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さよならの言い方なんて知らない。(2) の商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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2020/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・前巻までの内容 滅亡した世界で唯一残存する街「架見崎」での、領土とポイントを巡る異能力者同士の戦争に、香屋歩と秋穂栞は巻き込まれた。しかし、その戦争に巻き込まれたことにより、敵チームに所属していた親友の冬間美咲との再会を果たす。 ・あらすじ ウォーター(トーマ)が所属する平穏な国に連れ去られた香屋とキド。ミケ帝国に避難した秋穂とその他のキネマ倶楽部の面々。香屋は、平穏な国の内情と架見崎のトップチーム・PORT、個人保持ポイント数トップの月生の情報を知る。そして、今後起こるであろう戦争を予測し、ミケ帝国にいる秋穂へ手紙を送った。香屋の予測通りに始まった架見崎全土を巻き込む戦争は、様々な思惑が絡み合うも、香屋の予測通りに終結した。ウォーターは平穏な国のNo.2となり、ブルドッグスは平穏な国に吸収され、黒猫の復活の為に香屋はミケ帝国へ連行された。しかし、人を生き返らす能力は既に誰かに取得されていた。 ・感想 戦争の流れは様々な思惑が絡み合っていて予想できなくて、読む手が止まらなかった。再会を果たした香屋とトーマがメインの回だったので、二人の関係性がよくわかった。全てを予測し思い通りの展開に進ませることができる香屋と、最終的に勝ちを総取りするトーマ。2人が協力すれば最強だと思うが、根本的に考え方が違って、最後は敵になる?事が示唆されている。今回はあまり動かなかったPORTと月生は、次巻でポイントになると思うので、動向が楽しみ。見事リリィは人を生き返らせる能力を獲得し黒猫を生き返らせるのか、平穏な国とPORTの争いに月生はどう絡むのか。

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2020/05/01

第1作から久しぶりでしたので、どんな世界観だったかなんとなくでしたが、読み進めていくうちに徐々に「あっ、こういう雰囲気だった」と掴めてきました。 前作は、たしかPoint合戦を加味しながらの頭脳戦だったと思いましたが、今回はそうしたものはなく、比較的静かでありながらも沸沸と湧き上...

第1作から久しぶりでしたので、どんな世界観だったかなんとなくでしたが、読み進めていくうちに徐々に「あっ、こういう雰囲気だった」と掴めてきました。 前作は、たしかPoint合戦を加味しながらの頭脳戦だったと思いましたが、今回はそうしたものはなく、比較的静かでありながらも沸沸と湧き上がるような頭脳戦だった印象でした。ただ、奥行き感がないといいましょうか、それぞれのチームでの代表だけで、戦いを繰り広げています。なので、その他の脇役の人達の接戦がなく、いつのまにか死人が発生しているので、そんなに緊迫感がありませんでした。 第2作目では、新たな謎や人物が登場し、場を盛り上げている一方、なかなか謎が解決しないまま、終了でしたので、歯痒さ感はありました。次作に期待したいと思います。 でも、描写が滑らかに行動しているので、読みやすかったです。じっくりと一つの大きな戦いを描いているので、ゆっくりと味わうことができました。わかったようなわからないような展開でしたが、続きが気になりました。

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2019/12/28

ちょっと小難しいが面白いので意外とすらすら読める。    とにかく先が気になる。結果が気になる。結末が気になる。   

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2019/11/25

舞台である架見崎の街のほとんどを巻き込んだ大戦が始まる。戦いを嫌悪する主人公と相棒の、まさに知略を尽くした行動が面白い。気分的には将棋やチェス、あるいはポーカーのプロの試合を見ているような、理詰めの展開に惹かれる。 だが主人公達も神ならぬ身。予見できないことは発生し、それにま...

舞台である架見崎の街のほとんどを巻き込んだ大戦が始まる。戦いを嫌悪する主人公と相棒の、まさに知略を尽くした行動が面白い。気分的には将棋やチェス、あるいはポーカーのプロの試合を見ているような、理詰めの展開に惹かれる。 だが主人公達も神ならぬ身。予見できないことは発生し、それにまた対応していく。そういった所に見える無情がまた物語を色濃くする。 そんな中、ヒロインの一人・秋穂の心情、自分と仲間たちを対比して自らの役割を多少の哀しみと共に受け止めるさまが、得手不得手の結果とは言え、重くも共感する。

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2019/11/11

これもペーパー目当てで購入。 100万回死んだ猫の話。 一番好きな童話とか聞かれたら自分はなんて答えるんだろう…。難しいな。座右の書も今だに見つけられないし。 好きだった本を、年を取ってから読み返してもいつも面白いとは限らないしなぁ… 

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2019/10/11

 殺伐としたサクラダリセット、と呼ぶことにするよ。  シリーズ二巻目、破壊された無人都市・架見崎の世界が現実の世界というプレイヤー同士の認識のずれを通じて提示され始める。    八月の一か月での、能力バトル殺し合い陣地取り合戦を繰り返す(殺伐としたエンドレスエイトともいえる)。 ...

 殺伐としたサクラダリセット、と呼ぶことにするよ。  シリーズ二巻目、破壊された無人都市・架見崎の世界が現実の世界というプレイヤー同士の認識のずれを通じて提示され始める。    八月の一か月での、能力バトル殺し合い陣地取り合戦を繰り返す(殺伐としたエンドレスエイトともいえる)。  香屋と秋穂がこの世界に訪れた次のループで、戦いは最大勢力の三グループ、PORT・平穏な国・架見崎駅南改札の参戦という異常事態が勃発した。  誰よりも臆病で、なるべく人が死なないように引き分けを狙う。  香屋はこの世界で再会した旧友トーマも巻き込み、戦争の結末から逆算して手札を揃える。  三つ巴の戦いの結末は。  次巻に続く。     なんとなく、”ぼくらの”っぽい話になってきたと思うのは俺だけ?

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2019/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第2巻。 徐々に登場人物の思惑が見えて来るような、見えて来ないような……。 毎回、続きが気になるラストなのだ……。幸いなのはコンスタントに続きが出ることだろう。第3巻は年明けの発売のようで、余り待たなくて済む。良かった。

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