オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿 の商品レビュー

田中静人(著者)

2023/11/10

次の仕事を探していた主人公が見たのは
町の電気屋の奇妙なポスター。

電気屋が解決していく謎、というか
主人公が解決していく謎？
電気屋に持ち込まれた謎の解き明かしも大事ですが
主人公についても謎ばかり。

ストーカー？　同居？　同棲？
と、印象がくるくる変わっていく情報量。
しかも最後の最後にもびっくりですし。
その背景があっても、許されるものではないです。

2022/01/15

第一話
なぜ、頑なに新品のルータをほしがるのか。
第二話
なぜ、空気清浄機の説明を拒むのか。
第三話
なぜ、彼女は悩みを打ち明けなかったのか。
第四話
なぜ、盛り塩で故障が直ったのか。
第五話
誰が美優を見守っていたのか。

とても読みやすい家電ミステリ。一話ずつは軽い謎を解いてゆき、全体として大きな謎…と言うほどでもないけど…果たして誰が？的なやつが続いて解き明かされていきます。
先の読める話ではあるけど、サクッと空き時間に進められる感じ、年のはじめの一冊目にちょうど良かった。

文庫の表紙が可愛らしくて好きです。続きが出たら読みたいなー。

2021/11/28

家電オタクな街の電気屋店長。
その知識で、顧客の悩みも解決。
家電なので身近に感じられるし、テンポもよかった。

2021/07/17

キャラクターのほとんどがトラウマを抱え込んでいるという変わったプロットがユニーク‼️
感情認識障害の電器店の社長が一途で好ましく、縁合ってその電器店に転職した訳有りの主人公がおりなす短編連作。ある意味謎解きの良いコンビネーションですね

2021/06/08

読みやすかった。
章の終わりにある文章に不穏な影を感じてはいたが、途中からいろいろと気持ちがついて行けず戸惑う…
脇役キャラの扱いもやや雑に感じた。個人的には、もっと脇役の人も話にからんで人間味が感じられたら良かった

随所に散りばめられた家電ネタは、知らなかったこともたくさんありためになりました
さすが電器屋さん

2021/03/22

第四章くらいまでは楽しく読んでたんだけど、第五章のストーカーの話でちょっとなんかな…となってしまった。

総じて読みやすく、家電についての知らなかったこととかたくさんあって、面白い。
宮田さんと美優のペアも良く、他の登場人物もキャラが立ってて楽しい。
のだけど、うーん。ちょっと、読み終えた後苦味が残る感じだった。

2020/02/18

意外と知らない　電化製品の知識。

ミステリーとの　兼ね合い。

最近は　いろいろなパターンが　あり
楽しいですね。

いっきに　読めました。

続編が　たのしみですね。

2019/12/15

シリーズ化されそう。
笑えないけど人の気持ちがわかる主人公と、お客さんを笑顔にしたいけど人の気持ちがわからない店主のバランスがとてもよいとおもう。押し付けがましくないテイストも魅力。
各エピソードはそこまで出来上がってない感じなので、シリーズ化されるなら、今後のエピソードが肝な気がします。

2019/11/07

オタクといっても電気屋の店長。商品と全く関係ない相談も受けるサービスをしており、家電トラブルと人間関係をうまく合わせた謎解きもの。

2019/09/08

題名からしてサラッと読めそうだ。
「このミス大賞」なら万人ウケのややこしくないやつだろう。
そのまんまでした。
エピソードのひとつひとつは、ちょっとした謎解きミステリー風だけど、ちょっと飛躍し過ぎかな。
人としてしていいことと悪いことがある。
どのような理由があるとしても！
それが「心配だから。」で正当化されてるようで負に落ちない。
心配だから、好きだから、それなら仕方ないよねと最後は許されちゃうというのはいかがなものか。今の社会で一発で問題視されている部分が曖昧に流されて終わった。
この本の最大のミステリーは「どうして、美優はこんなにも周りに構われているのか？」ということ。
今年の16冊目
2019.9.7