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お菓子放浪記 の商品レビュー

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2021/06/06

名著。名著。名著。 大事なことなので3回書いた。 小学生の時に読んで受けた衝撃は、復刻なった今回もまったく色あせず。色あせるどころか、今だから分かる本書の価値をあらためて認識した。 多感な10代をみなしごとして生きる窮屈さに、戦争期の混乱がのしかかる。道を踏み外してもおかしくな...

名著。名著。名著。 大事なことなので3回書いた。 小学生の時に読んで受けた衝撃は、復刻なった今回もまったく色あせず。色あせるどころか、今だから分かる本書の価値をあらためて認識した。 多感な10代をみなしごとして生きる窮屈さに、戦争期の混乱がのしかかる。道を踏み外してもおかしくない状況に何度も陥りながら、踏ん張ったシゲル。鼻の奥がたびたびツンとなったけれど、それは感動のツンだけではなく、戦争に対する錯綜する想いのツンも入っていたと思う。

Posted byブクログ

2019/12/03

図書館の新刊のコーナーで見つけ、書名に惹かれて読みました。お菓子職人の話かと思いましたが、さにあらず。戦時下を孤児が生き抜く話でした。テレビの世界でも働いた方のようで、文章もうまく、素晴らしい作品でした。日本版、オリバーツイストといったところでしょうか。 作品を通じてわ流れている...

図書館の新刊のコーナーで見つけ、書名に惹かれて読みました。お菓子職人の話かと思いましたが、さにあらず。戦時下を孤児が生き抜く話でした。テレビの世界でも働いた方のようで、文章もうまく、素晴らしい作品でした。日本版、オリバーツイストといったところでしょうか。 作品を通じてわ流れているのは反戦、非戦の思いです。そしてお菓子は平和と喜びのシンボルであり、辛い時もいつがお菓子を食べるという思いでシゲル少年は戦時下を生き抜いたのでした。

Posted byブクログ