彼女の気持ちはわかっても、それが恋とはかぎらない の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フォローさせてもらっている、たけちゃんさんの本棚から選んだ本です。 人の気持ちに共感してしまうエンパスという特殊能力を持つ藤嶺君といつもポジティブなまひるさんの恋愛物語。 と思い軽く読み始めたけど、思ったよりも感動の場面があって面白かった。 「かけてもいい迷惑はかけなさい。その代わり、人の迷惑を許容できる人間になりなさい。人の迷惑を喜べる人間になりなさい。」 というフレーズがあったのですが、前半のフレーズはよく聞いていたんだけど、後半を聞いてハッとしました。自分はまだまだだなぁ。
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主人公で高校3年生の五里守まひるは、同じく主人公で同じクラスの根暗男子の藤峰シンヤに「キミが好きです。付き合ってください」と告白します。すると、藤峰くんからの返事は「ボクと結婚してください」。「ハイ喜んで!」とまひるは即答します。そうして物語が始まりますが、藤峰くんは相手の感情に...
主人公で高校3年生の五里守まひるは、同じく主人公で同じクラスの根暗男子の藤峰シンヤに「キミが好きです。付き合ってください」と告白します。すると、藤峰くんからの返事は「ボクと結婚してください」。「ハイ喜んで!」とまひるは即答します。そうして物語が始まりますが、藤峰くんは相手の感情に共感し過ぎてしまう「エンパス(共感能力者)」なのです。藤峰くんの返事は本当の気持ちからではないかもしれません。藤峰くんはその特殊な能力のせいで他人とは極力かかわらず、心を閉ざして生活しています。そんな藤峰くんを好きになったポジティブ少女のまひるにも、心の中に暗い影があります。そんな二人の恋模様を描きます。 東北・仙台を舞台に、個性的な友人たちに囲まれ、あたたかい気持ちになれる青春物語です。ボケとツッコミが随所にあって、楽しく読めます。
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