よかれと思ってやったのに の商品レビュー
予想よりずっとまじめで情報量の多い本で、男子たいへんだな、とかそういうの。著者の先生が女子たちから延々彼氏や旦那のだめなところを聞きだしてきたろう。フェミニスト寄りの男性の偉い先生たちの話も豊富。1冊全編ダメ出しでほんとにたいへんですなあ。ダメなところ直そうとしても能力ある人しか...
予想よりずっとまじめで情報量の多い本で、男子たいへんだな、とかそういうの。著者の先生が女子たちから延々彼氏や旦那のだめなところを聞きだしてきたろう。フェミニスト寄りの男性の偉い先生たちの話も豊富。1冊全編ダメ出しでほんとにたいへんですなあ。ダメなところ直そうとしても能力ある人しか抜けだせないだろうなとも思う。ポジティブに行ってほしい。
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男性は〜、女性は〜、と主語を大きくするのはあまり好きじゃないしやらないようにしているけど、それでもどこかで無自覚的に「まぁ、男性だししょうがないか」とか「男だったらそれくらいやってくれても…」とか思ってしまうことはある。 結局は個人ベースの話にしないと余計な誤解や偏見を生んでし...
男性は〜、女性は〜、と主語を大きくするのはあまり好きじゃないしやらないようにしているけど、それでもどこかで無自覚的に「まぁ、男性だししょうがないか」とか「男だったらそれくらいやってくれても…」とか思ってしまうことはある。 結局は個人ベースの話にしないと余計な誤解や偏見を生んでしまうだけだと思うけど、社会の構造上出来上がった差別意識や性差、いつの間にか刷り込まれた価値観に自覚することはとても大事なこと。 この本は男性ってこうだよね、何で?という女性から見た男性の「謎」「疑問」について論理的に説明されていてとても面白かった。そして、一部の章は男性という記述を女性に変えても通じそうなこともあったり、やっぱりそこかしこに偏見は溢れているんだなぁ…と思った。
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対談の部分が勉強になったし面白かった インチキ自己肯定 変化を嫌うことは豊かさへの無関心 人格テスト 友達地獄 ジェンダーは名詞ではなく動詞である
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男ながらに色々考えさせられた。 こういった事って言われないんだけど不満には思われてるから、縁切れのトリガーにはなり得るよね。 なるべく当てはまるものは潰していこうと思った。
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自分の内なるミソジニーに悩む中で行き着いた。 ホント学びが深かった。章立てやコラムが、ことごとく自分が気にしてた案件/領域と完全一致。自分の中のモヤモヤの見通しがついた気がする。見取り図が得られたというか。先駆者に感謝したい。これを手掛かりにより深く広く歩みを進めたい…。
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"ホモソーシャルの一番ダメなところって、女性を「女」という記号や集合でしか見ていないところなんですよ。"(p.152) "よく持ち出されるのはレディースデーと女性専用車両の話ですよね。じゃ、わかったと。メンズデーも男性専用車両も作りましょう。その...
"ホモソーシャルの一番ダメなところって、女性を「女」という記号や集合でしか見ていないところなんですよ。"(p.152) "よく持ち出されるのはレディースデーと女性専用車両の話ですよね。じゃ、わかったと。メンズデーも男性専用車両も作りましょう。その代わり給料は逆にしてもいいですか? 就職倍率も逆になったらどうなりますか? ってなったら焦り出すはずなのに、そこに想像が及ばない。それは結局、自分が男性であることで得をしているっていう意識がないからなんですよね。(p.155)" "ハゲ以外にも、「チビ」とか「デブ」とか「マザコン」とか「足が遅い」とか、いろんな要素で男性たちはからかいや人格テストを仕掛けている。こうやって考えると「そんなもの相手にしなければいいのでは?」とも思うわけですが、それが存在証明に関わる行為である以上、簡単に離脱することができない。無視をすれば「逃げた」ということになってしまう。だからそのゲームに参入せざるを得ない。なかなか厄介な構造です。"(p.255)
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タイトルや表紙の絵の印象よりも中身はいたって真面目な良書。とても良い内容なのだが、この本を読んでほしい人には届かないんだろうな…
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『名もなき家事』風の内容を期待していただけに少し期待はずれ(言葉の意味通り)。ダメンズの紹介的な意味合いもあり読んでいてちょっと苦しくなる。もう少し笑える要素があるかなと思っていたのだけれど。ちょいちょい出てくる参考図書のいくつかは読んでみたい。「ナラティブ」って言葉最近よく目に...
『名もなき家事』風の内容を期待していただけに少し期待はずれ(言葉の意味通り)。ダメンズの紹介的な意味合いもあり読んでいてちょっと苦しくなる。もう少し笑える要素があるかなと思っていたのだけれど。ちょいちょい出てくる参考図書のいくつかは読んでみたい。「ナラティブ」って言葉最近よく目にする気がする(たぶん今まで気が付かなかっただけ)。意識した途端に目に入るようになる(姑獲鳥効果?ちょっと違うか?)。『機動戦士ガンダムNT』の影響です。
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永遠に男女が分かり合える時は来ないだろうけど、それでも分かり合いたいと思う気持ちを持ち続けることが大切なのかもしれません。
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表紙とパラパラめくってみた印象で「サクサク読めそう」と思いきや、なかなかどうして色々振り返ったり考えさせられたりする箇所が多く、読み終わるまでに時間がかかりました。 その分、読後の達成感(?)もたっぷりです。 「女性が感じる男性への不満・不思議」が軸になっていますが、同性(女→...
表紙とパラパラめくってみた印象で「サクサク読めそう」と思いきや、なかなかどうして色々振り返ったり考えさせられたりする箇所が多く、読み終わるまでに時間がかかりました。 その分、読後の達成感(?)もたっぷりです。 「女性が感じる男性への不満・不思議」が軸になっていますが、同性(女→女)に感じる不満等と男性に対するそれは確かに質が違うことが多いなと気づかされました。 これまで「男はこういう生きもの」と巷でよく聞くような事象も「へぇそうなんだー」で勝手に完結させて、「なぜそうなのか」まで掘り下げて考えたこともロクになかったので、一つ一つの行動理由が明文化されているのが面白くてたまりませんでした。 何より小難しい行動分析ではなく「あるある」ネタがとっかかりになっているのが良いです。 個人的には「釈明の4タイプと判断フロー」「サプライズ・ディズニーの悲劇」「ホモ・ソーシャル」の項目がとりわけ面白かったです。 そして「無自覚」ということはつくづく恐ろしく、どうしたら無自覚を自覚できるのかとか読後も悶々と考えさせられています。
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