誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門 の商品レビュー
様々な哲学者や宗教家の死生観を縦横無尽に取り上げているばかりか、それらの思想に結びつきそうな映画の紹介、さらには筆者お手製の図解までついている。 ”死”についての結論があるわけではないが、名だたる哲学者の多くが”死”を(自己の)宗教感と結び付けているのは興味深い。進化生物学や進...
様々な哲学者や宗教家の死生観を縦横無尽に取り上げているばかりか、それらの思想に結びつきそうな映画の紹介、さらには筆者お手製の図解までついている。 ”死”についての結論があるわけではないが、名だたる哲学者の多くが”死”を(自己の)宗教感と結び付けているのは興味深い。進化生物学や進化心理学、ましてやドーキンス論の信奉者らから見たら、この死生観はどう見えるのだろう? サブカルなどとも結びつけて、独自の考察をする著者の広範な知識とも相まって(不謹慎かもしれないが)楽しく読めた。
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実は年単位で積本にしていた。 入門とあるが、どうだろう。入門かなという疑問はある。「死」というテーマについて対決スタイルで10章。VSの視点があることで特徴をつかみやすいという利点がある。今まで漫然と読んできた本の著者の主張について、ああ、そういうことかという気づきがある。...
実は年単位で積本にしていた。 入門とあるが、どうだろう。入門かなという疑問はある。「死」というテーマについて対決スタイルで10章。VSの視点があることで特徴をつかみやすいという利点がある。今まで漫然と読んできた本の著者の主張について、ああ、そういうことかという気づきがある。 ヴィトゲンシュタインが部屋にサイがいないとは断言できないっていうエピソードがなんかヴィトゲンシュタインで震える。 この本は読む人を選ぶ気がする。というのも、例示がサブカル中心のため、全然自分が興味がない分野で語られている場合、ちょっと理解が難しいところがある。音楽、映画、アニメ、漫画、俳優、などなど。 とりあえず、リンキン・パークのMVは検索して見た。 そういう意味で、好き嫌いは分かれるだろうと思う。自分は割と楽しく読むことが出来た。ただ、自分が楽しかったからみなさんどうぞになるかというと諸手を挙げてみなさんどうぞとはいいにくい。サブカル大好きな人には逆におすすめ。
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様々な哲学者・宗教者が死についてどう考えていたかを浅く 広くカタログのように並べた本。手がかりとしてアニメや 漫画などのサブカルチャーも使い、わかりやすい入門書と なっている。が、私にはちょっと浅すぎたかな(苦笑)。
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入門書というより 中級者向けかもしれないが、 ある程度知識があれば楽しく読める ORこれから これをきっかけに学ぶきっかけになるかも。 90年代オタクカルチャーのネタが多い。
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哲学者たちが「死」についてどう考え抜き どう立ち向かったのかが書かれてあるとのこと 一般的に言われる哲学者だけでなく 死について考え抜いた哲学者 宗教者 科学者 表現者 アーティストたちも なのでカールセーガンや手塚治虫なども登場 これから迎えるであろう「死」 今は恐怖でしか...
哲学者たちが「死」についてどう考え抜き どう立ち向かったのかが書かれてあるとのこと 一般的に言われる哲学者だけでなく 死について考え抜いた哲学者 宗教者 科学者 表現者 アーティストたちも なのでカールセーガンや手塚治虫なども登場 これから迎えるであろう「死」 今は恐怖でしかないので 少しでも穏やかにと この本を読めばなにかヒントがあるかもと思って読み進めた しかし哲学に慣れ親しんでいないせいか 哲学者の著者にしては 平易にイラストなども加えて書かれているものの すっと頭には入ってこない ただ 前書きで述べられているこの本を書いた理由 若くして自死する人が増えているのは 死についてどう考えればよいのか 教えてくれる機会がないせいではないかと 「自殺する方法」といった情報はネットにあふれている けれど「死」について深く考えたり 身近に「死」を感じることが少なくなっている現代 簡単に死を選ぶ若者が増えているというのも納得できる ところどころ興味をひいた箇所のみじっくり読んだ 自死を考えている人がこの本を読むとは思えないけれど もう少し平易な表現で「死」について こうした様々な考えがあるのだよと 幼いころから触れることができればいいかも ・ショーペンハウアーと現代の手帳ブーム (自分の人生は充実しているのだと自分に言い聞かせるため 細かい目標をたて手帳を埋めていく それを指南するカリスマも現れる←実際私のまわりにもいる) ・「終活」の実践者ソクラテス (処刑されたあとの亡骸を洗う作業を他人にさせないため沐浴をして臨んだり 死の間際に借りていた鶏1匹を返すようにと書き残すなど 「死に方」によって「いかに生きるべきか」を行動で示した) ・浄土真宗の葬儀に対する考え方 (他者の死から学ばせていただく場) ・サルトルの死生観と「探偵物語」の最終話 (本編の流れとは無関係に主人公が死を迎える 手塚治虫のブラックジャックも同じ結末が繰り返される) ・空海はいまも生きている? (空海を信仰することで起こった不思議な体験談がツイッタ―に次々と)
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