約束のネバーランド(15) の商品レビュー
読み進めるにつれてだんだん展開が読みやすくなって来て、序盤のワクワク感は薄れてしまったように感じる。 展開が早くて、重要な探検が一瞬で終了したりとかしているのも、一つの作品としてちぐはぐで、打ち切り間際のテコ入れのようなものを感じてしまう。 逆に言えばある程度展開が読めても十分面...
読み進めるにつれてだんだん展開が読みやすくなって来て、序盤のワクワク感は薄れてしまったように感じる。 展開が早くて、重要な探検が一瞬で終了したりとかしているのも、一つの作品としてちぐはぐで、打ち切り間際のテコ入れのようなものを感じてしまう。 逆に言えばある程度展開が読めても十分面白いのはすごい。
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まずもう、絵がうま過ぎる。 ギーラン卿と盟約を交わし、鬼同士を戦わせる作戦を取るノーマンの漁夫の利作戦。 王を殺さず、その血を使って、「人を喰わなくてもいい鬼」を増やした上で人間の世界に渡るエマの作戦。 「鬼」を「鬼という種族」として見るか、それぞれの個として見るか。 エマは良くも悪くも、相手を「集団」として見る「偏見」がないから、綺麗事や夢物語を語るキャラなんだよなぁ。でもエマの知らないところで、ノーマンは取り返しがつかないくらい超非人道的(鬼道的?)行為に及んでいるし、それを正当化したくなるほどの鬼の悪行を知ってるから… このすれ違いが辛い。 ノーマンは賢すぎて、背負すぎだよ、おろせ。
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みんながみんなノーマン大好きなのとても好きだし、私もノーマン大好きだ… ノーマンは自己犠牲に走りがちだけどそれを分かってあげられて助ける為に行動できるエマ・レイが最高。 レイのことをエマが「助ける人がいた方がレイもちゃんと生き残る」って言ってたことにも通じるけど ほんと3人はお互...
みんながみんなノーマン大好きなのとても好きだし、私もノーマン大好きだ… ノーマンは自己犠牲に走りがちだけどそれを分かってあげられて助ける為に行動できるエマ・レイが最高。 レイのことをエマが「助ける人がいた方がレイもちゃんと生き残る」って言ってたことにも通じるけど ほんと3人はお互いをちゃんと理解し合って認め合って支え合ってて… これをなんと表現したらいいのか…これが尊いというやつなのか… 酷いことされて憎むのは当たり前で、復讐したいのも当たり前で、でもそうすると憎しみ合い無限ループで、なんか考えさせられる。 戦争ってこういうことだな〜と分かりやすく伝わった。 あらためてそういう目で見ると、「得体の知れない理解できない完全なる悪、に見える相手」というのが「鬼」としてすごく上手く表現されてるよなあ。 見た目めっちゃ怖いし意味わからんし。 悪だと思ってたけど、知ってみると実は自分らと同じじゃない?絶対的に憎むべき存在ってわけでもないんじゃない?というのも エマと一緒にじわじわ感じてきてたし。 そこで、人間を食べ「ざるをえない」って事実が入ってきて、あれ?あれあれ??という… そう…やっぱりレウウィスとかさ…嫌いじゃないんだよ……悔しいけどさあ…… 相手を信じても裏切られる確率は十二分にあって、自分の身を守る為に信じきっちゃいけなくて…簡単にみんなハッピーとはいかないよなあ。 ノーマンの計画が現実的、エマの希望はあくまで理想の理想、でも実現できたらリアル社会の世界平和への希望もちょっと湧くかもしれない。 復讐側の気持ちは捨てきれないけど、戦わない道に進みたいのが本音だ。
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ノーマンの計画とエマの理想がすれ違っていく展開がせっかく再会できた子どもたちを決別させていくのかと思うとやるせない。 ここで子どもらしく大きく喧嘩して方針を決定すればいいのに頭いいから表面上ではすり合わせて同時進行して同じ方向を目指しているのにきっと結果は反対の方向に向かっていくんだよなあ〜 〝神様になんかならなくていい〟すごくジーンときたセリフ。読者であるわたしもノーマンならなんとかしてくれそう、ってノーマンを神聖視しているところがあったからその一言を本人に言えるエマは流石。そしてノーマンその言葉しっかりうけとめてぇええ。 不穏な空気満々で気になる一方です…
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約束のネバーランドは山場のテンポが良くて一気読みしちゃうなあ。ちょっとずつ謎を小出しにするバランスが絶妙。あと絵がうますぎる。ユニークな鬼のデザインとか色々描いてて楽しいんだろうなあ。 ただ、エマの「なんで王達は邪血の人達を殺したの?みんなハッピーになれたのに!全然わかんないよ...
約束のネバーランドは山場のテンポが良くて一気読みしちゃうなあ。ちょっとずつ謎を小出しにするバランスが絶妙。あと絵がうますぎる。ユニークな鬼のデザインとか色々描いてて楽しいんだろうなあ。 ただ、エマの「なんで王達は邪血の人達を殺したの?みんなハッピーになれたのに!全然わかんないよ!」的なのはちょっと白々しかったなあ。今までの旅で、物事の裏を考えられるようになった節があったのに。それをわかった上で自分のやりたいようにやる、ってスタンスではなかったのか
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鬼を絶滅させようとするノーマンと「殺すのはやだ」「絶滅は反対!」のエマ。 やっぱりエマは優しい☺ 入口は分かっても出口がわからないのに 鬼の絶滅を避ける方法を探しに、レイと一緒に七つの壁と約束を結び直しに冒険へ。 無事に戻って来て欲しい
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ノーマンの計画vsエマの理想、タイムアタック。 「成功じゃない」って言い切るよなあ。 ノーマン、あまりに多くを背負ってしまった。 青臭い理想論で突き進めるエマの主人公ぶりよ。 こんな主人公に無茶するノーマンまで加わって、レイも面倒見がいい。 ギルダもいつもこの役割、彼女も苦労が絶えない。
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理性的にはノーマン側なのに、ノーマンの居ない時間を過ごして来たことによって心情的・役割的にはエマ派になってるレイが面白い。 ノーマンが再登場するなら敵対か!?と思ってたのでそうでもなく、じゃあ微妙なすれ違いからじわじわ仲違いしていく方向かなと怯えた前巻を踏まえると、エマ&レイがノーマンをもう殺させないと振り切ったことで希望が見えたかなと。 ただきっとノーマンは話の通じるレイがエマを説得してくれなかったことに少し計算違いを感じてるのでは。 エマもレイもノーマンのいない内に成長したしいない事で変わらざるを得なかった面もあると思うので、そういう部分でボスの横っ面を張ってほしい。ただのノーマンに戻れるといいね。
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食用児の自由の為に鬼社会崩壊を企む計画が進む中、エマは復讐を望む人間の心の闇に触れた。それに対し彼女は人も鬼も傷付かない道を模索するのだが…!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!(Amazon紹介より)
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話が一段落して、つまんなくなったと感じていたが、我慢して読んでいたら、また動き出した。 ミネルヴァことノーマンは鬼で権力の座から追い落されたギーラン家と組むことで、現在の世界を支配している王家・五摂家を滅ぼそうと画策。 一方、平和主義者エマは、そんなノーマンに疑問を抱く。 二人の主張の接点となりそうなのが、人を食べずともその形質を維持できる”邪血の少女”のエピソード。それは彼女たちが以前会ったソンジュとムジカのことだった。鬼はその血を飲むだけで、その体質を受け継ぐことができる。 ノーマンが鬼の仲間打ち計画を実行させる前に、ソンジュ達を見つけ出すことをエマは決意。7つの壁を越えて鬼たちの世界へと出発。一方、ノーマンは鬼への復讐を改めて誓う。 鬼の世界の女王レグラヴァリマ、そして五摂家たちの新キャラが出現。近年農園を襲う賊の退治に乗り出す。ノーマン達はそこを狙って、計画決行を決意。 7つの壁を越えたエマとレイがたどり着いたのはなんと彼らが脱出したはずのグレイス・フィールド。しかしそれはどうも幻影らしい。あやかしの世界に翻弄される二人。
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