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虎を追う の商品レビュー

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40件のお客様レビュー

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2022/06/26

一気読み。元刑事が30年前に起きた冤罪事件の解明に挑む。そのためにはSNSやマスコミを使って世論を動かす必要がある。SNSにおける光と影の描きかたが実にリアルだ。観てもらえない作品には意味がないという言葉は、SNS上ではたしかにそうなんだろうと思う。 そして〝虎〟は何匹でも存在し...

一気読み。元刑事が30年前に起きた冤罪事件の解明に挑む。そのためにはSNSやマスコミを使って世論を動かす必要がある。SNSにおける光と影の描きかたが実にリアルだ。観てもらえない作品には意味がないという言葉は、SNS上ではたしかにそうなんだろうと思う。 そして〝虎〟は何匹でも存在しうるのだ。

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2022/05/13

元警察官の祖父とその孫が冤罪事件と思われる過去の殺人事件を再捜査する話。 インターネットを駆使して世論を動かすとか、現代ならではのストーリー。 祖父のその辺疎いところと孫のそれを上手くツールとして使いこなす対比が面白かった。

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2022/04/09

❇︎ 虎を追う/櫛木理宇 冤罪ではなかったかと心にずっと引っ掛かりが 残っていた30年前の事件を、警察官を引退した 元刑事が周りの協力を得て再捜査を行なう。 主犯は病死し、残された従犯は無罪を主張するが 再審請求を認められず死刑執行までの時間を 過ごしていた。 本当に冤罪だ...

❇︎ 虎を追う/櫛木理宇 冤罪ではなかったかと心にずっと引っ掛かりが 残っていた30年前の事件を、警察官を引退した 元刑事が周りの協力を得て再捜査を行なう。 主犯は病死し、残された従犯は無罪を主張するが 再審請求を認められず死刑執行までの時間を 過ごしていた。 本当に冤罪だったのか、真犯人は一体誰か。 ネット社会の現代を舞台にして、警察権力を 持たなくなった元刑事が事件の芯にせまる。 題名『虎を追う』その理由がわかった頃から、 さらなる展開が待っていました。 現代的な内容なだけにリアリティーがあり、 読み応え充分です。

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2022/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これでもかってぐらい残酷でしたね。 小児性愛者で尚且つ残虐で非道。 8歳の女の子に挿入しながら殴る。質問に答えてられなければ殴る。歌わせながら犯す。 私も感覚変だけどこんな発想が出来る作者が怖いわー。 それと犯罪者の障害者の割合の高さ。 これも近年問題となっているよね。 何らかしらの障害を抱えてる。 そんなのが詰まった残虐な物語でしたね。

Posted byブクログ

2022/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 犯行の描写には参った。 虎の意外な正体と関わりはびっくりした。 虎の承認欲求とはいえ、証拠品を送るかなあと思った。 エピローグは…

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2022/01/22

作者は昨今のSNSの実態をよく理解していると感じた。1人の元捜査一課の刑事から始まる、過去の事件にまつわる物語。古い事件に対してSNSや動画サイトなど新しい手法を用いて事件解決に取り組むのが面白かった。また、犯人の起こした事件の残虐さも読者として惹きつけられた。 この本の裏のテー...

作者は昨今のSNSの実態をよく理解していると感じた。1人の元捜査一課の刑事から始まる、過去の事件にまつわる物語。古い事件に対してSNSや動画サイトなど新しい手法を用いて事件解決に取り組むのが面白かった。また、犯人の起こした事件の残虐さも読者として惹きつけられた。 この本の裏のテーマでもある「家族愛」についても是非注目してほしい。 虎という干支に惹かれて借りた本だが、想像以上に楽しめた本だった。

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2021/10/07

30年前に起きた連続幼女殺人事件。 二人組の男に死刑判決。一人が心を失い獄死する。 元刑事が、真犯人は他にいるのでは…とずっと思ってきたことが気にかかり調べ直す。 大学生の孫とその友人に協力して貰う。 警察でも人間だから世論を気にして功をあせることもある。意識の綻びがミスに繋...

30年前に起きた連続幼女殺人事件。 二人組の男に死刑判決。一人が心を失い獄死する。 元刑事が、真犯人は他にいるのでは…とずっと思ってきたことが気にかかり調べ直す。 大学生の孫とその友人に協力して貰う。 警察でも人間だから世論を気にして功をあせることもある。意識の綻びがミスに繋がることも… 自分たちのしてきたことを確認しながら前に進む祖父。 そして、孫の友人も居場所がなく他人と馴染めなかったこと。学校に適応できず、無価値なもののように扱われたこと。家名や父の存在や財力を削ぎ落とすとこの二人の死刑囚と同じだと言う。 トゥレット症候群という病気。 この病気のことを知らずに偏見の目で見られた。 これこそがすべての元になったのではと思ってしまう。 ただそれだけではないのだろうが… 一気読み。 エピローグがなんとも…気分が。。

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2021/06/27

真犯人を突き止めるために動く展開はテンポが良くて、読み始めると止まらない系だった。 相変わらずの残虐性と後味の悪さで読む人を選ぶと思うがおもしろい。 最後のエピローグが胸くそ悪いのMAX。 こうして後継者が生まれていくのか‥。

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2020/11/15

犯人がきっちりと捕まってよかったが幼児虐待に対する描写がちょっとエグかった。 現実でもこのような問題は起きていると思うが許してはいけないと強く感じた。

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2020/11/10

嗜虐的犯罪描写に戸惑いながらも、何故かベージを捲る手が止まらない。冤罪というテーマに、どのようにアプローチしていくのかが、初読み作家ということもあり非常に興味を持ちました。ストーリーを語るのはまた別にして、様々に張り巡らされた伏線が、見事に結実する場面は見事です。

Posted byブクログ