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ギラギラ幸福論 の商品レビュー

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2020/02/22

会場に彼のテーマ曲が鳴り響く。 観客は手拍子と大歓声で彼を迎え入れる。 タオルを頭からかぶり、コスチュームのみで入場する彼がロープをまたぐとき、観客は大合唱する。 「風になれ!」と。 新日本プロレスの会場だけではない。メジャーからインディーまで。そして海外マットでもその光...

会場に彼のテーマ曲が鳴り響く。 観客は手拍子と大歓声で彼を迎え入れる。 タオルを頭からかぶり、コスチュームのみで入場する彼がロープをまたぐとき、観客は大合唱する。 「風になれ!」と。 新日本プロレスの会場だけではない。メジャーからインディーまで。そして海外マットでもその光景は変わらない。 「俺は諦めるのをやめた」 51歳の彼はレジェンドと呼ばれることを嫌い、プロレスの現在の主役の一人として闘い続ける。 「師弟関係というのは、弟子の方が先生を作るんだ」 「出会いこそがすべてだった」 アントニオ猪木。 カール・ゴッチ。 藤原喜明。 前田日明。 天龍源一郎。 アブドーラ・ザ・ブッチャー。 そして、オカダ・カズチカ。 「現役でいるかぎり、過去じゃなくて、いまが大事なんだから。だから俺は『これまでで一番よかった試合は?』って言われても『知らねぇよ、そんなもん。忘れたよ』って言っちゃう。『俺は昔ヤンチャしててえさ』っていまだに言ってくるオッサンがいるけど、そんな話、誰も興味ないんだよ」 自身の経験をすべて活かし、それに安住せず、さらに上を目指す姿勢に感銘。 読めば闘う勇気が湧いてくる。

Posted byブクログ