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あきない世傳 金と銀(七) の商品レビュー

4.3

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

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2022/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この巻に限ったことじゃないんだけど、今当たり前に見るものを作り出した人たちが確かにいるんだよなと、こういう本を見てると思う。そして「三人」に胸熱(わかる人にはわかる…かも?) めちゃめちゃ泣いたわ。

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2022/10/13

2022年10月13日 江戸に来たのね。 幸の人柄が素敵過ぎ。 おくゆかしくて、前向きで、礼儀正しく、頼りになる。 買うての幸い、売っての幸せ 方針が素晴らしい。

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2022/09/25

服繋がりではないけど読了。面白いなあ。続きも予約しておかねば。 みをつくしシリーズもそうやったけど、幸せへの伏線が回収されていくときがめちゃくちゃ嬉しい。我慢の時間の方が長いんよねえ…とは思ってしまうけども。 服の話はほんまに面白い。 私は四半世紀ほど前に関西から関東へ仕事で...

服繋がりではないけど読了。面白いなあ。続きも予約しておかねば。 みをつくしシリーズもそうやったけど、幸せへの伏線が回収されていくときがめちゃくちゃ嬉しい。我慢の時間の方が長いんよねえ…とは思ってしまうけども。 服の話はほんまに面白い。 私は四半世紀ほど前に関西から関東へ仕事で転勤しててんけど、関東にいったときに味付け以上に、黒とグレーと白の服しかない!と思った。店員さんにすすめてもらうのも大概この三色で、電車で見かける人も大概この三色ベースで服着てはるわ!と思った。 四半世紀前の話です。 あと、イメージ。 そのへんの説明がついてて、面白いなー!と思ったし、約200年後の平成の世にわたしが感じたこともあながち間違ってはないんか…と思った。 せやね、江戸は公方様のお膝元やもんね、大坂とは全然感覚が違うんやろな。面白い。 五鈴屋江戸店の今後も気になるし、続き続き 今回は、富五郎さんが土間で最後に語った由縁にちょっと泣いてしまった。 あと、江戸紫の色、知らんかもしれん。

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2022/08/06

いよいよ、江戸で本格的に商いを開始する幸。 大阪とは人々のものの好みや考え方がまったく違う新たな土地で、五鈴屋の信念とも言える「売っての幸い、買っての幸せ」を実現するために日々工夫をこらします。 この7巻は正直、前半はあんまり動きがないな…とページを捲る手が滞りがちでした。 ...

いよいよ、江戸で本格的に商いを開始する幸。 大阪とは人々のものの好みや考え方がまったく違う新たな土地で、五鈴屋の信念とも言える「売っての幸い、買っての幸せ」を実現するために日々工夫をこらします。 この7巻は正直、前半はあんまり動きがないな…とページを捲る手が滞りがちでした。 もちろん、無料の帯の結び方指南所を開いたりと様々な試みは行い、お店も少しずつ育ってくるのですが、前巻までは随所にあった心揺さぶられるようなシーンが少ないというか。 そしたら、最後にどかーんと!ありましたよ〜ビッグウェーブが。 あの方の過去の暮らしが、頑張りが、まさかここでこういう風につながってくるとは…ぐっと来ました。 かつて彼が一緒に夢を見て過ごした友人の強力な後押しを得て、小紋染めは五鈴屋の新たな看板商品となるのでしょう。

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2022/06/28

みをつくし料理帖といい、本シリーズといい、高田さんの作品には真面目に商売に取り組む市井の人々への敬意が込められているように感じます。 帯の無料教室のエピソードも良かったけれど、何といっても江戸小紋に関する発想と商品化までのプロセスは素晴らしかった。自分が仕事に向き合ううえで、是非...

みをつくし料理帖といい、本シリーズといい、高田さんの作品には真面目に商売に取り組む市井の人々への敬意が込められているように感じます。 帯の無料教室のエピソードも良かったけれど、何といっても江戸小紋に関する発想と商品化までのプロセスは素晴らしかった。自分が仕事に向き合ううえで、是非見習わなければと思う要素がいっぱいの作品でした。

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2022/06/21

大坂天満の呉服商「五十鈴屋」七代目店主となった幸 ついに念願だった江戸進出 無料の帯結び教室なども手掛ける。すぐに実質的な売り上げにつながるのではなく、人と人との縁をつないで末永い商いへの布石とするが、幸の女名前禁止の特例の締め切りが迫る…そんな中、ある染め物職人と出会い、幸は新...

大坂天満の呉服商「五十鈴屋」七代目店主となった幸 ついに念願だった江戸進出 無料の帯結び教室なども手掛ける。すぐに実質的な売り上げにつながるのではなく、人と人との縁をつないで末永い商いへの布石とするが、幸の女名前禁止の特例の締め切りが迫る…そんな中、ある染め物職人と出会い、幸は新しいアイデアを形にしようと奮闘するが… 毎回不幸なことやら不運なことでヤキモキするのだけど、今回は意外な縁のめぐりあわせに、私…またしても号泣。 いけねえいけねえ…年を取ると涙腺がゆるくなっちまいやがって…てやんで~(グスグス) 智蔵さん~!! 亀三さん~!! 富五郎さん~!! 後半の章はもう涙がとまらん~!! 8巻へ続く~

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2022/05/17

シリーズ7作目。 江戸に進出した五鈴屋、奉公人たちと力を合わせて店を盛り立てる幸。妹の結も加わって、まずまずは順風満帆な様子。新しいことをやり始めるとき、不安も大きいけどワクワクするような気持ち、なんだか今の自分と少しリンクしていて、勇気づけられた。 帯結びは文字だけではどんな形...

シリーズ7作目。 江戸に進出した五鈴屋、奉公人たちと力を合わせて店を盛り立てる幸。妹の結も加わって、まずまずは順風満帆な様子。新しいことをやり始めるとき、不安も大きいけどワクワクするような気持ち、なんだか今の自分と少しリンクしていて、勇気づけられた。 帯結びは文字だけではどんな形なのかよくわからなかったから巻末で治兵衛さんに図付きで解説してもらいたいところ。 かたくなに型染めの仕事を拒んでいた力造が、一流の型彫師の型紙を目にして息をのむシーン、一流の職人同士の心が通じ合う瞬間に鳥肌が立った。 そして、富五郎の何と粋なこと。亡き智蔵との知られざる友情には涙涙、です。 出奔した5代目の姿が江戸で目撃されたのも気になるところ。今後どうなっていくのか楽しみです。

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2022/04/14
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最後の力造さんと智蔵の関係には うるっときました。智蔵の人との関わりが 江戸に来てからの戦力になっていると思うと ほんと素敵な人だったんだと改めて感じます!

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2022/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯結びの無料教室が好評。 幸は亀三の紹介で歌舞伎役者の菊次郎と会う。舞台装束のことだろうと菊次郎は推測するが、できないと断る。かわりに菊次郎は表を木綿、裏を絹で仕立ててくれと注文を出す。好評で他の役者からも注文があいつぐ。教室で知り合ったお礼の亭主・染物師・力造と知り合いになる。健輔とお竹節は町で惣次を見かける。武士は小紋染の裃を来ている。そこには小さな紋様が染められている。家紋同様、それぞれの家の専用の柄がある。幸はそれをいっぱんの人にも広めようとする。遠目には、無地に見え、かなり近寄れば少し大きめの鈴が散りばめられ、さらに近づけば鈴紋だとわかる。まず伊勢型紙をつくる。その染を力造に頼むが、武家の紋様を横流ししたとひどいめに合ったので染には手を出さないと断られる。できあがった型紙の鈴紋は小さいものをたくさん染めるもので遠くだとわからない、近くでわかるというものにする。立派な仕上がりに最初は頑なに断っていた力造だが、ひょんなことからその型紙を目にしてあがらうことができなくなる。このあたりは芝居のよう。さらにその紋で、当時に一番人気の歌舞伎役者富五郎が歌舞伎の前宣伝のお練りで使いたいと申し出があり、江戸紫に染め物をする。富五郎が若かりし頃、智蔵、亀治郎と夢を語り合っていた友達であった。少しご都合主義。 『五鈴はん、と菊次郎は身体ごと幸の方へ向き直り、まじまじとその顔を見入る。「お武家さまのものやった小紋を、五鈴屋は変えすまやろ。今日は富五郎のお練りやけれど、五鈴屋の小紋の披露目でもおますなぁ」これから大変なことになりますので、腹括りなはれや、と菊次郎は重々しい語調で告げた。』

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2021/11/16

江戸での事業が拡大していく場面。 江戸での生活がありありと感じられた。他の話と比べて展開が少ないので星4

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