写真集 ノースウッズ 生命を与える大地 の商品レビュー
本書でも少し触れているが、若き日の著者が写真家ジム・ブランデンバーグに会いに行く過程が綴られている著書”そして、ぼくは旅に出た”を読んで興味を持った。 日本では見られない動植物や景色、大自然がたくさん楽しめる。
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4.25日BSでワイルドライフ選「カナダノースウッズ バイソン群れる原生林を行く写真家大竹英洋」を見た。写真集が2020年の土門拳賞を受賞したと知り見てみた。 番組では大竹氏ひとりで根気よく寒気の中を行く姿が印象的。写真集はノースウッズの動物たちと景観をあますところなく映してい...
4.25日BSでワイルドライフ選「カナダノースウッズ バイソン群れる原生林を行く写真家大竹英洋」を見た。写真集が2020年の土門拳賞を受賞したと知り見てみた。 番組では大竹氏ひとりで根気よく寒気の中を行く姿が印象的。写真集はノースウッズの動物たちと景観をあますところなく映していた。自身のテントの写真や食事なども映っていて、テント内では持ち運びできる薪ストーブを使っているので、ムース皮でできたマクラックとよばれる伝統的な防寒靴も一晩つるしておけば乾くとのこと。つるした写真が載っている。フライパンでバノックというスコットランド伝来のパンを焼いている。 さらに序文にはジム・ブランデンバーグ氏。氏の住むノースウッズの自宅(ノースウッズ南端ミネソタ州イリー)に大竹氏が訪ねてきたのが初めて会った時だったとあった。なんどジム・ブランデンバーグ氏も最近ブクログメンバーの本棚でオオカミの本を見て、借りてきたところだった。 一橋大学 対談 https://www.hit-u.ac.jp/hq-mag/people/452_20210902/ 2020.2.22第1刷 図書館
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目にしたことない多くの生き物に触れさせてくれる。 自然の逞しく力強い姿を魅せてくれる。 手に取ってよかったと、感じさせてくれる一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界最大級の原生林、ノースウッズを舞台に自然写真家として活躍する大竹英洋さんの写真集。この分厚い写真集が3000円を切る価格で手に入るということで、図書館で借りて読んだにも関わらず、その後にAmazonでポチっと押してしまった。 眩い朝の光が、葉っぱに滴る雫が、動物たちの呼吸が、植物たちの息吹がとても印象的な写真で、大竹さんがいかにこの地を愛しているかが伝わってくる。 写真家がなにを見て、なにを撮りたいと思ってシャッターを切ったのか。 その視点が強く伝わってくるので、写真を撮りたいと思う人にとって参考となる一冊。 ちなみに、まだ何者でもなかった大竹英洋さんが、いかにしてノースウッズにたどり着いたのかを書いたそして、ぼくは旅に出た。そして、ぼくは旅に出たも、「心からオススメできる面白い「旅の本・紀行文20冊」」で紹介している。 とても素敵な本なのでぜひ読んでみてほしい。
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久しぶりに凄い写真集に出会った。これほど人との接触がない自然は、久しぶり。日本の山岳写真集が、人の往来の激しい所と再確認させられた。無垢の自然の素晴らしさ、美しさ。只々感動。
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大竹英洋さん 初の写真集で土門拳賞 北米の大自然と人 撮影20年 2021/6/8付日本経済新聞 夕刊 北米大陸の北緯45度から60度にかけて広がる森林帯ノースウッズ。日本が8つほど入る広大な土地で20年撮影を続け、写真集「ノースウッズ」で第40回土門拳賞を受賞した。「一つ一つ扉...
大竹英洋さん 初の写真集で土門拳賞 北米の大自然と人 撮影20年 2021/6/8付日本経済新聞 夕刊 北米大陸の北緯45度から60度にかけて広がる森林帯ノースウッズ。日本が8つほど入る広大な土地で20年撮影を続け、写真集「ノースウッズ」で第40回土門拳賞を受賞した。「一つ一つ扉を開けていったら20年たった。行く度に新しい発見をくれる場所」と話す。 大学時代にワンダーフォーゲル部に所属し、自然の美しさに魅了された。「ヘッドランプの明かりしかない山中で、普段当たり前にある電気や水について考えた。自然の中に行けば、もっと色々なことが見えるかもしれない」 ノースウッズへの道はふとしたことから開けた。「4年生のときオオカミの夢を見た。次の日、図書館で写真家ジム・ブランデンバーグのオオカミの写真集を見て弟子にしてほしいと手紙を書いた」。卒業後、訪ねたジムの自宅はノースウッズにあった。弟子入りはできなかったが、人生を懸けるテーマと出合った。 以来、日本と往復しながら撮影を続ける。日本ではアルバイトをして撮影資金をためる。先が見えず精神的に参ったこともある。この初の写真集を出版したときには40代半ばになっていた。「撮るべき対象と出合えず発表する作品もなかった。オオカミはまだ満足のいくものは撮れていない」 写真集では自然や動物の生命力が目を引くが、撮影対象はそれだけではない。狩猟生活を続ける先住民の伝統や文化も記録する。「自分は動物写真家ではない。人と自然が交わるところに生まれる物語が撮りたい。まだまだ知られていないこの土地を世界に伝えたい」。ほかの土地には目もくれずノースウッズを追い続ける。9日までニコンプラザ大阪THE GALLERYで写真展を開催中。
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ノースウッズという北米大陸北緯45~60度の森林/湖水地帯、そこに居を構えるネイチャーフォトグラファー大竹英洋さんの写真集、買ってみました。 集大成的作品だけあって魅せる写真が多く、ノースウッズの素晴らしさがタップリ詰まっていると思いました。 そんな中、多くの写真を見て(毎々...
ノースウッズという北米大陸北緯45~60度の森林/湖水地帯、そこに居を構えるネイチャーフォトグラファー大竹英洋さんの写真集、買ってみました。 集大成的作品だけあって魅せる写真が多く、ノースウッズの素晴らしさがタップリ詰まっていると思いました。 そんな中、多くの写真を見て(毎々ながら)思うことは、人生一度きり、現地に一度赴きノースウッズの自然を体感したい...!それに尽きますでしょうか。 湖水地帯ならではの、足よりもカヌーで移動をつづげる旅、過酷なのは承知だけど面白そうだし、世間や周りの目を気にせずもっと遊び倒さなくちゃって、(毎度のことながら)思いました。
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写真はどれも素晴らしい。どうやって撮ったのか想像できない俯瞰の構図であったり、クローズアップであったり、他にない一瞬を捉えた写真の数々。特にクレジットはありません。これでいいと思います。
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偶然が重なり、写真家の名前を知る。その作品の世界に魅入られると同時に、写された風景が自分の心に入り込んでくる。10年前、20年前ではなく、今だからこそ感じる心ができていると思う。単に、動物だけではなく、風景だけでもない。そこにある世界を旅して感じるすべてが伝わる写真集だ。 ...
偶然が重なり、写真家の名前を知る。その作品の世界に魅入られると同時に、写された風景が自分の心に入り込んでくる。10年前、20年前ではなく、今だからこそ感じる心ができていると思う。単に、動物だけではなく、風景だけでもない。そこにある世界を旅して感じるすべてが伝わる写真集だ。 著者の児童向け作品のほうが、版サイズが大きく、より伝わる作品もあるので併せて入手をお勧めする。
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