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着せる女 の商品レビュー

4.4

18件のお客様レビュー

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2020/06/30

最初の写真、 正直ただのおっさんにしか 見えなかったのが、 読んで見る目が変わった。 男性のおしゃれは奥が深い。

Posted byブクログ

2020/06/26

スーツ選びについて大変面白く書かれた本。なるほどスーツをちゃんと着るということはこういう選び方をしなければならないのかと思わせる。ややコミカルなタッチもうまいしこの本にふさわしい。(ちょうど著者の受けていたセクハラ事件の渦中と被る時期なのであえてこのような文体にしたということもあ...

スーツ選びについて大変面白く書かれた本。なるほどスーツをちゃんと着るということはこういう選び方をしなければならないのかと思わせる。ややコミカルなタッチもうまいしこの本にふさわしい。(ちょうど著者の受けていたセクハラ事件の渦中と被る時期なのであえてこのような文体にしたということもあるのか?) で、スーツ選びに共感できたかというと残念ながらそうはならなかった。現在の年齢・立場で必要がないということもあり、やはり服装に興味があまりないということもある。グルメ本をいくら読んでも食事というものに基本興味がないと料理に興味が向かないのと同じようなものか。 まあ、もう20年前にこういう本を読めばまた違ったかもしれないが。

Posted byブクログ

2020/06/21

本の雑誌連載中から面白いなと思って読んでいた 自分が洋服も本も好きなのでぴったり ときどき出てくる本の世界をベースにしたスーツの世界の案内が面白い 法政大学出版局とか(笑) 僕も鴨田さんにスーツを見繕ってほしい 今更だが内澤旬子さんの本をたくさん読んできていることに驚き ...

本の雑誌連載中から面白いなと思って読んでいた 自分が洋服も本も好きなのでぴったり ときどき出てくる本の世界をベースにしたスーツの世界の案内が面白い 法政大学出版局とか(笑) 僕も鴨田さんにスーツを見繕ってほしい 今更だが内澤旬子さんの本をたくさん読んできていることに驚き 興味関心が似通っているのだろう

Posted byブクログ

2020/06/10

 体にフィットしていない服(スーツ)を身にまとう男性が気になり、さあジャストフィットした服を身にまとうがよい!と著者の内澤旬子さんが買い物に同行する本。もちろん服を買うのは男性当人の自腹である。  著者の内澤さんの着るものに対する情熱もさることながら、バーニーズニューヨークのフ...

 体にフィットしていない服(スーツ)を身にまとう男性が気になり、さあジャストフィットした服を身にまとうがよい!と著者の内澤旬子さんが買い物に同行する本。もちろん服を買うのは男性当人の自腹である。  著者の内澤さんの着るものに対する情熱もさることながら、バーニーズニューヨークのフィッターの鴨田さんもすごい。服を着てどのように見せたいのか、どう見えるのかを言葉にできる説得力よ。  今までコーディネーターなどのファッション一家言ある人、それを仕事にしている人がどう着せるかの本は読んだことがあり、それはそれで面白いのだけれど、自分にとって使えるか否かの実用書としての価値しかなかった。  けれども、さすが内澤旬子さん、自分のファッションに対するコンプレックスもさらけだし、読み物として面白いという離れ業よ。

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2020/04/06

もう最高!ケラケラ笑いながら読んだ。「本の雑誌」での連載時はもっと長かったと思うが、一番面白いところをうまくまとめてある。タマキングや高野さんの変身ぶりなど「素材」が傑作なのは言うまでもないけれど、やはりこの楽しさは内澤さんの文章の力だろう。イキオイがあって小気味がよく、私として...

もう最高!ケラケラ笑いながら読んだ。「本の雑誌」での連載時はもっと長かったと思うが、一番面白いところをうまくまとめてある。タマキングや高野さんの変身ぶりなど「素材」が傑作なのは言うまでもないけれど、やはりこの楽しさは内澤さんの文章の力だろう。イキオイがあって小気味がよく、私としては三浦しをんさんのエッセイと双璧の好ましさ。前著「ストーカー戦争」はあまりにリアルで読むのがつらかったが(あ、でもたくさんの人に読んでほしい一冊です!)、これは心から楽しめた。 「本の雑誌」炎の編集杉江さんのスーツ姿を見た娘さんが「お父さん、岡田准一みたい」と言ったそうだが、それを読んだ高野さんがツイッターで「バーニーズのスーツには幻覚作用があるのか」と書いていた(笑) 男性陣のスーツ話がほとんどなのだけど、時折言及される女性のファッションについての指摘にもうなずけるところが多々あった。ほんと、中年以上の女性が「きちんとした服」を着ようとすると「PTAおばさん」になってしまいがち。内澤さんの言うとおり、イギリスのメイ首相(当時)とか、上野千鶴子さんとか、「きちんとしつつオシャレで、貫禄を感じさせる」お洋服をお召しなのだ。高いものも(いやまあ買えないんだけど)安いものも何着ても似合わないトシになっちゃって、もう何着ていいかわかんないや!と思う今日この頃、まったくスーツをちゃんと選ぶだけで大変身できる男性はうらやましい限り。

Posted byブクログ

2020/08/08

本書の初出は、活字中毒者の愛読書「本の雑誌」の連載企画「着せ替えの手帖」。メンズファッションウォッチャーの著者が付添人となり、ファッションに疎い出版業界の7名が【至高の一着に出会い魅惑の変身を遂げる』企画。 そこに頻出するメンズファッション用語。 例えば〈段返り〉〈ドロップ〉〈...

本書の初出は、活字中毒者の愛読書「本の雑誌」の連載企画「着せ替えの手帖」。メンズファッションウォッチャーの著者が付添人となり、ファッションに疎い出版業界の7名が【至高の一着に出会い魅惑の変身を遂げる』企画。 そこに頻出するメンズファッション用語。 例えば〈段返り〉〈ドロップ〉〈本切羽〉…、意味どころかどう読みゃあいいの?って、読者の大半は思ったはず。僕は高1からメンズクラブを読んでるから理論武装はばっちりだけど、「服買うお金があれば躊躇なく本」を選ぶ読者をつかまえてのこのファッション企画はどう考えたって異質&異端な光を放つ。 当企画は著者が懇意にしている作家 宮田珠己からテレビ出演時の服装相談を受けたことが端緒となる。続いてノンフィクション作家 高野秀行からは受賞パーティー時の服装相談を受ける。ただこの段階では本の雑誌側もまさか大化けする企画に変貌を遂げるとは微塵も思っていなかったんでは…。 さて作家先生のおふたり。 アイロンかけなきゃいけないから…という理由でシャツはNG、タートルネック愛用の宮田氏、秘境探検にはスーツは無用の長物の高野氏。そんなご両名がスーツに着替えれば、見違えるばかりのエエ男。「男性のスーツフェチ」著者はあらためてスーツパワーに魅了されるとともに、そんなふたりを見事に変身させたのはスーツソムリエ〈バーニーズニューヨーク銀座店フィッター鴨田氏」の凄腕にただただ刮目する著者。ごくごく普通の中年をシュッとしたスーツジェントルマンに変身させるんですから…。 該博な知識を背景に、イメージしやすく、ウザくなく、キザにに流れず簡潔な言葉で希釈した見事なプレゼンテーション。 以後「あの野暮ったい宮田さんや高野さんがあんなにスタイリッシュになった!」という事実を前にひれ伏さんばかりの編集者が、マエストロ鴨田の前に居並ぶ。 本書を1/3ぐらい読み進め、これは〈1着のスーツをめぐる冒険譚〉というドキュメンタリーであることに気づく。鴨田氏のプロポーザルは体型はもちろんのこと、スーツ新調の目的、ファッション感や遍歴も加味し数着用意。そこから試着とシャツやネクタイとのコーデを重ねベストな1着に至る。 このドキュメントにライブ感を与えるのは著者の毒気フレーバーがトッピングされたツッコミが、before/afterの見事なコントラストに色を添える。 本書に登場した7名のおじさんたち、皆驚嘆に値するほどカッコ良く、セクシーにキュートにダンディに生まれ変わる。 そうそう、この「魅惑の変身」企画、あくまでもスーツ費用は自己負担。本の雑誌社長 浜本氏はスーツ〜靴まで総額30万円超の大人買い。 本書巻頭グラビアにはbefore/afterの画像を掲載。これを見れば、たかがスーツとは口が裂けても言えない。 スーツの世界は奥深く、哲学が備わり、高価なスーツには身体を美しく見せるための巧緻な仕掛けが施されていることを再認識。無性にパリッとしたスーツを新調したくなり、悶々としています。

Posted byブクログ

2020/02/17

まさに一気読み。ものすごくおもしろかった。 服装に無頓着な中年男子に似合うスーツをつくらせる、って話だけど、スーツ買にいってスーツ売り場の達人みたいな人が一式コーディネートしていくさまを文字で読んでるだけなのに、ものすごおおくわくわくする。この高揚感はいったいなに?っていうくらい...

まさに一気読み。ものすごくおもしろかった。 服装に無頓着な中年男子に似合うスーツをつくらせる、って話だけど、スーツ買にいってスーツ売り場の達人みたいな人が一式コーディネートしていくさまを文字で読んでるだけなのに、ものすごおおくわくわくする。この高揚感はいったいなに?っていうくらい。これぞ著者内澤旬子さんの筆力? コーディネイトされる人たち、例えば高野秀行さん、宮田珠己さんのキャラが素敵っていうのもある。宮田さんがえんじ色をこんなカサブタの色??って言ったり、しわ加工のシャツを前に、こんなシワシワでいいの?!って言ったりするのはもはや、かわいい!って感じで笑える。 もちろん、スーツについてあれやこれや奥深い知識も得られるし、スーツ着ない女性でもファッションアドバイス的に読めるところもたくさんあって楽しい。おまけに、内澤さんが直面している中年女性のなに着ていいかわからないって悩みも出てきて共感しまくったりもする。 ちょっと「クィア・アイ」ってアメリカのいわゆる変身番組を思い出したりもした。あくまで押し付けるんじゃなくて、どんな感じが好きなのか? どんなふうになりたいのか? っていうのを本人にきくところからはじめて、スーツに腰が引けてる人に自信をもたせるような感じなのもいいなあと。 人の目なんて気にせず自分が着たいものを着ればいいってのも一理あるけれども、社会で生きていくうえでは自分が人にどう見られたいか、どういうふうに自分の立ち位置を表すかっていうようなことも大切だっていうのとか、「服装」との向き合い方、みたいなことを考えさせられるところもあって、そういうのもすごくよかった。 そして、なんでかよくわからないんだけど、スーツつくるのにすべて同行した編集の杉江さんはじめ、みずからもスーツつくった「本の雑誌社」社長浜本さん含め、こんな本をつくってくれた「本の雑誌社」すごい!と思って、なんというか「本の雑誌社」への愛がめばえたような。まあ今までだって好きな出版社だったけど、これから特別に応援していきます!みたいな気持ちになった。 もっと読みたいので、続編とか女性編とかなんでもいいけどまた出してほしいー。

Posted byブクログ

2020/02/16

本の雑誌で連載してるときから毎回楽しく読んでた。 今回本になってカラー写真がついてるのでどれくらいよくなったかがわかりやすい。 ただ内澤さんも書いてるけど、スーツをかっこよく着てる人はうさんくさいし怖そうだし不倫してそうって思ってしまう。

Posted byブクログ