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ひみつのしつもん の商品レビュー

4.3

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

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2021/03/22

岸本さんのキャラクターと妄想がしみじみとおかしみを持ってつたわる。吉田篤弘氏のイラストがまたぴったりで素晴らしい。

Posted byブクログ

2021/03/11

210311*読了 clubhouseのくっきーさんの本を売らない本屋さんのROOMで、ある方が紹介されていて、岸本さんが好きだったので気になって読みました。 岸本さんで思い出すのが、年末に読んだ「掃除婦のための手引書」。岸本さんが翻訳をされていて、とてもおもしろく読めたし、岸本...

210311*読了 clubhouseのくっきーさんの本を売らない本屋さんのROOMで、ある方が紹介されていて、岸本さんが好きだったので気になって読みました。 岸本さんで思い出すのが、年末に読んだ「掃除婦のための手引書」。岸本さんが翻訳をされていて、とてもおもしろく読めたし、岸本さんといえば有名な翻訳者さんという印象を持っていました。 ただ、その本を紹介された方が「部屋に落ちていた謎のネジが自分から出たのではないかと思っていた」というこのエッセイのエピソードを教えてくださって、わたしが抱いていたデキる翻訳者さんのイメージと違ったので、一体どんなエッセイなのだろうと思っていたら、めっちゃおもしろかった。 岸本さんの想像力というか妄想力がすごい。ある物や出来事からどんどん広がる空想。外で読んでいるのに、時々吹き出しそうになりながら、マスクの下でニヤニヤ笑みを浮かべながら、岸本さんワールドを楽しみました。 あまりにも運動嫌いで出不精なのも意外。ラジオ体操-1には笑いました。 妄想で物の気持ちになったり(物干し竿を倒した時に出てくるドロドロにまで)、目の前に小さいおばあさんが見えるくらい心におばあさんを置いたり、外国人男性を住ませたり…。岸本さんになれたら、目に映る世界がまるで違うだろうなぁ。楽しい大変さがありそう。笑 明日のclubhouseで、読みましたよ!と報告することにウキウキしています。

Posted byブクログ

2021/01/31

変わらず面白い岸本さんのエッセイ。自分のダメなところを肯定してもらえるような気がして、勝手に親近感を持って読んでしまう。水中洞窟で酸素が切れる話がわかり味すぎて印象的だった。

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2020/12/02

岸本さんは「掃除婦のための手引書」の翻訳家だったのですね。どうしてこの本を読みたいと思ったのかが思い出せないが、岸本ワールドを覗くことができました!

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2020/11/14

岸本さんの物事に対する疑問、豊かすぎる想像、妄想がみっしりとつまっているエッセイ。 異空間に連れて行かれたような気持ちになります。 (日高町日高)

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2020/11/01

久々に読めた、良質なエッセイ。 人に紹介するとしたら、くすくす笑えてちょこっと知的になれた気がするエッセイ、かな。 文字を追いながら浮かんでくる光景や情けなさ、恥ずかしさ、くだらなさに口元が緩んでしまう。 著者の妄想のレベルが高く、とんでもないところまでいくのが面白い。 例えば、...

久々に読めた、良質なエッセイ。 人に紹介するとしたら、くすくす笑えてちょこっと知的になれた気がするエッセイ、かな。 文字を追いながら浮かんでくる光景や情けなさ、恥ずかしさ、くだらなさに口元が緩んでしまう。 著者の妄想のレベルが高く、とんでもないところまでいくのが面白い。 例えば、あの馴染みのある害虫と人間が入れ替わったら、とか、「ぬ」の世界征服とか、靴下が片方行方不明にならないようにしてくれる聖人とか。 想像力の効果的な使い方は、こういうものかと。 前作もあるそうなので読みたいと思います。

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2020/10/31

「掃除婦のための手引書」の翻訳者である岸本佐知子さんが雑誌「ちくま」に18年に亘り連載している「ネにもつタイプ」をまとめたエッセイ集の第3弾。 ニヤリとクスリとププッが交互に訪れるゆる~くて独特な岸本ワールド。下の話もあるけれど、下品になりすぎないのがいい。 それにしても、想像...

「掃除婦のための手引書」の翻訳者である岸本佐知子さんが雑誌「ちくま」に18年に亘り連載している「ネにもつタイプ」をまとめたエッセイ集の第3弾。 ニヤリとクスリとププッが交互に訪れるゆる~くて独特な岸本ワールド。下の話もあるけれど、下品になりすぎないのがいい。 それにしても、想像と妄想が激しくて、時々、ネタじゃないの~と思うこともあるものの、「あるある!」な部分もあって、そういう日常のもろもろをおかしみある文章で表現できるのが物書きなんだろうな~。 個人的にツボだったのは、スリ師のニックネームが並ぶ「正月連想」と悪魔の食べ物”ヌテラ”から妄想が始まる「ぬの力」、誰かが「それはそうと」と言うたびに小声で「クレオソート」とつぶやく小人が頭の中に住むという「私は覚えていない」の3つ。 装丁も、それぞれのエッセイに添えられたクラフト・エヴィング商會の味のあるイラストもとても素敵でした。

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2020/09/14

面白い。面白くて声に出して笑った。手に取ったきっかけは、穂村弘さんのエッセイで触れられていたから。そして、読んでいる途中で、岸本さんの訳した小説を読んでいたことを思い出した。確か不思議な感覚の幻想小説で、でもどこかシリアスになりきれないような小説だった。そうか、この方が訳している...

面白い。面白くて声に出して笑った。手に取ったきっかけは、穂村弘さんのエッセイで触れられていたから。そして、読んでいる途中で、岸本さんの訳した小説を読んでいたことを思い出した。確か不思議な感覚の幻想小説で、でもどこかシリアスになりきれないような小説だった。そうか、この方が訳しているのか、と妙に納得した。

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2020/07/18

予約状況からして8月以降になりそうとの目論見だったが、だれかがキャンセルしたのか、皆さんサッサと読んでしまうのか、予定よりも1カ月近く早く順番が回ってきてしまった。 最近の東京は感染者拡張キャンペーン推進中につき、再度コロナ自粛で図書館閉鎖になったら困ると思い、他に6冊も借りてい...

予約状況からして8月以降になりそうとの目論見だったが、だれかがキャンセルしたのか、皆さんサッサと読んでしまうのか、予定よりも1カ月近く早く順番が回ってきてしまった。 最近の東京は感染者拡張キャンペーン推進中につき、再度コロナ自粛で図書館閉鎖になったら困ると思い、他に6冊も借りているので想定外だ。 つい最近「なんらかの事情」を楽しんだばかりなので、少し時間を空けたかったのが本音だがこうなったら読むしかない。 岸本佐知子さんは、ふと頭に浮かぶことが面白い。今回のヒットはこれだ。 『つるっ禿げの人の頭頂部に生ハムをひろげて載せてみたい。そして「これこれやめなさい」とたしなめられたい。』 あと面白いのは、チョット気になった事柄へのこだわりだ。例えば、 語の先頭に来る「ぬ」の音にはすごい破壊力が備わっている。 ヌテラ、ヌスラ戦線、鵺(ぬえ)、ぬばたま、ヌクレオチド、、、 ただならぬ妖気が漂っている。だいいち「ぬ」という形が怪しい。 といった具合だ。 こんな内容だから、読み始めると面白くて自分もサッサと読み終わってしまった。 何かが学べるわけでもなく、ただただ時間を無駄に使いお気楽に過ごすための本で、何の役に立っているのかわからない。 でも、こんな本をへらへらとにやけながら読むだけの余裕があることを確認することができた。(次に待っている人に早く回そう)

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2020/07/03

精神の自由! 生きてりゃ なんとかなるさ 岸本佐知子さんの「綴り方」に 接する度に  まぁ どないかなりますわ  ほんまに ぼちぼちで ええですよ と 心の底から思わされます 気持ちの「凝り」がほどよく ほぐされていきます そこが なんとも 気持ちいい そうそう クラフト...

精神の自由! 生きてりゃ なんとかなるさ 岸本佐知子さんの「綴り方」に 接する度に  まぁ どないかなりますわ  ほんまに ぼちぼちで ええですよ と 心の底から思わされます 気持ちの「凝り」がほどよく ほぐされていきます そこが なんとも 気持ちいい そうそう クラフト・エヴィング商會さんの イラストがまた秀逸過ぎて素晴らしい ドンピシャとはこの時の言葉ですね

Posted byブクログ