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王家の遺伝子 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/07/25

リチャード3世推しには必読の一冊。 DNA検査や遺伝子の仕組みについて、リチャード3世、古代エジプトのファラオたちの例を挙げて紹介。ファラオのミイラのDNAがしっかり読めるのは驚き。これで将来クローンでも作れたら… 現在の技術でのDNA検査の結果の扱いは、一次史料のそれに似てい...

リチャード3世推しには必読の一冊。 DNA検査や遺伝子の仕組みについて、リチャード3世、古代エジプトのファラオたちの例を挙げて紹介。ファラオのミイラのDNAがしっかり読めるのは驚き。これで将来クローンでも作れたら… 現在の技術でのDNA検査の結果の扱いは、一次史料のそれに似ているところがあるように思う。冷静さの中に先鋭的な気分が見え隠れする文章で読みやすい。まだまだ万全ではないことがよく分かる一方で、その可能性に期待したくなった。

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2022/10/05

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000086340

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2022/01/24

歴史のミステリーについて夢中で読んでいるうちに、遺伝について少し詳しくなれてしまう、さすがブルーバックスと読了後にうなる一冊。

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2021/06/19

英国王室と古代エジプトをメインに、王家のDNA鑑定で分かった事実を紹介する。また、DNA鑑定とは何か、どこまで分かるのかも説明している。 21世紀になって駐車場から掘り起こされた人骨は、本当にリチャード三世なのか。彼はシェイクスピアの作品に書かれたような容姿だったのか。古代エジプ...

英国王室と古代エジプトをメインに、王家のDNA鑑定で分かった事実を紹介する。また、DNA鑑定とは何か、どこまで分かるのかも説明している。 21世紀になって駐車場から掘り起こされた人骨は、本当にリチャード三世なのか。彼はシェイクスピアの作品に書かれたような容姿だったのか。古代エジプトの王墓から発見されたミイラたちの血縁関係についてなど、興味津々の話題だ。 終盤の倫理についての話も印象に残った。遺伝情報は個人情報だし、興味本位で扱ってはいけない情報だろう。

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2020/08/11

歴史と科学を見事に織り交ぜて構成された良質なストーリーに魅了された。また丁寧な解説のおかげで、例えば、DNA解析技術により工事現場から出てきた遺骨からリチャード3世を特定しさらに遺伝子解析によって書物に記された身体的特徴が裏付けられた事がよくわかり関心深く読み進める事ができた。

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2020/04/20

それは誰の遺骨?・・・DNA解析で解明される世界史のミステリー。 ・プロローグ 欺かれたシェイクスピア 第1章 駐車場から掘り起こされた遺体 第2章 DNAは知っている 第3章 リチャード3世のDNAが語る「身体改造」の未来 第4章 「ツタンカーメンの母」は誰か? 第5章 「エジ...

それは誰の遺骨?・・・DNA解析で解明される世界史のミステリー。 ・プロローグ 欺かれたシェイクスピア 第1章 駐車場から掘り起こされた遺体 第2章 DNAは知っている 第3章 リチャード3世のDNAが語る「身体改造」の未来 第4章 「ツタンカーメンの母」は誰か? 第5章 「エジプト人」とは何者か? 第6章 ジョージ3世が患っていた病 第7章 ラメセス3世殺人事件 第8章 トーマス・ジェファーソンの子どもたち さくいん、参考文献有り。 発見されたリチャード3世の遺体。ツタンカーメンの母は誰か? 英国王室の遺伝性疾患。ラムセス3世の死因は? ジェファーソン大統領の子孫の問題。 そして、日本人やエジプト人のルーツも。 合間に、DNAや遺伝子、染色体等の最新の話を挟んでいます。 さすがに文系人間には、数字の羅列を見ただけでクラクラ(汗) それでも遺伝等の仕組みはわかり、解明できることも多いのは、 理解できました。 ただ、DNA鑑定も万能ではないこと。 家系等の問題は裁判に発展する恐れもあること。 また、掲載された謎解き自身は興味深く、面白かったのですが、 まだ真の解明には至っていない事例が多いのが、残念。

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2019/11/18

本書の中で、遺伝/遺伝子/ゲノムに関する解説は相当な分量を占める。 確かにゲノム等の知識がないと本書に書かれたDNAに基づく血統分析の中身がわからないので、仕方がないのだが、その分謎解きの面白味は薄れてしまう。 少なくともタイトルに見合うほどの内容が書かれているとは思えない。...

本書の中で、遺伝/遺伝子/ゲノムに関する解説は相当な分量を占める。 確かにゲノム等の知識がないと本書に書かれたDNAに基づく血統分析の中身がわからないので、仕方がないのだが、その分謎解きの面白味は薄れてしまう。 少なくともタイトルに見合うほどの内容が書かれているとは思えない。が、著者はあくまでも科学畑の人であり、歴史家ではないので、やむを得ないともいえる。

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2019/11/16

プロローグ 欺かれたシェイクスピア 第1章 駐車場から掘り起こされた遺体―行方不明だった国王の秘密 第2章 DNAは知っている―遺伝子で何がわかるか、何ができるか 第3章 リチャード3世のDNAが語る「身体改造」の未来―デザイナーベビーを可能にする24の遺伝子 第4章 「ツタンカ...

プロローグ 欺かれたシェイクスピア 第1章 駐車場から掘り起こされた遺体―行方不明だった国王の秘密 第2章 DNAは知っている―遺伝子で何がわかるか、何ができるか 第3章 リチャード3世のDNAが語る「身体改造」の未来―デザイナーベビーを可能にする24の遺伝子 第4章 「ツタンカーメンの母」は誰か?―ミイラに遺されたDNAからわかったこと 第5章 「エジプト人」とは何者か?―DNAが語る人類史 第6章 ジョージ3世が患っていた病―歴史は科学で塗り替えられる 第7章 ラメセス3世殺人事件―DNAによる親子鑑定の可能性とその限界 第8章 トーマス・ジェファーソンの子どもたち―DNAだけがすべてか? 著者:石浦章一(1950ー、石川県、分子生物学)

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2019/11/13

久し振りの飛ばし読み~駐車場で見つかった骨はどうやら悪名高きリチャード3世。DNA鑑定で判った。アクエンアテンの息子がツタンカーメンで、母はその姉妹の誰か。トマス・ジェファーソンは奴隷女との間に子どもをもうけていたか?~説明したい気持ちは汲んだんだけど、どうも堪え性が不足していて...

久し振りの飛ばし読み~駐車場で見つかった骨はどうやら悪名高きリチャード3世。DNA鑑定で判った。アクエンアテンの息子がツタンカーメンで、母はその姉妹の誰か。トマス・ジェファーソンは奴隷女との間に子どもをもうけていたか?~説明したい気持ちは汲んだんだけど、どうも堪え性が不足していて飛ばし読みしてしまった。アメリカ人は家系が好きってことがわかった

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2019/11/12

本書のDNAの最新の知識も興味深いし、イギリス王室の系統についてもミーハー的好奇心を刺激される。その関心ゆえに学問的な硬い話も読みやすく、遺伝学の新しい知識を得る喜びを感じることができた。 小生は「壬申の乱」の小説も興味を持って読んだことがあるが、本書でのイギリス「プランタジネッ...

本書のDNAの最新の知識も興味深いし、イギリス王室の系統についてもミーハー的好奇心を刺激される。その関心ゆえに学問的な硬い話も読みやすく、遺伝学の新しい知識を得る喜びを感じることができた。 小生は「壬申の乱」の小説も興味を持って読んだことがあるが、本書でのイギリス「プランタジネット朝」の骨肉の争いも実に面白い。 しかし、現在のエリザベス女王の過去の系統に断絶があったことを強く示唆する結果には驚く。日本においてその様な調査は出来るはずもないが、もしや重要古墳の学術調査が許可されたらと、思うだけでも興奮する思いを抱いた。

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