ドラえもん(0巻) の商品レビュー
小学生時代の自分は、ドラえもん、藤子センセイで全て形作られていたといっても過言ではないほど影響受けてました。 ドラえもんなどの藤子作品のストーリーが自分の生き方と交わっているというか、生き方の指針というか。 0巻読んで、改めて、小学生時代の衝撃を思い出しました。 0巻は、ド...
小学生時代の自分は、ドラえもん、藤子センセイで全て形作られていたといっても過言ではないほど影響受けてました。 ドラえもんなどの藤子作品のストーリーが自分の生き方と交わっているというか、生き方の指針というか。 0巻読んで、改めて、小学生時代の衝撃を思い出しました。 0巻は、ドラえもんの第1話が6パターン入っています。 同じような話のすこしのバリエーション違いなのかなと思っていましたが、全然違ってびっくり。 年代に合わせたドラえもんの登場の仕方をきめ細かく計算していて、軽やかに提示されているところ。藤子F先生さすがだなと、改めて恐れ入りました。 小学3,4年から未来という概念がわかってロジカルに理解できるようになってくること。幼児は、いきなりドラえもん説明なしに登場というように、意外と自分以外の異物を受け入れること。 四足で、颯爽と走るドラえもん。 ドラミちゃんが読者のはがきから生まれていたなんて! 小学生時代にドラえもん大百科(コロタン)を読み漁っていても知らなかったお宝ネタも盛りだくさん。 おじさんになった今も、十分に心躍りました。やはり名作だな。 子ども達も、面白かったみたいです。 下の子(小学校低学年9が小学4年生向けの物語の意味くらいからわからないようで、藤子F先生のレベル設定がとても正しいことが分かりました。
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『よいこ』掲載第一話から『小学四年生』掲載第一話まで、それぞれ驚くほど設定や中身が違う。順を追って原稿仕上げながらコンセプトを固めていったアジャイルな様子が見てとれ、おもしろかった。 ソデに書かれた藤子F不二雄の言葉が素敵だった。 "ボクのまんがの主人公は、必ず空を...
『よいこ』掲載第一話から『小学四年生』掲載第一話まで、それぞれ驚くほど設定や中身が違う。順を追って原稿仕上げながらコンセプトを固めていったアジャイルな様子が見てとれ、おもしろかった。 ソデに書かれた藤子F不二雄の言葉が素敵だった。 "ボクのまんがの主人公は、必ず空を飛びます。 ドラえもんもタケコプターで空を飛ぶことができます。 それはボク自身、空を飛びたいからです。"
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・ よいこ、幼稚園、小学一年生、小学二年生、小学三年生、小学四年生。 小学館のこども向け月刊誌に収録された、6パターンのドラえもん第1話。 ・ ドラちゃんが出来損ないだったり、 ママが優しかったり、 設定がいろいろ違うのが楽しめたよ。 ・ ドラちゃんはどの時代でも、かわいい。 ・...
・ よいこ、幼稚園、小学一年生、小学二年生、小学三年生、小学四年生。 小学館のこども向け月刊誌に収録された、6パターンのドラえもん第1話。 ・ ドラちゃんが出来損ないだったり、 ママが優しかったり、 設定がいろいろ違うのが楽しめたよ。 ・ ドラちゃんはどの時代でも、かわいい。 ・
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2020.4.15読了 リアルタイムで発売されるコミックや大百科的なミニサイズの分厚い本等を貪るように読み、アニメも6時50分から放送されていた頃からオンタイムの放送と日曜の朝の再放送まで欠かさず観ていて、ドラえもんと誕生日が同じということもあって、大切なことは全部ドラえもんか...
2020.4.15読了 リアルタイムで発売されるコミックや大百科的なミニサイズの分厚い本等を貪るように読み、アニメも6時50分から放送されていた頃からオンタイムの放送と日曜の朝の再放送まで欠かさず観ていて、ドラえもんと誕生日が同じということもあって、大切なことは全部ドラえもんから教わったと思うほど思い入れが強かったのですが、50周年の節目に刊行された本書になかなか手が伸びなかったのは、134頁税抜700円という金額設定もさることながら、大山のぶ代さんの悲劇を目にし、わさびさんに未だに違和感を持ってしまっていることや、やはり昔を振り返っている余裕のない現状の慌ただしさにあったのだと思いました。 この度、外出自粛の折りでもあり、改めて購入して読みましたところ、やはり懐かしさとあの頃感じた温もりに包まれ、幸せな気持ちになります。 それにしても、自分の存在意義をなくすことを目的として先祖(のび太)の手助けをしにきている「ドラえもん」という存在(永井均「マンガは哲学する」参照)は、根源的に切なさをはらんでいると思います。 各年代ごとに細部が書き分けられている6パターンの第1話、昭和44年の作品誕生秘話、解説、巻末の全コミック収録作品一覧等が収録されています。 ドラえもん好き、藤子・F・不二雄先生好きには、たまらない一冊です。
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今年はドラえもん50周年!先日も「100年ドラえもん」という愛蔵版の新聞広告も掲載されていましたね。またソフトバンクの5Gのキャンペーンもブルース・ウィルス演じるドラえもんが登場してました。(トヨタの時はジャン・レノでした…)このドラえもん0巻もそんな盛り上げ施策の一環(←一巻?...
今年はドラえもん50周年!先日も「100年ドラえもん」という愛蔵版の新聞広告も掲載されていましたね。またソフトバンクの5Gのキャンペーンもブルース・ウィルス演じるドラえもんが登場してました。(トヨタの時はジャン・レノでした…)このドラえもん0巻もそんな盛り上げ施策の一環(←一巻?)なのかもしれません。だけど小学館の学年誌に細かく書き分けた作者の丁寧さを一望出来てすごく暖かな気持ちになりました。藤子・F・不二雄先生の子供たちへの細やかな愛情こそがドラえもんの根っこなのだと思いました。そして、なんとなく覚えているのです、この今のドラえもんとフォルムの違う、あんまり可愛くないドラえもん…オバQ大好きの自分としては、藤子不二雄の新作がこんな国民的キャラクターになるなんて思いもしませんでした。50年愛される始まりは作者が読者を愛したことから始っているのです。きっと。
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今のドラえもんと違う点満載!! ジャイアン…鼻垂れアホな顔 パパママ…優しすぎ、パパ小さい ドラえもん…何もなしで飛んでる、せわしからポンコツ扱い、出来損ないのロボット、尻尾を引っ張れば消える のび太…タケコプター手持ち、タケコプター→ヘリトンボ
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内容もだけど、年齢ごとに言葉の使い方や文字のレイアウト、ふりがなのふりかたも違うんだーと感心しちゃいました。 今みるとずいぶんと違うところもあるけど、一番の衝撃はドラミちゃんが最初期にはパワー系キャラで描かれていたことかも。
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50周年記念。『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の六誌に掲載された第一話をまとめて収録。さらに「愛妻ジャイ子!?」「ハイキングに出かけよう」「新連載予告」「ドラえもん誕生」、各話解説+「ドラえもん」全45巻一覧。 学齢に合わせて書き分けら...
50周年記念。『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の六誌に掲載された第一話をまとめて収録。さらに「愛妻ジャイ子!?」「ハイキングに出かけよう」「新連載予告」「ドラえもん誕生」、各話解説+「ドラえもん」全45巻一覧。 学齢に合わせて書き分けられた初回のバリエーションにびっくり。そしてこの時点では尻尾をひっぱたときの機能(止まる→消える)や道具の名前(タケコプター→ヘリトンボ)など、いまと違ったことにもびっくり。
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悪い評価など付けられない。まさかこんなにバージョンがあるなんて知らなかった。やっぱり、初期のずんぐりむっくりした、おっちょこちょいなドラえもんは良いなぁ。のぶ代先生の高いどら声が聞こえてくるようでした。ドラミちゃんが力持ちで融通効かないキャラなのが面白い。第2話のテカテカしたドラ...
悪い評価など付けられない。まさかこんなにバージョンがあるなんて知らなかった。やっぱり、初期のずんぐりむっくりした、おっちょこちょいなドラえもんは良いなぁ。のぶ代先生の高いどら声が聞こえてくるようでした。ドラミちゃんが力持ちで融通効かないキャラなのが面白い。第2話のテカテカしたドラえもんが可愛くて笑いました。
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いろんな『ドラえもん』の、主に第1話がまとまっている漫画。 当時の様子の解説なども収録されている。 四つ足で走ったり、 ポケットを描き忘れてたり、 身体が妙にテカテカしていたり、 タケコプターがなくても飛べたり、 尻尾を引っ張ると透明になれたり、 タケコプターがヘリトンボだったり、 イヌとネコのロボットだったりと、 いろんな仕様のドラえもんに会える。 第1話の話の根本は全て同じ。 のび太の孫の孫であるセワシが野比家の悲惨な未来を変えるためにドラえもんを投入するといった内容。 しかし、相手がジャイ子とはいえ結婚出来てたり、貧乏子沢山なのに孫の孫の代まで続いていたり、火事で焼失したとはいえ会社を引き継いだり興したり(経営難で潰した設定の場合もある)、のび太って実は意外と凄かったりする。 セワシの考え方って冷静に考えると 「自分は生まれるから大丈夫」→「現時点での歴史における、のび太の子供~セワシの親までの存在は消える可能性があるけど気にしない」 だから割とヤバい。 それに、その理屈でいくと結局つりあいが取れてお年玉が50円な未来は変わらない可能性もある。 ところで、『ドラえもん』には第1話と同様にいろんな最終話がある。 例えば『小学三年生』という雑誌に掲載されていた『ドラえもん』は3月号で最終回を迎える。 でも『小学四年生』の4月号には普通に『ドラえもん』が掲載されていて、やはり3月号で別の最終回を迎える。 これらは学年に沿って続きのつもりで買っていくが、雑誌としては別モノなので、3月号で区切りをつけるんだそうだ。 いつか最終話もまとめて欲しい。 たしか富山大学に『ドラえもん』を研究してる教授がいたけど、あの教授は今でもいるんだろうか。 そこには研究資料として、どの単行本にも収録されていない話なんかも印刷して残されてるって話だった。
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