世界のニュースを日本人は何も知らない の商品レビュー
どこかで引っかかって図書館で借りて読了。なんとも得体の知れない勢いのある本だった。 日本のニュースがワイドショー的なのは以前から指摘されている点なので(昨今拍車がかかってはいるが)、海外経験の豊富な著者がそれを取り上げること自体は特に目新しくないのだが、この本の特徴は著者がその事...
どこかで引っかかって図書館で借りて読了。なんとも得体の知れない勢いのある本だった。 日本のニュースがワイドショー的なのは以前から指摘されている点なので(昨今拍車がかかってはいるが)、海外経験の豊富な著者がそれを取り上げること自体は特に目新しくないのだが、この本の特徴は著者がその事実等々をすごい勢いでバッサバッサと切りまくるその論調だろう。とにかく全て断定口調で進んでいくので読みやすいは読みやすいのであるが、ふと立ち止まって「裏付けは……?」とか考える向きにはお勧めできない。これはワニブックスであって岩波新書とかではないのだからして、その勢いと、的外れというわけではない指摘を「そんなふうにも言えるかもしれん」と楽しめば良いのである。そういうわけで、逆に「本に書いてあることは全て正しいものである。だって本になってるんだもの」と信じるタイプの人にもまたオススメしにくい。本書の中身は筆者の私見がほとんどであるので、教条主義的に信じ込まれるのは筆者自身も本意ではないであろう。 表題になっているニュースの他に、常識、教養など他のトピックスも取り上げられているが、これは筆者の得意不得意があるのかちょっとバランスが悪いと感じられる章も散見された。
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世界各国に対する教養が深まると同時に日本がいかに安全で安定してるかが分かる。 一歩外に出たらおかしな国ばかりだ。 一歩も外に出ずに国内を批判するのは良くないな。って思った
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決して悪い本ではない。ただ、谷本には「悪しきマウント癖」があって読むに堪(た)えなかった。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/06/30/133803
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「世界のニュースを日本人は何も知らない」って、上から目線の言い方なので、どんな事が書かれているのかと思えば、新聞や海外諸国の関連する本を読んでいれば、ことさら目新しいことではなかった。 ただ、日本では全く遅れている(一部権威主義国もそうだけど)が、ダイバーシティが創造性を創り結果...
「世界のニュースを日本人は何も知らない」って、上から目線の言い方なので、どんな事が書かれているのかと思えば、新聞や海外諸国の関連する本を読んでいれば、ことさら目新しいことではなかった。 ただ、日本では全く遅れている(一部権威主義国もそうだけど)が、ダイバーシティが創造性を創り結果的に国力が増すと言う事が研究結果から導かれていることには納得。 日本も変わって行かなければ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本人のグローバル意識の低さに警鐘をならす本。 普段知ることの出来ない海外の人の価値観やニュースの取り上げられ方などが(日本人視点で)書かれていた。 本書終盤に「○○人はこんな人」という大衆を一括りに表現した部分があり、少し読んでいてモヤモヤ感があった。 全体的には世界の知らなかったことを知ることができたので勉強にはなったと思う。
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日本人が欧米に対して抱いているイメージがいかに偏っているか、また自国の良さに気がついていないかに気づかされる。これは日本のメディアの報道のあり方に問題があり(世界のニュースを十分に伝えていない)、日本人が外国のニュースに触れる機会が少ないことに起因する。 日本の外で起こっているこ...
日本人が欧米に対して抱いているイメージがいかに偏っているか、また自国の良さに気がついていないかに気づかされる。これは日本のメディアの報道のあり方に問題があり(世界のニュースを十分に伝えていない)、日本人が外国のニュースに触れる機会が少ないことに起因する。 日本の外で起こっていることであっても、経済がグローバルになった今、日本にも何らかの影響が出て来る。 世界から取り残されず、自分と家族を守るために、積極的に世界の情報を収集ことは有益なのである。
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2019年10月刊行作者はリバタリアン(完全自由主義者)谷本真由さん。時は流れ大国ロシア隣国小ロシアウクライナの知識だけ日々詳しくなってゆく今日この頃。
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GHQの指導の下、島国の日本は国の言うことのみに耳を傾けて国を富ますことに国民一丸で突き進んできた。 それが平和ボケといわれる日本の現状だが、昨今の国際状況からそんなことを言ってられない。この薄い本の中でさえ驚くべき他国の姿があった、私たちも冷静にフェイクに踊らされずに情報を見極...
GHQの指導の下、島国の日本は国の言うことのみに耳を傾けて国を富ますことに国民一丸で突き進んできた。 それが平和ボケといわれる日本の現状だが、昨今の国際状況からそんなことを言ってられない。この薄い本の中でさえ驚くべき他国の姿があった、私たちも冷静にフェイクに踊らされずに情報を見極めていきたい。
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はじめは良かったが後半を読み進めれば進めるほど著者の主観が殆どで内容が正しいのか疑わしい。 世界的に貧乏な労働者が多いのは正しいかもしれないが
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初のオーディブルで視聴。知らない話が多くて、自分の視野の狭さを知るきっかけになった。 また、日本のメディアのイマイチさを再確認。
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