漢字のいい話 の商品レビュー
漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。 漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。 本書はそんな目からウロコの蘊蓄話と奥深い中国の字...
漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。 漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。 本書はそんな目からウロコの蘊蓄話と奥深い中国の字典(事典、辞典ではない)を探しなど、いろいろな雑誌からのより抜きのコラム等を一冊の本にまとめたもの。 春という字がなぜ春画などエッチな意味になるのか、道という字と首の怖い関係など漢字の成り立ちは面白い。 本書で興味深いのはワープロの普及により書けないけど読める使える漢字が格段に増えたということ。日本なら常用漢字、中国の簡体字のように、複雑な漢字は敬遠され簡略化されていく傾向にある。それがワープロを使用して読めるが書けない難しい漢字を使う傾向にあるという。「有難う御座います。」のような過剰な漢字の使用は避けたいが、それでも表意文字ならではこそ伝えられる文意がある。安易な漢字の制限よりは望ましい風潮だろう。 表音文字を使わない中国で外来語を取り入れるための訳語も面白い。 可口可楽、魔術霊、剣橋大学など。 他にも中国で新婚の新郎が初夜のことを、北→比→臼と表現したり、漢字ならではの書道の魅力など。 何気なく使う漢字の奥深い話を堪能できます。
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漢字の第一人者が、漢字についての蘊蓄を綴った好署。 息抜きのようなコラムが、門外漢には特に面白い。 「漢字歳時記」では、恭賀新年が取り上げられる。この「恭」という字、現代の中国では「大便」という意味があるそうだ。これを知ったら、年賀状には使えないね(笑)。 「色っぽい話」には、新...
漢字の第一人者が、漢字についての蘊蓄を綴った好署。 息抜きのようなコラムが、門外漢には特に面白い。 「漢字歳時記」では、恭賀新年が取り上げられる。この「恭」という字、現代の中国では「大便」という意味があるそうだ。これを知ったら、年賀状には使えないね(笑)。 「色っぽい話」には、新婚初夜の夫婦についての中国の小話集が紹介されている。1日目の答えは「北」、2日目の答えは「比」、3日目の答えは「臼」。男女の向きを表しているそうだ!
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