1,800円以上の注文で送料無料

チンギス紀(六) の商品レビュー

4

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/02/02

金と組んでタタル族を殲滅し父の仇を打ったテムジンは、キャト氏をまとめる。着々と覇権に向け歩みを進める。一方で交易、牧場、鉱山、人心の掌握と人材の確保、拠点の整備…、次々に足場を固め力を蓄え飛躍の時を待つ。

Posted byブクログ

2020/01/20

今回はテムジンの仕込みが成果につながった。その点では動きのある巻になっているけど、その分これまでのぐいっと抑え込んだ熱が薄まってしまったように感じられた。何というか戦いの場面が、ま、そりゃそうなりますよね、と結果がわかってしまうほど、テムジンは用意周到にやってきたので、そこに驚き...

今回はテムジンの仕込みが成果につながった。その点では動きのある巻になっているけど、その分これまでのぐいっと抑え込んだ熱が薄まってしまったように感じられた。何というか戦いの場面が、ま、そりゃそうなりますよね、と結果がわかってしまうほど、テムジンは用意周到にやってきたので、そこに驚きがなくなってしまったようにも感じる。もちろん、読んでいて飽きるわけではない。次巻につながる物語だったととらえたい。

Posted byブクログ

2019/12/25

大きく立ちはだかっていた玄翁を倒し自らの出生の秘密を知ることで本当の大人になったテムジンの飛躍が始まる。テムジンが動き始めたことでジャムカやトクトア、トオリルカン、ジャカカンボといった周辺の雄たちにも変化が起こり、草原全てに何か大きな胎動のようなものが生まれてきた。ある意味、父親...

大きく立ちはだかっていた玄翁を倒し自らの出生の秘密を知ることで本当の大人になったテムジンの飛躍が始まる。テムジンが動き始めたことでジャムカやトクトア、トオリルカン、ジャカカンボといった周辺の雄たちにも変化が起こり、草原全てに何か大きな胎動のようなものが生まれてきた。ある意味、父親が殺され逆境を生き抜いた青年テムジンのサバイバルが完全に終わった巻となったのかもしれない。本筋とは関係ないが、梁山泊の生き残り宣凱の息子が出てきたりすると、何とも懐かしい気持ちになる。宣凱何してるんだろう。

Posted byブクログ

2019/12/23

金との繋がりよりもボオルチュとテムルンとの結婚がようやくか!と嬉しくなる。 玄翁を倒した後はついにジャムカとの戦いになるのか!?草原が一気に動き出したこの章は読みどころが多すぎてあっという間に読み終わる。何十人もの登場人物が出てくるので新しい章が発売されるまでに忘れてしまいそうな...

金との繋がりよりもボオルチュとテムルンとの結婚がようやくか!と嬉しくなる。 玄翁を倒した後はついにジャムカとの戦いになるのか!?草原が一気に動き出したこの章は読みどころが多すぎてあっという間に読み終わる。何十人もの登場人物が出てくるので新しい章が発売されるまでに忘れてしまいそうなものなのにそれが無い。これが北方ワールドだ。この人の描く水滸伝は面白いだろうなといつか読もうと思った。 ああ、今後が楽しみだ

Posted byブクログ

2019/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チンギスカンを描く中国歴史小説の6巻目。 金の要請でケレイト族と一緒に仇敵タタル族を滅ぼしていく話が前半のメイン。 ただ、遊牧族のほとんどが反金のため孤立していくのですが、テムジンは着々と足場を固めていき、明らかに頭一つ飛び出してきています。 親友のジャムカともついにたもとを分かち、各族の世代交代問題もあり、次巻では遊牧族統一に向けて一気に進むかも。

Posted byブクログ

2019/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テムジン以外の人物像も少し読み始めるとするすると顔つきまでもが蘇ってくる。それ程深く読み込んでいるってことないのに、それでも強き男たち、強くしなやかな女たちの姿が眼に浮かぶ。 草原もそこを駆ける馬たちも、森の狼の姿までも。(私のお気に入りのトクトア、一応隠居生活に入ったようだがこれからもまた登場して欲しい!) 断金の意味、「あ~~」と後になってわかった。 まだまだこのストーリーは続いてゆく。本になるのが待ち遠しい。

Posted byブクログ

2019/12/01

いくつかの大国、それらに翻弄される周辺国。規模の違いこそあれ、現世に違わぬ政事情。敢えてそうしてるのかと思ってしまうから、余計面白い。

Posted byブクログ

2019/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『いままで何度も死んでいたはずなのに、その度何かあって生き延びてきた』(a la クルト・ユルゲンス) 今回は、チルギダイが命という名の盾となった、と。 さて、次の盾は?

Posted byブクログ