気候危機 の商品レビュー
ご存知ですか、''気候非常事態宣言'' コロナウィルスの宣言と字面が似てますがこちらは世界的気候変動に対しての行動宣言です。 温室効果ガスCo2の排出削減やゼロを目指して先鋭的な企業や個人政府機関等、多くの人々が声をあげつつあ...
ご存知ですか、''気候非常事態宣言'' コロナウィルスの宣言と字面が似てますがこちらは世界的気候変動に対しての行動宣言です。 温室効果ガスCo2の排出削減やゼロを目指して先鋭的な企業や個人政府機関等、多くの人々が声をあげつつある昨今ですが、今大気中に存在する排出してしまった排出ガスは、もし今後排出ゼロだとしても500年後には未だ22%が大気中に残るとの報告が有る。 異常気象変動には温室効果ガスによる地球温暖化が最大の原因だ。その温室効果ガスは化石燃料消費が最大の原因である。衣食住全ての過程で直接間接に化石燃料を使用する。 地球人口77億人が大量の資源エネルギーを使い物を消費し大量な廃棄物を出し続けながら日々の幸福を追い求めている事は、資源や環境に大きな負荷を与えている事は想像に難くない。しかも人口は毎日増え続けているのだからこのままの状況であれば再生不可能な時代が必ずやって来る。 使い捨て経済、過剰供給・過剰消費で今の快楽を求めているだけで持続可能では無いのだ、地球倫理的な思考が必要。 日本でも頻繁に発生している豪雨も温暖化の影響だ。気温上昇で海水や山、土地が温められ水蒸気がより多く発生し大気中に蓄えられるからだ。 気候ストライキで世界的に有名となったスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんはメディア等での発言は、年齢に似合わず大人びて居て何だか作られた物様に感じその言葉が時に詩や哲学や凡そこの年齢に相応しく無い演出された様な発言は好きになれないが、感心する事は彼女一人で国会議事堂前で座込みをやり続けた事と周りの大人達がそれを受け入れ応援した事が大きな世界的な動きに繋がった。もし日本なら精神的にヤバい人か胡散臭い人と思われほぼ相手にされないだろう。その文化の違い、環境意識の違いを感じる。 本書の大半は、環境、特に気候についての研究団体、研究者、自治体等の公表データや資料の転載等で問題に対しての作者なりの希望や意見等は無く、ひたすら他所からの文言、データを引いているだけでガッカリしました。 岩波ブックレットって学生時代によく読みましたが薄い割に読み応えの有る内容だったと思いますがこの頃のブックレットは、酷く無いですか? 内容も薄っぺらい感じがするのは私だけでしょうか?
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気候危機は何が問題なのか、どのようにして問題意識が盛り上がってきたのか、各国でどのような動きがあるのかをまとめた一冊。ギュッとここ数年のエッセンスをまとめてあり、わかりやすい。最近話題に上ることもある気候非常事態宣言についても詳しい。 カーボンニュートラルに向けての先進国の取り組...
気候危機は何が問題なのか、どのようにして問題意識が盛り上がってきたのか、各国でどのような動きがあるのかをまとめた一冊。ギュッとここ数年のエッセンスをまとめてあり、わかりやすい。最近話題に上ることもある気候非常事態宣言についても詳しい。 カーボンニュートラルに向けての先進国の取り組みについても紹介されており、参考になる。 今後できることは何か、アンテナを高くしなくてはならないと思う。
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オニールらは、検討した150カ国について、持続可能な資源利用でその市民の基本的需要を満たしている国は一つもなかったと結論している。ただし、栄養、衛生、電気へのアクセス、極端な貧困の除去のような需要は地球的境界を越えることなくすべての人に対して満たすことができるとしている。一方、より高い生活の満足度を満たすためには現在の技術、社会システムの下では持続可能な消費水準の2~6倍の資源利用を必要とすると述べている。言い換えれば、資源エネルギーの使用には節度が必要だということである。この結論は当たり前のように思えるかもしれないが、詳細な研究の末に得られた結論であることに意義があると言えよう。(p.23) 気候の非常事態を宣言し動員計画の立案実施を求める請願書 ・気候危機が迫っていることを全力を挙げて市民に知らせる ・2050年までのなるべく早い時期までに温暖化ガスのゼロエミッションを達成することを目標 ・気候非常事態宣言を公表し。包括的な気候変動の緩和策、適応策、そしてエシカル消費、持続可能消費の推進策などを立案し、実施する。(pp.75-76)
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思った以上にページ数が少ない本(80ページ程度)でしたが、手軽に(その内容は決して手軽ではありませんが)読めるのは良かったです。 また世界各地のCEDを宣言した都市の状況や気候変動ストライキなど最新の情報が盛り込まれた本なので、ニュースで断片的な情報を耳にしつつも、気候危機に対し...
思った以上にページ数が少ない本(80ページ程度)でしたが、手軽に(その内容は決して手軽ではありませんが)読めるのは良かったです。 また世界各地のCEDを宣言した都市の状況や気候変動ストライキなど最新の情報が盛り込まれた本なので、ニュースで断片的な情報を耳にしつつも、気候危機に対して政治、メディア、科学者、NGO、あるいは世論がどのように取り組んでいるかあるいは扱っているかの概要を把握にするには絶好の本のように思います。 個人的に気になったキーワードして挙げたいのは「ドーナツ経済」ですかね。 ドーナツ経済は、外側の地球的境界と内側の社会的境界に挟まれたドーナツ状の部分が人類にとって安全で公正な活動空間であると考えた経済の概念図ですが、そもそもその項目や閾値の是非はともかく、定量的に検討できるのはやはり分かりやすいです。 いづれにせよ人類以外の多くの生物の屍の上に立って被害を遅らせようとも、人類に残された時間は少なく、著者のいう「革命」がすぐにでも必要ということでしょうか。ただしこの革命を起こせば、誰もが平等になったり、共産主義社会が生まれたりするものではなくディストピアの到来を少し遅らせることができるだけという全く夢物語に欠けたものですが・・・。 いい加減夢から覚めよと地球からの警告ですかね。
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非常によくまとまっており、著者のメッセージも明確だ。気候異常事態宣言CEDという言葉を初めて知った。キーワードは異常事態と動員(総力戦と言ったほうがわかる)。 気候危機なかんずく地球温暖化(ガーディアンでは地球過熱化と言っている)をなんとかしないといけないのは、よく分かった。解...
非常によくまとまっており、著者のメッセージも明確だ。気候異常事態宣言CEDという言葉を初めて知った。キーワードは異常事態と動員(総力戦と言ったほうがわかる)。 気候危機なかんずく地球温暖化(ガーディアンでは地球過熱化と言っている)をなんとかしないといけないのは、よく分かった。解決しなければならない問題だ。IPCCの立ち位置も認識を新たにした。 しかし、動員の思想に配慮がなさすぎ、性急で怖い。正義のためならば、非暴力的な暴力も辞さないという姿勢に賛同できない。事実、漸進主義を排撃している。 正義をなそうとして、結果的に悪になる典型的なパターンではないだろうか。CEDがヨーロッパ由来なのも、どこか不気味だ。気候に名を借りた全体主義だからだ。 動員のモデルが、ルーズベルトの戦時総動員だとすると、いつでもこの運動は正邪が瞬時に反転する怖さがある。 書籍として星を幾つにするか本当に迷った。一つのあり方として完成度から星5つにした。
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環境問題に対する諸々の考えをまとめた本であった。 なぜ、温暖化がまずいのか?温暖化が起きると何が起きるのか?が書かれていなかった。 温暖化の原因とそれに対する動きは分かった。
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カーボンニュートラルな社会の実現が急務なのか...。 世界では「気候非常事態宣言」(CED)が拡大していることを知らなかった。
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