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何様 の商品レビュー

3.7

195件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2022/07/07

『何者』確かに読んでいるのに、振り返れば星4つつけてるのに、内容をまったく覚えてなかった・・・!例え忘れたとしてもあらすじだったり続編だったりと読み始めれば「そうそう」と思い出すことが多いのに、今回は『何様』を読みだしても『何者』がどんなストーリーだったのか思い出せない。本筋と関...

『何者』確かに読んでいるのに、振り返れば星4つつけてるのに、内容をまったく覚えてなかった・・・!例え忘れたとしてもあらすじだったり続編だったりと読み始めれば「そうそう」と思い出すことが多いのに、今回は『何様』を読みだしても『何者』がどんなストーリーだったのか思い出せない。本筋と関係ないところですごく悲しい。

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2022/06/29

へんに格好つけたり、理想的な何かを求めて生きるより 、ありのままの自分で生きる方が楽だし、様々な困難に対しても自分らしく向き合い、困難に立ち向かえる 私の何様は、まさしくコレです

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2022/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

逆算とむしゃくしゃしてやった、と言ってみたかったが印象的。 逆算は自分もよくやるから共感出来た。 むしゃくしゃのほうは、昔悪さをしてた人の方が人生を深く語れるっていわれてチヤホヤされてるのは確かに真面目に生きてきた人からすると納得いかないよなぁって思う。今まで自分勝手に自由に生きてきたのに更生したらしたで称えられるの意味わからんよな笑

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2022/05/25

何者同様、若者ならではの見栄っ張り、やたら専門用語を使って業界人ぶること、知ったかぶり、マウンティング、社交辞令、どす黒い感情などが上手に描かれていたと思う。 ただ何者もそうなんだけど、正直どんな話だったかはよく覚えてはないけど(おもしろかったのになぜか印象が薄いという不思議)...

何者同様、若者ならではの見栄っ張り、やたら専門用語を使って業界人ぶること、知ったかぶり、マウンティング、社交辞令、どす黒い感情などが上手に描かれていたと思う。 ただ何者もそうなんだけど、正直どんな話だったかはよく覚えてはないけど(おもしろかったのになぜか印象が薄いという不思議)、「あるある、こういう孤独などす黒い感情」って共感できて、おもしろいのはおもしろかった。 ただ何者の時点で、もう少しページ数多くして描き切るとか、上下巻にするとかした方が面白かったのでは、と思う。やや蛇足感はある。何者がインパクトよかっただけに、、、 「正欲」読んでみたい。

Posted byブクログ

2022/05/19

「水曜日の南階段はきれい」 3 「それでは二人組を作ってください」 2 「逆算」 2 「きみだけの絶対」 2 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」 2 「何様」 4

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2022/05/08

『何者』を読んで確かに気になったあれこれ(光太郎の想い人、瑞月の家の事情、理香と隆良はが付き合い始めてすぐに同棲している理由…などなど)が描かれていて、とても良かった。 ギンジが演劇をする意味、それでお金がもらえていいなぁ、と嫌味を言う義兄。伝えたい人に伝わっているのか、それで...

『何者』を読んで確かに気になったあれこれ(光太郎の想い人、瑞月の家の事情、理香と隆良はが付き合い始めてすぐに同棲している理由…などなど)が描かれていて、とても良かった。 ギンジが演劇をする意味、それでお金がもらえていいなぁ、と嫌味を言う義兄。伝えたい人に伝わっているのか、それで世の中変わるのか、という疑問は、全ての表現者(作家、音楽家、美術などの芸術家)が一度は思ったり思われたりすることなのかな、と思った。"音楽の力という言葉が嫌い"と言っていた大物ミュージシャンの言葉を思い出した。

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2022/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぐっさぐっさ刺さる。さすが朝井リョウさん。就活時に読むと病むらしい(友人談)自己分析しすぎると人と比較するようになり、やがて自分が自分でなくなるほど自分を曲げてしまうようになるという社会の闇。

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2022/05/04

光太郎の初恋の話。理香と隆良の出会い。社会人になったサワ先輩に、烏丸ギンジの現在。瑞月の父親の話や拓人と共に面接を受けた学生のその後。 光太郎の話はキュンキュンした! 彼はどこまでいっても自分の人生というドラマの主人公なんだなぁ。初恋の相手と再会できていたらいいなぁ。 ギンジ...

光太郎の初恋の話。理香と隆良の出会い。社会人になったサワ先輩に、烏丸ギンジの現在。瑞月の父親の話や拓人と共に面接を受けた学生のその後。 光太郎の話はキュンキュンした! 彼はどこまでいっても自分の人生というドラマの主人公なんだなぁ。初恋の相手と再会できていたらいいなぁ。 ギンジはギンジで、彼の中に伝えたいことはたしかにあるのだろうけれど、それはきっと伝えたい人には伝わらず、でも本人は伝わっていると信じて一方通行のまま。痛いし浅い。 拓人もインタビューを受けたのかな。受けたとしたら、今の拓人は烏丸ギンジについて何を語るのだろう。 瑞月の父親の姿は、その後の話である『何者』の瑞月のそれと重なる。正しくあろうとする瑞月も、どこかで「むしゃくしゃして」道を外してしまう気がしてならない。 「怒りとは、重みがあるものだと、いつも思う。じっと動かないでいると、体の底のほうに沈殿して、凝固してしまう。歩いたり動いたりすると、底に溜まっていた怒りが足先や指先に行き渡ることで、希薄になるのだ」 「きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ」 「何らかの生きづらさを抱えている人が欲しているものは、時間とかモノとかお金とか、そういう、もっと切実で、明日すぐ使えるようなものだ」 「学校の先生も、教科書も、両親も、子どもに対して、いい子であれ、人に迷惑をかけるな、間違ったことをするなと教える。だけどその子が大人になった途端、一度くらい本気で喧嘩したほうが人と人とは深く分かり合えるとか、人に迷惑をかけてきたからこそ伝えられる何かがあるだなんて言い始める。正しいだけではつまらないなんて、言い始める」

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2022/04/26

『怒りとは、重みがあるものだと、いつも思う。じっと動かないでいると、体のそこの方に沈殿して、凝固してしまう。歩いたり動いたりすると、底に溜まっていた怒りが足先や指先に行き渡ることで、希薄になるのだ。』【逆算】より 「何者」かになったつもりの登場人物たちのその後。就活の先にある人...

『怒りとは、重みがあるものだと、いつも思う。じっと動かないでいると、体のそこの方に沈殿して、凝固してしまう。歩いたり動いたりすると、底に溜まっていた怒りが足先や指先に行き渡ることで、希薄になるのだ。』【逆算】より 「何者」かになったつもりの登場人物たちのその後。就活の先にある人生の発見と考察を描いた短編集。 朝井リョウの視点は一見ひねくれていたり斜めからみているようでいて、真をつくものがある。 自分の心の片隅で思ったことがあるようなことを、代弁しているような、そんな読み心地だ。 自分は何者で、何様のつもりで意見を持ったり伝えているのだろうか。 社会人として、人として考えさせられるものがあった。 解説は若林正恭が書いておりとてもよい。 “「そういうもんだ」という言葉で済ます。 もちろん省エネのためでもあるが、もうひとつ理由がある。 それは「本気の一秒」を守るためである。” 「本気の一秒」とは何かを知りたい方は一読することをおすすめしたい。 こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ ・何がしたいかわからなくなったひと ・就活を控えてる、しているひと ・今の仕事に悩みがあるひと ・社会人になって経験が少ないひと ・大人とは何か考えたいひと

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2022/04/13

何者アナザーストーリー 短編6編 そんな触れ込みだったけど 登場人物達のアナザーストーリーではあるけど、作品としては別の物語。 何者から4年後の発刊。朝井さんはどういう手順で構成しているのか、現実の様な収まり。 「水曜日の南階段はきれい」は、光太郎君の出版社志望の伏線回収。少女コ...

何者アナザーストーリー 短編6編 そんな触れ込みだったけど 登場人物達のアナザーストーリーではあるけど、作品としては別の物語。 何者から4年後の発刊。朝井さんはどういう手順で構成しているのか、現実の様な収まり。 「水曜日の南階段はきれい」は、光太郎君の出版社志望の伏線回収。少女コミックばりのきゅん。 「それでは二人組を作ってください」は、ちょいイタイ系里香さんと宮本君の馴れ初め。私は、里香さんキャラを応援したいのだけど、朝井さんが、イタぶるんですよ。彼女は頑張り屋さんなんです! 何者からの主要人物は、この2作。 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」 これが、小説として一番好み。瑞月ちゃんはケータイの待ち受けのみの登場。苦しんでいたパパを少し許してあげて欲しい。 主人公だった拓人は、触れられない。そして、全ての短編で彼らの結末は描かれない。何という読者への背信よ。 何卒、続編などお待ちしてます。

Posted byブクログ