悩ましい彼 の商品レビュー
私はどちらかと言うと平良側の考えをしているタイプなので、清居の強さと潔さは本当に憧れてしまう。 自分を客観視できる、悪いところは悪いところ認められる強さ、貪欲に前進しようとする強さ。「自分が好きではなくても、興味がなくても、世の中にいいものはたくさんある」という公正さ。本筋とはズ...
私はどちらかと言うと平良側の考えをしているタイプなので、清居の強さと潔さは本当に憧れてしまう。 自分を客観視できる、悪いところは悪いところ認められる強さ、貪欲に前進しようとする強さ。「自分が好きではなくても、興味がなくても、世の中にいいものはたくさんある」という公正さ。本筋とはズレてしまうけど、読んでいて自分の目標を見つけたように思った。 平良の家電の話も面白かった。なるほどな、と思う。この作者さんは色んな視点と知識があるようで、読む度感心してしまう。 芸能界とか写真家の話自体は2巻同様なんだか苦手。学生時代と違って、知らない世界だから想像が難しく疲れるのかもしれない。一時期舞台に軽く触れたことがあったので、「そんな世界だったのかもな…」と過ぎってしまった。怖すぎて私ならもう、瞬殺だな…。そのあたり、読むのが辛かった。どの仕事も辛さ大変さはあるよなぁ。 いよいよ残るは番外編の巻のみ。 お腹いっぱいなのですぐに読みたい!とはならないので、少し時間が経ったら読みたいと思う。
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はー、今回もかなり面白かった。 それにしても、今回は2人の成長物語だった。 あんなに教室でダルそうにしていた清居が、ジンジャーエール一択の清居が、あんな風に、ストイックにひたむきに仕事に立ち向かうなんて。見つけた人は強い。平良も、あんなにネガティブで、きもい妄想の世界に生きてい...
はー、今回もかなり面白かった。 それにしても、今回は2人の成長物語だった。 あんなに教室でダルそうにしていた清居が、ジンジャーエール一択の清居が、あんな風に、ストイックにひたむきに仕事に立ち向かうなんて。見つけた人は強い。平良も、あんなにネガティブで、きもい妄想の世界に生きていたのに、清居との未来のためにネガティブなりに変わろうとしている姿に胸が詰まった。2人だから成長できるって、感動だわ。 平良は清居を崇拝してるけど、好き度合いでいったら、清居の方が上な気がする。それほど乙女!かわいい! それに、清居の家族も登場してよかった。過去の愛情不足があったから、どんな暗いお家かしら、と思っていたけも、家族はみんないい人たちで、普通の家庭で育ったことに安心した。 若いって、ほんとににがくて苦しくて、不器用にしか前に進めない。でもだからこそ尊いんだなぁとこの作品を読んであたらめて思った。こらからの2人がますます楽しみ!
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世に超一流と言われる人たちの不安。ビートたけしが「平成教育委員会」を当てた時、「これでタレントとして五年寿命が伸びた」と漏らした話を思い出す。危機感を持ち続け己を磨くからこそ一流なのだろう
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シリーズ3作目にしてまたさらに前作までを超えてきた 野田師匠のお話とか、個展までのお話とか、再び上田さんの舞台に抜擢されるお話だって とにかくまだまだ読み足りない!もっとふたりがあーだこーだ破れ鍋に綴じ蓋やってる所を見せてほしい! 続編を何卒、何卒、、、お待ちしております。 そし...
シリーズ3作目にしてまたさらに前作までを超えてきた 野田師匠のお話とか、個展までのお話とか、再び上田さんの舞台に抜擢されるお話だって とにかくまだまだ読み足りない!もっとふたりがあーだこーだ破れ鍋に綴じ蓋やってる所を見せてほしい! 続編を何卒、何卒、、、お待ちしております。 そしてほんとうに清居くんがかわいいんじゃ
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芸能界モノのド定番を凪良先生が書かれるとこうなります。なるほど~~~・・・。 リアルとフィクションの間の絶妙な間を、ギリギリの感覚で摘み取って描いてる気がする・・・なんだろう・・・。
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※このレビューにはネタバレを含みます
清居奏という人間は、常に前向き・鬼メンタルで、欲しいものを手に入れるためならどんな努力も怠らない。 そんな彼が、今までの人生で最大とも言えるであろう壁にぶち当たり、役作りのために生まれ持った美しいルックスをぶち壊すことを決意します。 今までスタイル維持のために己を律しまくっていた彼にとって怠惰な生活は苦痛であり、美味しいとも感じないカロリー爆弾を、苦しくとも口に運び続けるシーンは、読んでいて涙が止まりませんでした。 あらすじを読んで、まさか本当に20キロも太らないでしょう?清居くんは太れない体質で、努力しても太れないとかそんなオチじゃないの?だって美しくなかったら、清居くんじゃないじゃん!なんて思っていた自分を正座させてお説教したいです。 清居奏が美しいのは、その容姿だけではなかった。 どんなに見た目が変わっても、彼の心が美しいのです。 その事実を、彼氏である平良くんはずっと前から分かっていたのでしょう。 どんな姿になったとしても、清居奏は美しいと。 彼はいつだってキングなのだと。 (ヤバイ...私も平良の思考に毒されている...笑) そして、食べ物を口に運び続ける清居くんを見つめながら、臆病でその場から動けない自分に気付いた平良。 自分も変わりたいと決意するシーンは大号泣でした。 二人の置かれた状況が見事にリンクして、2人とももがき苦しみながらも、自分の置かれている状況から決して逃げ出さずに、努力し続ける姿が本当に素晴らしくて、自分も頑張るぞー!!という気持ちにさせてもらえました。 平良は、清居くんはキングで自分は石ころだと思っているけど、清居くんは、平良は天才で自分は凡人だと思っている(そして平良がそれに気が付いていない)のがまた面白くて、だからこそ、お互いがお互いに置いていかれないように努力し続けようとするのが凄く良かったです。 真逆だからこそ、お互いに足りないものを与え合い、刺激し合える。 なんて素晴らしいカップルなんだろうと思いました。 そして、今回も平良の宇宙人志向・きもうざっぷりには何度も笑わせていただきました! 凪良先生の言葉選びのセンスは絶妙ですね。 さらに今回は、清居くんの平良愛がかなり深まっているのも面白かったです。 エビコロのくだりは可愛すぎました!! あとがきを読むとまだシリーズは続きそうなので、今後も続きが楽しみです!
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※このレビューにはネタバレを含みます
葛西リカコ先生の挿絵と評価がとても良かったので読み始めた美しい彼シリーズですが、今回は平良と清居の双方に大きな成長があり、作品の展開的にもとても読み応えのある内容でした。あとがきで凪良先生も仰っているように強くて美しくて彼氏にベタ惚れでたまに依存しそうになるけどそんな自分を律して…という受けが大好きなのですが、今回は今まで以上に清居が乙女で可愛いくて、平良の彼氏力も上がっていて、2人の思いも今までで一番通じ合っていたような気がするのでおさまるところに収まったなと思ったのですが、まだ続きを書いて下さるようなので続編がとても待ち遠しいです。
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楽しみにしてましたが、すごく良かった。やっぱり面白いこのシリーズ。 平良との会話の面白さは変わらず健在だし、平良や清居のことを語る他のキャラたちの反応も面白すぎ。 コメディな日常から始まって、役がつかめない清居の焦りと苦しみのターンへ。そして、スポ根主人公と化した清居を中心に話が...
楽しみにしてましたが、すごく良かった。やっぱり面白いこのシリーズ。 平良との会話の面白さは変わらず健在だし、平良や清居のことを語る他のキャラたちの反応も面白すぎ。 コメディな日常から始まって、役がつかめない清居の焦りと苦しみのターンへ。そして、スポ根主人公と化した清居を中心に話が進むと思いきや…。 とにかくラストまでのたたみ方が素晴らしかった。 サブタイトルのみならずメインタイトルの回収までもやってのけたのは鳥肌もの(ここ大好き)。 そして続編の可能性をわずかに残してエンドマーク。このまま終わったとしても納得のラストだったけど、あとがきではまだまだ続きそう…ハラショー!(歓喜) 読み終わって。また、読みなおしても面白さが尽きないお話。続編、早くこないかな!
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