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さよならの儀式 の商品レビュー

3.2

135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    3

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2020/12/17

久々の宮部みゆきさん。 それぞれ少しファンタジー要素が入った短編集。 1章目のファミリーの話が面白いと思った。こういう記憶を抹消できるシステムがあったら世の中はとんでもないことになりそうだけど。 宮部みゆきさんは、大学時代によく読んだなぁ。 本格ミステリー...

久々の宮部みゆきさん。 それぞれ少しファンタジー要素が入った短編集。 1章目のファミリーの話が面白いと思った。こういう記憶を抹消できるシステムがあったら世の中はとんでもないことになりそうだけど。 宮部みゆきさんは、大学時代によく読んだなぁ。 本格ミステリーやファンタジー、時代モノ、怪奇モノ。本当に幅広いジャンルを書かれている。 まだ未読の作品もたくさんあるので、来年はまた宮部みゆきさんの本を読もう。

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2020/12/15

それぞれがそれなりに面白かった。 でも宮部さんの作品なら、それこそそれぞれをもっと深く掘り下げて長編にしたらよかったと思う。 テーマ、題材はよかったと思うから。 特に《母の法律》《保安官の明日》。

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2020/12/09

SFの短編集。宮部みゆきの著書というだけで勝手な期待値があがってしまったせいなのかどの話もパッとしなかった。読めば読むほどに味が出てくるのが宮部みゆきさんらしさかなと思っていただけに短いお話の中では唐突すぎたりよくわからないままに終わりがきてしまって、残念。

Posted byブクログ

2020/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまりパッとしないSF短編。 プロローグで終わってしまった感。 母の法律で一冊あったほうが面白かったのでは、と思ってしまった。 母の法律 国家が親権を管理するマザー法のある世界。 虐待されていた子供の記憶を消去して養子縁組が行われる。 マザー法の元、幸せな家庭で育てられた二葉は、自分の本当の両親が死刑囚であることを知る。 本当の母親に合う機会を得て、心の中では本当の親子の絆を期待していたが、母親は美人の姉が自分の子供だと勘違いしてしまう。 戦闘員 神出鬼没の人に害をなす監視カメラと戦う老人。 散歩が習慣の老人が、監視カメラを壊そうとしている子供を見たことをきっかけに、不可解な監視カメラが増えていることに気づく。 その監視カメラは人を混乱させ、死に追いやるらしい。 最初に見た子供と再開し、監視カメラと戦う決意を固める。 わたしとワタシ 過去の自分がタイムスリップしてきて、今の自分にがっかりして帰っていく 今の私も未来に行けそうだが、現状に満足しているため行かない。 さよならの儀式 ロボットを憎み、ロボットになりたいと願う、 歪んだロボット技師。 火の鳥のロビタを思い出した。 星に願いを 他人の心を姿として見せることができる宇宙人に乗っ取られた女子高生。 一番の怪物で、妹を怯えさせていたのは自分だった。 夢オチ? 聖痕 虐待された母親と義父を刺し殺した少年の話。 調査員がワルモノだった。 海神の裔 謎のフランケンもの 保安官の明日 人造人間の箱庭を守る保安官。 箱庭は大富豪の息子が犯罪を犯さないストーリーを見つけるための実験場。

Posted byブクログ

2020/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

8本の短編集でした。 それぞれは関連していないので、サクッと読めました。 最初の3篇は、学生の頃、星新一さんを読んでいた過去にタイムトラベルしたような不思議な気持ちになりました。 宮部さんは、こんな感じの話も書かれるのですね。 「聖痕」が、一番宮部ワールドっぽかったかな。 人の心というのは、どれだけ深いものなのかと思ってしまいます。

Posted byブクログ

2020/10/28

やはり宮部さんの現代ものは読んでいてややしんどい。宮部さんなので夢中で読んでしまうけれど、時代物のようにゆっくり堪能する感じはなく、うわーうわーエエエー!っとおののきながら、でもページをめくる手は止まらず、読み終わると嗚呼よせばいいのにまた読んでしまった、、、と薄く後悔します。S...

やはり宮部さんの現代ものは読んでいてややしんどい。宮部さんなので夢中で読んでしまうけれど、時代物のようにゆっくり堪能する感じはなく、うわーうわーエエエー!っとおののきながら、でもページをめくる手は止まらず、読み終わると嗚呼よせばいいのにまた読んでしまった、、、と薄く後悔します。SFだけれど、自分の生きているこの社会の悪だったり制度不良だったりのいろいろのやりきれない状況を描き出して、「直接関係ないみたいな顔して暮らしてるみたいですけど、こういうことがあるの、分かってますよね?」と突き付けられているみたいな気持ちになるのでした。短編集。短編だから軽いということは全然なく、ずっしり来ます。読後感もやや重くなるのですが、読まなかったら今度はそういう事実に蓋をして見て見ぬふりして無いことにして生きているみたいな感じに思えてきて、やっぱり読んでしまうのでした。なので具合が悪かったり弱っていたりするときは避けて元気なときに読んでいます。

Posted byブクログ

2020/10/24

表題作と第一編を読んだところ。いちおう短編としてのオチはつけてあるけれども、むしろその先の展開の方が面白くなりそうで、消化不良になった気分。

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2020/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部みゆきさんの新境地!と言われては、読まずにいられないでしょう。 表題作である『さよならの儀式』と、『保安官の明日』が、いくら技術が進歩してもどうにもならない、人間の犯す罪や不条理、孤独のやるせなさを感じさせて余韻が残った。 ごく素直にわかりやすく面白かったのは『戦闘員』『わたしとワタシ』。SFっぽい風味付けはあるけれど、基本の味は宮部さんらしい前向きな明るさ、軽やかさ。 新境地、という感じはしなかった。 たとえば、『母の法律』の不気味さは、わざわざSFテイストを使わなくても、現代の物語でも描き出せたのではないかという気がする。 うーん、期待値が大きすぎたのかも。

Posted byブクログ

2020/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「母の法律」★★★ 「戦闘員」★★★★ 「わたしとワタシ」★★ 「さよならの儀式」★★★ 「星に願いを」★★ 「聖痕」★★★ 「海神の裔」★★★★ 「保安官の明日」★★★

Posted byブクログ

2020/09/09

時折この作家さんは、こんなSF的なものや短編集を書かれますが、私はあまりピンと来ません。やっぱり、人間味のある長編が好きです。コロナ禍の今だからよしとしましょう。(偉そうにすいません、笑)

Posted byブクログ