ザ・ロイヤルファミリー の商品レビュー

早見和真(著者)

2024/11/17

全くどんな話か知らずに読みはじめた
競走馬の馬主とそのマネージャーをとりまく家族の物語
競馬には全く詳しくなかったが、初めて興味を持った。裏の物語を知ったうえで見ると全く見方が変わるのか

2024/07/16

支えるマネージャーの目線からの
馬主とその家族の物語。
読みごたえはあったけれど、何度も同じような展開が続いたり、細かな描写と割愛した場面の落差が気になった。
競馬好きならもっとハマれたのだろう。

2024/06/19

競走馬の血のロマンと人間の血のロマン。
競走馬一頭にも生産牧場、馬主、馬主の家族、調教師、レースで跨る騎手、様々な人間が関わっていて様々なドラマがある。

ただの競馬好きだとここまで細かく書けないでしょうし、おそらくものすごく競馬関係者に取材されたのだと思います。

競馬を題材にしながらも人間ドラマに重きを置いていて読みながら何度も泣きましたし、翌年以降の大躍進をあえて馬柱のみで表現している最後のページで涙が溢れました。

2024/06/07

馬主さんと競走馬の絆。成り上がりの男が最後に求めたものは馬主としての栄光。叶わぬ夢は子供へと継承されていく。競走馬は賢くてカッコいいイメージを持っているので作中の競走馬の描写に泣けた。

2024/05/13

感動しました。
泣き父の想いを受け継ぎ、若き馬主になった息子耕一のいずれの時代も息子は父を越えなければならないと奮起する姿は感銘を受けました。

何かひとつのことに挑戦すること、続けることは大事だと感じました。

競馬というのはパチンコとかと一緒でただのギャンブルだと認識していましたが、馬を育てるストーリーを少しでも分かっていつか競馬場にいってみたいなぁと

2024/05/03

泣きました。なんで涙が出るのかわからないところでも泣きました。レースの結果はどうでもいい。勝っても負けても泣くわ、と思っていたら、結果を見てやはり泣きました。

人材派遣業を営む馬主・山王耕三の秘書になった栗栖栄治。実直な栄治の目線で物語が書かれていて、ドキドキハラハラがダイレクトに伝わってきます。栄治の元カノから１頭の馬を新たに購入し、有馬記念を目指して奮闘し、次世代へ繫ぐストーリーです。
ライバルの椎名善弘オーナーの存在がとても良いです。椎名が山王に送ったメッセージ、『勝って尚孤独は癒えず』で、ひょうひょうとしている椎名が実は山王を理解できる一人であったことに気づかされさます。

競馬が好きで『産駒』という言葉がわかる方なら(私は今年に入ってから知った)、胸が熱くなると思います。買った馬のうち活躍するのはほんの一握り。そういう世界だからこそ感動も倍増です。

2024/04/27

早見さんの本はイノセントデイズや小説王を読んだ。本作も読み終わり思ったのは上記の本ほどはのめりこめなかった。理由はもっと人間くさくてよかったのでないか？馬の成長と人間の成長を重ね合わせた物語りであるが一つ一つのエピソードが薄かったように思う。ただし500ページある本作を読んで早見さんという小説家が偉大だと思った。

2024/03/25

重厚な早見作品は久しぶりだったので期待してたんだけど競馬にまったく興味が無いのでのめり込むまでに時間がかかった。
中盤以降からどんどん惹き込まれなかなか勝てないロイヤルの馬達にヤキモキしながら最後のページは号泣しました。
ちょっぴり競馬に興味を持ったけどやっぱりギャンブルはよくないと自制するw
(なんだかんだのめり込むタイプなのでね…)

2024/01/19

本屋のポップで「号泣必至」的なかんじだったのだけど、泣けるシーンは特になかったような。
私が競馬に思い入れがないから？

でも知らない世界を垣間見れたかんじで興味深かった。
馬主、牧場、調教師、騎手などなど多くの人がチームとなっているんだなぁと。

最初は強引で下品な印象で好ましいとは思えなかった山王社長だったけど、チャーミングな人でした。

2023/11/21

久々に読んだ長編の小説だった
競馬はほぼ見たことないし、詳しくもないのにすごく読みやすかった
主人公の視点で一貫して描かれていて、人間味のある登場人物たちだなあと思った
お金の使い方、動かし方が身近に感じられないけど、いろんな建前とか置いておいて、馬主で持っている世界なんだなと思うし、いろんな人の考え方や生き方があるなと感じる本だった