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新実存主義 の商品レビュー

3.3

28件のお客様レビュー

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2021/01/22

『#新実存主義』 ほぼ日書評 Day320 今年初のプチ挫折本。ここ20-30年くらいの哲学の流れが頭に入っていないので、それを直接議論するものではないが、通奏低音的に流れているものが理解できないと、どうにも頭に入ってこない気がする。 https://amzn.to/3bXQx...

『#新実存主義』 ほぼ日書評 Day320 今年初のプチ挫折本。ここ20-30年くらいの哲学の流れが頭に入っていないので、それを直接議論するものではないが、通奏低音的に流れているものが理解できないと、どうにも頭に入ってこない気がする。 https://amzn.to/3bXQxpH

Posted byブクログ

2021/01/03

実存主義を完全に理解しないまま本書を読んだために半分も理解できなかった。少し分かったことは実はマルクス・ガブリエルの思想は大陸合理論からの流れであり、人間は他の動物とは異なる知性(精神)というものが存在し、これは物理の領域を超えた何かであると考えているという事。人間中心主義的な考...

実存主義を完全に理解しないまま本書を読んだために半分も理解できなかった。少し分かったことは実はマルクス・ガブリエルの思想は大陸合理論からの流れであり、人間は他の動物とは異なる知性(精神)というものが存在し、これは物理の領域を超えた何かであると考えているという事。人間中心主義的な考え方であるが、本当に物理の法則を超えた何かが存在するのか、人間が本当に他の動物とは異なるものなのかは分からない。それを思考実験で考えるのが哲学であり、人間が作ったはずの言葉がなぜかその謎を解き明かす神聖なカギとなるのが哲学。理解はできないが、何か知性的な鍛錬をした気になり少し高揚した。

Posted byブクログ

2020/08/29

理解できなかった。読み返すが腹落ちしない。 人間には理解できないことがあることはわかる。いつまでも全ては理解できない。 ただ、わかることは増えていく。その時の風景は、新実存主義とは違う気がする。 科学で世界を理解しようとするのはイデオロギーなのだろうか? カテゴリーが錯誤している...

理解できなかった。読み返すが腹落ちしない。 人間には理解できないことがあることはわかる。いつまでも全ては理解できない。 ただ、わかることは増えていく。その時の風景は、新実存主義とは違う気がする。 科学で世界を理解しようとするのはイデオロギーなのだろうか? カテゴリーが錯誤しているのではないだろうか?理解不足かもしれない。

Posted byブクログ

2020/06/28

なぜ世界は存在しないのかを読んでわからなかったことをわかるために読んだ。あいかわらず難しいが少し前進

Posted byブクログ

2020/06/16

20200525〜0614 「心=脳」の思想を揺さぶり精神の自由を取り戻すために気鋭の哲学者が提案する21世紀のための存在テーゼ。…本論の中では3人の研究者とのやり取りが収められている。西洋人はなぜ、人間は動物であるか否かに熱く語りあうのか。動物と同じだと思っちゃう日本人な自分。...

20200525〜0614 「心=脳」の思想を揺さぶり精神の自由を取り戻すために気鋭の哲学者が提案する21世紀のための存在テーゼ。…本論の中では3人の研究者とのやり取りが収められている。西洋人はなぜ、人間は動物であるか否かに熱く語りあうのか。動物と同じだと思っちゃう日本人な自分。それ以前に、哲学はヨクワカラナイ、頭が破裂しそうになった。途中何度も放り投げようとしたが、とにかく最後の1ページまで手あかを付けた。逆に東洋思想や論語君(@毎小漫画)を読みたくなったが、とりあえず手近にあったカレー沢薫氏のエッセイを読んで落ち着いた…

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2020/05/12

哲学の本は通常難解だ。いや、“哲学者以外の人間には”、とことわるべきだろう。この本もその例外ではない。基本的には、「脳」と「心」は同じものか、違うものか、を論じているのだが、唯物論だ、観念論だ、自然主義だ、実存主義だ、などと、全て自明のこととして論が進む。素人にとっては甚だ厄介で...

哲学の本は通常難解だ。いや、“哲学者以外の人間には”、とことわるべきだろう。この本もその例外ではない。基本的には、「脳」と「心」は同じものか、違うものか、を論じているのだが、唯物論だ、観念論だ、自然主義だ、実存主義だ、などと、全て自明のこととして論が進む。素人にとっては甚だ厄介で、いちいちそれってなんだっけ、と立ち止まらなければ先に進めない。著者は、「心」は「脳」とイコールではないとの立場だと思うが、それがなぜ「新実存主義」なのか。「世界はなぜ存在しないのか」という彼の言葉を見て、仏教の唯識を思い出した。

Posted byブクログ

2020/05/10
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心は脳という言葉で表されるものではなく、人間は本質なき存在であると主張することで精神の領域を広げようとしていると感じた。理解するためには、自然主義的世界観が何か、本当に行き詰まっていると言えるかを補強していきたい。

Posted byブクログ

2020/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心=脳ではなく、心で表せるたった1つのものは存在しない。むしろ心と脳はサイクリングと自転車の関係であり、脳は心の条件ではあるがそれ自体ではないという立場をとっている。人間は精神によって自身の行為を変化させる、という説明は人間と自然種の区分けとしてしっくりきた。 本書はマルクス・ガブリエルの新実存主義の説明が始めにあり、4人の識者たちの批判が加えられ、最後にガブリエルによってその批判に回答するという構成を取っている。 文章自体は難解で正直全く読み込めなかったため、今後また挑戦してみたい書籍であった。

Posted byブクログ

2020/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出ているのを知らなかったので、慌てて購入。 対話的な構成で、講談社の選書メチエから刊行されている単著と比べて、より踏み込んだ議論が展開されていた。哲学者の頭の中ってどうなっているのだろうね〜。

Posted byブクログ

2020/04/29

話題の哲学者マルクス・ガブリエルのリード論文と4名の哲学者のコメントからなる対論集。いささか仰々しい宣伝文句とは裏腹に、内容は真っ当な自然主義・還元論の批判、ヒューマニズムの擁護です。AI時代にウケがいいのも納得。精神(Geist)という大陸観念論の伝統を現代的な形式で再提出・復...

話題の哲学者マルクス・ガブリエルのリード論文と4名の哲学者のコメントからなる対論集。いささか仰々しい宣伝文句とは裏腹に、内容は真っ当な自然主義・還元論の批判、ヒューマニズムの擁護です。AI時代にウケがいいのも納得。精神(Geist)という大陸観念論の伝統を現代的な形式で再提出・復権を目指しているのも好感触で、新実存主義という括りにもさほど違和感はありません。気になったのは氏の精神史観で、この新書では明らかとなりませんが、新書サイズでは求め過ぎでしょうね。氏の他の本も読みたくなった。御年88歳のテイラーが活き活きと、ガブリエルより分かりやすくポイントを説明していたのは流石。

Posted byブクログ