージしているところが、私まで清々しい気持ちになった。

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2023/07/18

6篇のストーリー。どの作品もとても素敵でした。 個人的には6つめの「さざなみ」で足を運んだことのある地中美術館でモネの睡蓮を見て私も同じように言葉にならない感動をした記憶があり、その時のことを思い出して、また行きたくなりました。 絵の前で人は素直になれて、自分の心を曝け出す。...

6篇のストーリー。どの作品もとても素敵でした。 個人的には6つめの「さざなみ」で足を運んだことのある地中美術館でモネの睡蓮を見て私も同じように言葉にならない感動をした記憶があり、その時のことを思い出して、また行きたくなりました。 絵の前で人は素直になれて、自分の心を曝け出す。 美術館はそういう場所なのだと原田マハさんの小説を読むといつもそう感じます。 美術館に行って心ゆくまで絵画鑑賞したくなる本でした。

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2023/07/02

サラサラ読みやすい。題材になった幾つかの絵については本物を見に行きたくなるくらい引き込まれた。でもあまりにサラッと終わるショートストーリーで、長く記憶に残らなさそうな、、

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