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仮病の見抜きかた の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2024/07/04

【学内】 https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000121997 【学外】 https://elib-maruzen-co-jp.iuhw.remotexs.co/elib/html/BookDetail/Id/...

【学内】 https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000121997 【学外】 https://elib-maruzen-co-jp.iuhw.remotexs.co/elib/html/BookDetail/Id/3000121997 最初に利用する際は、eリソースコネクトへログインし、上記URLを再度クリックしてください

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2024/08/18

本書の題名をわかりやすくすると「仮病(と思われてしまうような心因性疾患)の見抜きかた」になるでしょうか。小説風病例報告という新しい形のため、医師側の心理描写もあり面白く読み進められます。 「症状が治って欲しいのか。もし治ったらどうなるのか。(略)症状がなくなってしまったら困って...

本書の題名をわかりやすくすると「仮病(と思われてしまうような心因性疾患)の見抜きかた」になるでしょうか。小説風病例報告という新しい形のため、医師側の心理描写もあり面白く読み進められます。 「症状が治って欲しいのか。もし治ったらどうなるのか。(略)症状がなくなってしまったら困ってしまう事情があるのかもしれないのだ。」 という文には、精神科医ならまだしも内科医が書いている驚きがありました。素晴らしいですが、今は何に対しても一段階、いや三段階ほど上のクオリティの仕事が求められる大変な時代だと感じます。

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2023/04/23

タイトルから内容を誤解していました。 仮病・詐病の患者を見破る方法論的な話かと思っていましたが、 一見、仮病・詐病だと疑わしく見える患者が、実際は○○の病気・症状でした、みたいな内容でした。 ミステリー調?で面白く読み進められました。

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2023/01/05

「仮病」を見抜くというタイトルから医師のテクニカルな話に終始するものと思っていた。 そのような解説もあるものの、総じて仮病を患う者の心理やそこに至る背景をどう汲んで、自発的に改善するかのアプローチが示されている。 「仮病」を「仮病」として断罪してはならず、「仮病」を患う者にもそ...

「仮病」を見抜くというタイトルから医師のテクニカルな話に終始するものと思っていた。 そのような解説もあるものの、総じて仮病を患う者の心理やそこに至る背景をどう汲んで、自発的に改善するかのアプローチが示されている。 「仮病」を「仮病」として断罪してはならず、「仮病」を患う者にもそうするだけのメリットがあるということが根底にある。 医師の役割は診断を付けることではなく、患者の困りごとを診ていくこと。 実は何気ない患者の仕草や目線、声のトーンなどに様々なヒントがありそこから導かれる結論はまるでミステリーを解く名探偵さながら。 誰にも負い目を負わせることのないスマートな振る舞いは参考にしたい。 医療現場の苦悩も垣間見えた。

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2022/10/31

仮病を暴く方法ではなく、「患者さんのことをよく知ること」を指南。 ● 多くの医療機関で「仮病」とされた患者さんの話 70枚以上の紹介状。 人はあまりに辛いと認知が歪む。 自分で自分の状態がわからなくなる。 本当に辛いことほど言葉に出して言えないものだ。 こんなことを言う人...

仮病を暴く方法ではなく、「患者さんのことをよく知ること」を指南。 ● 多くの医療機関で「仮病」とされた患者さんの話 70枚以上の紹介状。 人はあまりに辛いと認知が歪む。 自分で自分の状態がわからなくなる。 本当に辛いことほど言葉に出して言えないものだ。 こんなことを言う人が仮病のはずがない。 仮病の人は、自分のことしか考えないから、本当の意味で、相手のことには関心がない。 ● 臨床からみた「仮病」の概念 疾病利得の存在 金銭授受のような反社会的なものから、孤独の回避や学校・職場からの逃げ 症状・症候は病的だが診断名がつけられないもの 医師は仮病とは呼ばないが、こういった診断のつかないものを仮病だと思ってしまう人もいる、 「仮病」を見抜くよい方法は、患者の全く意識が働いていないところを見ること。要は無意識でいるところを垣間見る。待合室で待っている様子、何気なく荷物を置くしぐさ ●学ぶ どこにいたって勉強はできる。書物と患者があれば。だから世界のどこにでもあっと驚く臨床力を持った医師は(隠れて)いるのだと思うとわくわくする。

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2022/04/10

「仮病」 人生で一度はこの言葉に遭遇したことはあるだろうが、果たして、そうした仮病に対して、医師がどのように対応しているのかは知らなかった。 私たちが「仮病」と考えているものは、医学的には全て「仮病」というわけではなく、心因性疾患や虚偽性疾患、といった基準のある診断もありうる...

「仮病」 人生で一度はこの言葉に遭遇したことはあるだろうが、果たして、そうした仮病に対して、医師がどのように対応しているのかは知らなかった。 私たちが「仮病」と考えているものは、医学的には全て「仮病」というわけではなく、心因性疾患や虚偽性疾患、といった基準のある診断もありうるのだそう。 10の短いエピソードを通してでてくる、さまざまな特徴的な患者。多くの医者が匙を投げたり、診断ができない中、どうアプローチするのかを、謎解きのように進めていく。 当事者でなく、これらがフィクションであると知っているから面白い。しかし、実際そうした場面に遭遇したときに、基質性と心因性をどうやって見抜くか、すごく悩まされるだろうことが、文の中からひしひしと伝わってくる。 『語らないなら患者のなすことを情報として収集する。その方が身の困りごとを見抜ける。あることないことといい、ないことをあると言うのが人間である。(P26)』 医学においても、五感をフル活用した観察は役に立つ。細かい分析が必要であるからこそ、より研ぎ澄まさなければならない。 「仮病」である、と診断する以上に、なぜ「仮病」を患者が作らなければならなかったのか、そこに利得があるのか、あるとすればそれは何か。そこまで踏み込んで考える必要がある。 とはいえ、多忙を極め、命を救うことに力を注ぐ医師にとっては、どう優先順位をつけるかは難しい。

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2021/07/26

めちゃくちゃ面白かった!見抜いていく過程のかっこよさでは足りず、考えの根本となっている哲学的なことも垣間見れて、本当に好奇心が揺さぶられまくりながらあっという間に読了。 まさか、同い年の先生とは〜〜〜

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2021/01/17

患者さんと医療者の間で起きていることが、医療者の側から描かれていて、とてもおもしろかったです。 エピソード、解説、エピローグという構成も、各章ごとの扉のことばも、もちろん内容も、興味深く読みました。 医療者ではない、ひとりの支援者としての私にも、響くところ、思わず頷くところが...

患者さんと医療者の間で起きていることが、医療者の側から描かれていて、とてもおもしろかったです。 エピソード、解説、エピローグという構成も、各章ごとの扉のことばも、もちろん内容も、興味深く読みました。 医療者ではない、ひとりの支援者としての私にも、響くところ、思わず頷くところがありました。 誰が何に困っていて、そして何を求めているのか。 誰に、どのようにアプローチしていくことが、患者さんの改善につながるのか。 味わい深いお話でした。

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2020/12/28

『あえて見抜けないフリをする、という選択肢』 仮病という、まぁ、ある種のウソを見抜く方法ということにシンプルに興味があって手に取った。 心理学などの学問分野からではない、医師という職業を通しての実体験から得られた洞察に本書の価値があると思う。

Posted byブクログ

2020/08/20

臨床医クニマツと病理医ヤンデルの 「診断ってなんですか?」 國松 淳和さん×市原 真さん対談に関する記事一覧 - ログミー https://logmi.jp/events/2232 本は半分くらいまで読んだ

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