雨に消えた向日葵 の商品レビュー
女子小学生失踪事件。 なかなか物語が盛り上がらないな〜と思ったらそのまま終わった。現実的と言えば現実的だし、それぞれの心理描写等は丁寧。 でも私はもう少しドラマチックな方が好きかなぁ。
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同じく小学生の子供を持つ親として、被害者家族の心労や希望を持ちたい気持ち、人々がこの事件を忘れていく悲しさ、警察の捜査が縮小していく絶望、色んな感情が伝わって辛くなった。 心労やストレスでギリギリの状態の家族に向けられる批判やからかい。これが日本では現実に起こっているので人の辛さを思いやる事ができない恐ろしい世の中になったなと思う。 奈良さんのように何年経っても寄り添ってくれて、あきらめないでいてくれる刑事さんが近くにいてくれたのは家族にとって救いだったと思う。 手がかりのない中での捜査はとても大変で、でも小さなところに犯人を見つけるヒントがあるのだなと思った。 最後は小説だと分かっていても葵ちゃんが生きててくれて本当に嬉しかった。家族との再会場面も見たかったかな。
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なかなか解決しないけど、これが現実なのかなぁ 居なくなりました、遺体が見つかりました じゃほんとドラマの世界だよね 奈良さんの地道な捜査に感銘を受けます TVドラマが楽しみ!
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今月(2022年7月)末からムロツヨシ主演でWOWOWで連ドラ化されると云うことで読む。いや、ムロさんぴったしやがな。うまいキャスティングなこと。しっかりしてるストーリーで心情もよく書き込んであり、展開もいいんだけど、いかんせん実際に起こってるような胸糞を吐きたくなるような最低の...
今月(2022年7月)末からムロツヨシ主演でWOWOWで連ドラ化されると云うことで読む。いや、ムロさんぴったしやがな。うまいキャスティングなこと。しっかりしてるストーリーで心情もよく書き込んであり、展開もいいんだけど、いかんせん実際に起こってるような胸糞を吐きたくなるような最低の犯罪なんで・・・ 途中に出てくる別の時間、超高齢化犯罪なんだけど、現代的は恐ろしすぎる・・・
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突然場面が変わるので寝落ちして本落とした?(自分は行儀が悪く寝転がり読む事が有るので) ページを遡って…さっき読んだ、の繰り返しが暫く続いて 慣れたらスムーズに読めた。 何故犯行に及んだのか、動機とかそうゆうものが…わからない。イマイチ的な、だからか自分的には、タダ読んだだけ←...
突然場面が変わるので寝落ちして本落とした?(自分は行儀が悪く寝転がり読む事が有るので) ページを遡って…さっき読んだ、の繰り返しが暫く続いて 慣れたらスムーズに読めた。 何故犯行に及んだのか、動機とかそうゆうものが…わからない。イマイチ的な、だからか自分的には、タダ読んだだけ←重みが無かった様です。 奈良刑事の過去にそんな事が…最後まで読んでね。
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ゲリラ豪雨の中に、いなくなってしまった小五の美少女 葵。何としても探し出すとの家族と刑事の執念が凄かった!三年がたっても、それは続き、書き損じの年賀状から葵が書いたと見られる絵から、犯人が絞られていく過程がまたすごくて、警察の捜査の徹底さに驚いた。 また、奈良の妹、家族も立ち直りの新しい段階に進めそうなラストが良かった
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12513階とは違った掲示の闘いを見た。学校帰りも送り迎えのいるような国になって欲しくないけど。子供を最大に守る政治家を支持する。
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ハデな展開はないし、エンターテイメント感もなく。 登場人物が丁寧に描かれており、感情移入して読み進める感じの小説
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埼玉県坂戸市で小学5年生の葵が、ある雨の降る日、下校途中に行方不明に… 事故か?事件か? 必死で探す警察、両親、地元の人たちだったが、彼女の行方はなかなか分からないまま。 池袋に向かう電車の中で見つかった友人との交換日記、ゴルフ場から出て来たランドセルなど、単片的な手掛かりは見つ...
埼玉県坂戸市で小学5年生の葵が、ある雨の降る日、下校途中に行方不明に… 事故か?事件か? 必死で探す警察、両親、地元の人たちだったが、彼女の行方はなかなか分からないまま。 池袋に向かう電車の中で見つかった友人との交換日記、ゴルフ場から出て来たランドセルなど、単片的な手掛かりは見つかるものの、葵の行方は分からないままの3年間を描く。 いつもの軽いノリの会話は一切なし。 「文庫X」として、話題となった清水潔氏の「犯人はそこにいる」を参考にしていることもあり、実際に起きて解決していない少女誘拐事件もかなり意識していると思われる。 葵がいなくなるまで、別居していた両親は再び家族の絆を取り戻し、区切りとなるところで、必ず顔を出す捜査一課の奈良たち刑事の事件解決への執念がとても印象深い。 今作では3年経って、事件は解決するが、読後には未解決の行方不明事件の子供たちの姿が脳裏に浮かぶ。 最近、いろんな作品の感想で書いているが、「生きてさえいれば」そんな思いが溢れる。 他のシリーズで描くハードボイルドもいいが、こういう作品も書けると言うことで、今作で新境地を知った気がする。
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内容的には王道とも言えるミステリ。 地元で有名な小学5年生の美少女が豪雨の中、突如姿を消した。事故か家出か、それとも誘拐か。 少女の名は葵。両親は離婚調停中で、母親と姉と3人で暮らしている。そんな葵が豪雨の日、帰宅途中に突然いなくなった。 葵の事件を担当するのは奈良刑...
内容的には王道とも言えるミステリ。 地元で有名な小学5年生の美少女が豪雨の中、突如姿を消した。事故か家出か、それとも誘拐か。 少女の名は葵。両親は離婚調停中で、母親と姉と3人で暮らしている。そんな葵が豪雨の日、帰宅途中に突然いなくなった。 葵の事件を担当するのは奈良刑事。様々な被疑者が現れる中、事件とは関係ないところで犯罪者のレッテルを貼られ、先生を辞めざるを得なくなった男性教師など、被害が拡大していく。 どうしても本星を見つけなくてはならない状況で、とうとう捜査本部は解散を余儀なくされる。 それでも事件をずっと追っていた奈良の執念が実る時がついにやってくる。 こうした事件は無くならないし、年々複雑化されていくだろう。『誘拐』とニュースで聞くことがあっても、それを自分に照らし合わせることはなかなかない。可哀想とは思っても、どこか人ごとだ。 この物語は、それぞれの心情が伝わってきて、このラストで本当に救われた。
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