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教育激変 の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

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2020/09/05

新しい大学入試制度や学習指導要領についての情報があるかと思ったら、一般的な教育問題についての、二人の対談が多くを占める。 でも、大学入試センターの理事長さんなどが出てきて、しっかりと原典に当たることの重要性を再確認する。 個人的には、佐藤さんが同志社で実践している指導方法が面...

新しい大学入試制度や学習指導要領についての情報があるかと思ったら、一般的な教育問題についての、二人の対談が多くを占める。 でも、大学入試センターの理事長さんなどが出てきて、しっかりと原典に当たることの重要性を再確認する。 個人的には、佐藤さんが同志社で実践している指導方法が面白いと思った。

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2020/07/24

200622教育激変 池上彰 佐藤優 教育は誰もが一家言を持ち、語れるテーマ 両名の教育論は真摯さと水準の高さを感じるが 他方、オーソドックスでもある 現代における教育改革のプライオリティは何か? 偏差値至上主義教育の弊害  東大問題 知識 人物 単なるヒエラルキー 上には上が...

200622教育激変 池上彰 佐藤優 教育は誰もが一家言を持ち、語れるテーマ 両名の教育論は真摯さと水準の高さを感じるが 他方、オーソドックスでもある 現代における教育改革のプライオリティは何か? 偏差値至上主義教育の弊害  東大問題 知識 人物 単なるヒエラルキー 上には上がいる 読解力>記憶力・計算力 新井紀子 養成すべき「真のエリート」 ノブレス・オブリージュ

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2020/06/18

池上彰、佐藤優とも既に大学で教えているが、日本の将来のためもっと仲間を引き入れ、日本の教育に携わって欲しい。

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2020/05/18

う~ん、なんかモヤる。 たぶん、このお二人の、エリート主義に対するスタンスが、自分には受け入れがたいのだろう。 私は、アクティブラーニングには懐たいぷの疑的だ。 格差を広げていくし、内向的な子どもをつぶしてしまうから。 で、この人たちは、エリート教育として推進すべき、と考えてい...

う~ん、なんかモヤる。 たぶん、このお二人の、エリート主義に対するスタンスが、自分には受け入れがたいのだろう。 私は、アクティブラーニングには懐たいぷの疑的だ。 格差を広げていくし、内向的な子どもをつぶしてしまうから。 で、この人たちは、エリート教育として推進すべき、と考えている。 もちろん、現在の日本には真のエリート主義はなく、エリート意識だけがはびこっている、というわけだけれどー。 では、エリートではない、大多数の普通の人々の教育をどうするのか? そのヴィジョンはこの本にはない。 ノブレス・オブリージュに殉ずるような真のエリートが、この先日本に、いや世界に現れるとでも思っているのだろうか? そして仮にそのような人が出たら、世の中がうまくいくとでも? 先日読んだ『ホモ・デウス』に、普通の人々がこの先「無用者階級」になっていくだろう、と書かれていた。 それが大きな社会不安になっていくだろうことは、想像に難くない。 残念だが、教育だけでこの問題を解決できるとは思えないが、教育がその格差を広げていくことに加担するのはどうしても認められない。 たぶん、私がこの本に、けっこう激しく嫌悪感を覚えるのは、そのあたりだろう。

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2020/03/08

世の中に求められる教育の質について書いてある本でした。本当に社会的要請があるのはこういう人材を育成することだという一つの例が提示してありました。

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2020/02/17

たしかに 文科省ってだけで駄目って意見が多いよな このお二方は教科書もテストも自分で取り組んでしまうからな いいな

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2020/01/14

過去の共通一次導入の経緯は特に面白いが、 結局「事ほど左様に、教育改革は難しい。 何かをやると、別の何かが思わぬ形で顔を出したりすることもあるわけです」 ということになる 二人が言うように新テストは良問で適当にやったら全然解けなかったけど、じっくり考えていくと答えがわかるという構...

過去の共通一次導入の経緯は特に面白いが、 結局「事ほど左様に、教育改革は難しい。 何かをやると、別の何かが思わぬ形で顔を出したりすることもあるわけです」 ということになる 二人が言うように新テストは良問で適当にやったら全然解けなかったけど、じっくり考えていくと答えがわかるという構造になっている 二人はアクティブラーニングに期待してるみたいだけど、導入早期に受けた感想としてはよほど準備とやる気がないとネットで適当に調べて、やっつけで終わると思う 折角の改革のチャンスが思わぬ結果でとん挫するのでなく、少しずつでも確実に変えていってほしいなと思う 僕らの世代はプログラミングも統計学もなかった 大学院まで出てるけど、今の高校生のレベルでもわかっているか怪しい そもそも必要とされる学問や学問の体系自体が揺らいでいるのに高校までみっちり基礎をやるとかに無理がある気がする エリート教育もそうだけど、ある年齢時点での成績で切って順位付けする必要とかあるのかと思う スポーツとか武道みたいに基礎も応用も毎日ちょっとづつやるとかという仕組みができないか 社会人になって勉強も、体育も芸術も必要とすごく感じるけどなかなか手近に学ぶとこがない エリート教育もある程度必要とは思うけど、今の時代に必要なのは小チームのリーダーを誰もがやれるようなムッタみたいな能力なんじゃないかと思う いずれにせよ色々考えさせられる本ではある

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2019/12/31

賢い人の対話は何が問題かとか、大事なこと、ポイントがわかりやすい。さっと読めて、教育改革の本質を考えることができる。

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2019/12/26

大学入試制度の改革。 国語は資料の読み取りから、読み取る力、要約する力、選択する力、表現する力という総合的な能力が試される。これはAIにはできない複雑、かつ総合的な動きではある。 ホモデウスによれば、石器時代の人間のAIよりも、トラック運転手のAIを作る方が簡単であるとのこと。つ...

大学入試制度の改革。 国語は資料の読み取りから、読み取る力、要約する力、選択する力、表現する力という総合的な能力が試される。これはAIにはできない複雑、かつ総合的な動きではある。 ホモデウスによれば、石器時代の人間のAIよりも、トラック運転手のAIを作る方が簡単であるとのこと。つまり、高度に専門化された職はAIに取って代わられてしまう。現代人は高度に専門化することで、自らAIに近づいている。 複雑かつ総合的な力は、様々な環境要因を照らし合わせて自分なりに思考して組み立てる力だ。それができて視点ができる。 それが必要と提示した点で、国語における大学入試制度の変更は良いと思う。池上さんと同じく。 テロリストを美化する文化の日本。また、宗教教育の禁止から、オウムなどを教えるのを避ける中高教育。 大学の質の低下。財政難で安定して研究できる環境が消えている。 苦学して国立大学、のパターンが不可に。経済格差と、教育格差問題。また、受験刑務所、というパンチライン。ゆがんだエリートの画一化。 また、多様性を打ち出し始めた大学の話。

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2019/12/22

池上氏と佐藤氏が2020年大学改革を巡り、『高校』『大学受験』『大学』といったテーマについて、対談する一冊。最終章は山本廣基大学入試センター理事長を交えた対談となっている。 本書は2019年4月に出版された本であり、記述式の導入・四技能の測定の見送り・延期の決定前の話である。 ...

池上氏と佐藤氏が2020年大学改革を巡り、『高校』『大学受験』『大学』といったテーマについて、対談する一冊。最終章は山本廣基大学入試センター理事長を交えた対談となっている。 本書は2019年4月に出版された本であり、記述式の導入・四技能の測定の見送り・延期の決定前の話である。 両者が倒れた今、高大接続改革はとん挫したかのように見える。 しかしながら、池上氏・佐藤氏、そして山本理事長の三者のコメントから、今回の決断がその結果が予期されていたこと、そして改革は決して終了していないことがわかる。 文部科学省が実行しようとした『上からの改革』は急進的過ぎて失敗した。 ただし、改革の背景に存在する、偏差値教育が行われる高校教育の弊害,全入時代にあっての大学の存在意義,即戦力・高度人材が求められる社会への対応は決して看過してよいものではない。 教育関係者、受験生の親御さんだけでなく、様々な人びとに読んでほしい。 そうして与えられるのではなく、自ら求める学習を漸進的に実行し、高校・入試・大学を変革してほしい。こうした『下からの改革』が重要なのではないか。

Posted byブクログ