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グローバル資本主義VSアメリカ人 の商品レビュー

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2020/03/19

まず、アメリカとメキシコ国境地帯の「壁」に纏わる話から始まる。アメリカ滞在中にロスから国境の街ティファナへドライブしたことがあるが、トランプになってから多方面で状況が激変している様だ。この地帯はよくメディアで取り上げられるが、本書ほど実態に迫ったルポは少ない。本書では、「壁」問題...

まず、アメリカとメキシコ国境地帯の「壁」に纏わる話から始まる。アメリカ滞在中にロスから国境の街ティファナへドライブしたことがあるが、トランプになってから多方面で状況が激変している様だ。この地帯はよくメディアで取り上げられるが、本書ほど実態に迫ったルポは少ない。本書では、「壁」問題のほかに、ドラッグ、教育格差、自然エネルギー、銃規制、インディアン居留地、先端企業と落ちこぼれ、メガチャーチなどの多岐にわたる米国の問題点を扱っている。それぞれに新鮮な話題を掘り起こしていて秀逸なドキュメンタリーである。ほとんどの章の冒頭ページにQRコードがあり、それにより関連する動画を見ることができる。これは大変便利で、内容の理解が深まる。ナイス・サービスだ。

Posted byブクログ