新実存主義 の商品レビュー
一般読者向けに書かれていた「なぜ世界は存在しないのか」 に比べれば歯ごたえがあり、ある程度の哲学的素養を前提と している部分も多く、難敵であった。相変わらずマルクス・ ガブリエルの哲学については今一つ腑に落ちてこない。 何となくただの「決意表明」を読まされている気になるのは こち...
一般読者向けに書かれていた「なぜ世界は存在しないのか」 に比べれば歯ごたえがあり、ある程度の哲学的素養を前提と している部分も多く、難敵であった。相変わらずマルクス・ ガブリエルの哲学については今一つ腑に落ちてこない。 何となくただの「決意表明」を読まされている気になるのは こちらの準備が足りないからだろうか。
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新書という形態には、ある種のとっつきやすさ、入門書のような趣を求めている。 少なくとも独立した一冊として成立しているべきだ。 そういう意味で、本書は新書としては疑問符がつくというのが正直なところだ。 マルクスの論文とそれに対する識者の意見、そしてマルクスからの反論。 その往復書...
新書という形態には、ある種のとっつきやすさ、入門書のような趣を求めている。 少なくとも独立した一冊として成立しているべきだ。 そういう意味で、本書は新書としては疑問符がつくというのが正直なところだ。 マルクスの論文とそれに対する識者の意見、そしてマルクスからの反論。 その往復書簡のようなやりとりの中で、おぼろげに「新実存主義」というものがなんなのかは浮かび上がってくる。 しかし、あまりにも本書の外側にあるものを前提としすぎているのではないか。 正直いって何が俎上に上がっているのかわからないような箇所が少なからずあった。
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■990, 2020.02.01 ガブリエルの論文とそれに対するテイラーら数名の哲学者の応答または批判からなる。実質共著。ガブリエルの敵になるような素朴な還元論者があんまり思い浮かばない。藁人形論法にみえる。
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ガブリエルの著書の部分は1/3であり、あとはガブリエルの主張に対しての補足として4人が記載していて、それを最後にガブリエルが回答するという形である。従って、紙上の対談というか論文に対してのコメントのような形の書籍である。
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『なぜ世界は存在しないのか』、『私は脳ではない』とセットにして読みたい本。 簡単に理解できる本ではない。
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https://ytkssn.hatenablog.com/entry/2020/03/13/110440 P.2020/1/25
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めちゃくちゃ斬新なことを言っていると思って買ったので、拍子抜けしてしまった。 あんまり分からなかったんだけど(そしてその大部分は自分の世界観と相容れないからなのだろうが)、他の本も読まないとならないのかなという感じ。しばらくは読まないだろうが。
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新実在主義(岩波新書) 著作者:マルクス・ガブリエル 岩波書店 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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