デトロイト美術館の奇跡 の商品レビュー
久々にこんな薄い本を読みました。でも内容は、最後の鈴木京香さんとマハさんの対談を含めて、期待にそぐわずぎっしり!セザンヌが妻のオルタンスを描いた作品を愛する3人を主人公にした4つの連作短編。実話を基にしているとのこと。デトロイト市の財政破綻の影響で美術館所蔵のコレクションが売却さ...
久々にこんな薄い本を読みました。でも内容は、最後の鈴木京香さんとマハさんの対談を含めて、期待にそぐわずぎっしり!セザンヌが妻のオルタンスを描いた作品を愛する3人を主人公にした4つの連作短編。実話を基にしているとのこと。デトロイト市の財政破綻の影響で美術館所蔵のコレクションが売却されることになるかも。その状況の中、どうすれば売却を防ぐことができるのか?静かな感動が得られる作品で、全編を通して、美術を愛する人たちの気持ちが伝わり、落ち着いた温かい雰囲気でした。サクッと読めるのも良かったです。
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うっかり実話かと思いましたが、コレクターのタナヒル以外はフィクションでした。でも本当にデトロイトに行ったらフレッドとジェシカに会えそうな気がするのは私だけでしょうか!美術館や博物館や旅行が好きなので、原田先生の様に海外でノマド的な生活は憧れますネ。いつかデトロイト美術館行ってみた...
うっかり実話かと思いましたが、コレクターのタナヒル以外はフィクションでした。でも本当にデトロイトに行ったらフレッドとジェシカに会えそうな気がするのは私だけでしょうか!美術館や博物館や旅行が好きなので、原田先生の様に海外でノマド的な生活は憧れますネ。いつかデトロイト美術館行ってみたいなぁと思わせてくれる内容でした。次は何を読もうかな...
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・アートには国境はないし、言葉も必要ない。 ・この世に生まれおちた作品は、愛してくれる人さえいれば護られ、引き継がれてゆく。 (対談より) 物語の中での言葉、対談の中でのマハさんの言葉、 どれをとってもマハさんのアートに対する溢れんばかりの愛情が手に取るように紡がれています。 短...
・アートには国境はないし、言葉も必要ない。 ・この世に生まれおちた作品は、愛してくれる人さえいれば護られ、引き継がれてゆく。 (対談より) 物語の中での言葉、対談の中でのマハさんの言葉、 どれをとってもマハさんのアートに対する溢れんばかりの愛情が手に取るように紡がれています。 短い物語だったけど、人の温かさ、その人と人とを繋いでくれるアートという存在。それを1番大事に想ってらっしゃるマハさんの熱い情熱が訴えられているような作品でした。素晴らしかったです。
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130ページとちょっとの中に、ひとつの映画が入ってるみたいだった。 綺麗な言葉とテンポが読みやすくて、あたたかくて幸せな気持ちになった
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「アートは先入観なしで見ることも大切だけれど、背景を知って見ることも同じように大切」 ほんと、そう思う。
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元々短編集は好きではない中、前からこの話は読んでみたくて図書館で借りてみた。事実に基づくフィクション。デトロイトには降り立ったことがないけど、市民のアートへの熱が感じられるストーリーだった。いつかデトロイト美術館に行ってみたい。
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感動した。 アートはわたしにはよくわからないとか思っているけど、そんなことはないよ!って優しく言ってくれる感じがすごく好き
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ノンフィクションかと思った。 デトロイト美術館の売却の危機は事実のようですが。 絵画は確かに保存にお金がかかるし、売ればお金になる。 でも誰かの支えにもなっているんだよね。 『友達』を売られなくて良かった。 救われたところをもう少し詳しく知りたかった。
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2.5 いい話。まとまりもあり。やわらかくてたっぷりとした妻を探すという文が好き。美術館に行きたくなるなぁ。
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デトロイトに念を飛ばす機会があったので(?)読んだ。WOWOWのマハさんの番組で、絵画を「友達」と呼び愛しそうに美術館に足を踏み入れるマハさんを知っていたので、読み進めながら、ああ、これはマハさんの想いであり、アートを愛するすべての市民の声なのだと思ってぐっと来た。私もいつかきっ...
デトロイトに念を飛ばす機会があったので(?)読んだ。WOWOWのマハさんの番組で、絵画を「友達」と呼び愛しそうに美術館に足を踏み入れるマハさんを知っていたので、読み進めながら、ああ、これはマハさんの想いであり、アートを愛するすべての市民の声なのだと思ってぐっと来た。私もいつかきっと、友達と言えるほど仲良しになれる作品を見つけたい。
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