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Farmlife の商品レビュー

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2024/07/28

畑から食卓へ。食料が生産され消費者に渡るまでの流れに積極的に関わる。人と自然が共生する世界。チロル地方の酪農(オーストリア),乗馬式エビ漁(ベルギー)等,農家以外もあり楽しい。

Posted byブクログ

2024/07/21

エッセイストの山本ふみこさんが食卓に置いて愛読されているとの事なので、真似っこしてみた。図鑑レベルのサイズと厚さで、なるほど、食卓が一番安定して読める笑 訳がいささか不自然で読みにくさはあったものの、「大地と生きる人たち」から滲み出る愛情と写真の美しさによって、心が洗われた。 ...

エッセイストの山本ふみこさんが食卓に置いて愛読されているとの事なので、真似っこしてみた。図鑑レベルのサイズと厚さで、なるほど、食卓が一番安定して読める笑 訳がいささか不自然で読みにくさはあったものの、「大地と生きる人たち」から滲み出る愛情と写真の美しさによって、心が洗われた。 ノルウェーの首都オスロを活動拠点とする食団体「フード・スタジオ」が、世界中の第一次産業に携わる人々を取材。(日本は無し) 農家・漁師・養蜂家から田舎にレストランを構えるシェフetc…と、非常に多岐にわたっている。 大手企業が食の流通に大きく参入し、小規生産者が市場に踏み込めずにいると「フード・スタジオ」創設者のダウズ氏は語る。小規生産者との関わりが希薄になる中で、我々消費者はますます「食への理解」(普段口にする食材はどこから来たのか)が必要とされているという。 「都会に住む多くの人々は農家の人に会ったことすらありません」 自分もその例に漏れず、生産者との直接的な接点は皆無と言って良い。せいぜいスーパーや道の駅で地産地消の食材を購入するくらいである。知人が自宅の庭で果物の栽培を行っているが、その現場に立ち会うこともない。 本書に登場する人々の多くも、元は第一次産業ビギナーだった。一体何が彼らを生産者側へ転向させたのか…?本書ではその点に大きく注目していた。 もちろん食材や加工食品・消費者向けのワークショップといった、知恵や創意工夫に対してもだ。料理が不得意ながら、農産物を使ったレシピも頑張って読んだし…。(手間がかかる分美味しいだろうことは分かった。花がついたままのズッキーニってどこで買えるのだろう) “Heirloom”【エアルーム】という単語を初めて知った。 注釈や解説がなかったのでググってみたら、「在来種」のことを指すらしい。定義としては19世紀以前(遅くとも1950年頃までに)作出されたもので、本書では2件のエアルーム農場が紹介されている。 地元原産のレアな品種の種を守り育てるー。自分の地元でも古代米が栽培されているので、この辺の話は一番親近感があった。 食材そのものだけでなく、昔ながらの製法や栽培方法も多い。 昔ながらのブレンドで作られるサワードウ(小麦粉とライ麦粉で作る固めのパン)。11世紀から続いてきたチェリー栽培。馬に跨って海水に入り、そこでエビを漁獲していくというユニークな漁法もある。 テクノロジーに依存しないのは素晴らしいことだが、昨今の気候変動によってこの先も継承していけるのかが心配である。 「いただきます」を言う習慣がないのに、大地からの恵みに感謝する様子が、写真や言葉から絶えず伝わってきた。 スウェーデンの森でレストランを経営するご夫婦は「持続可能性と幸せはつながっている」と話す。乱獲・乱開発は自然と人間にとってハッピーな結果にはならない。だから昔のように、無理のない範囲で自然と共存することがなおさら希求されるのか。 知人が迷惑でなければ、庭仕事にまぜてもらおうかな。

Posted byブクログ