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風船で宇宙を見たい! の商品レビュー

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2024/09/11

発明家になりたかった少年が、大学生になり、風船で宇宙を撮影してみよう、と思い立つ。そしてその実現までのお話。 「やってみよう」を形にして、失敗を繰り返しながら成功に近づいていく様が描かれる。風船の体積を割り出したり、浮力を考えたり、一見難しそうなことを、わかりやすくざっくり計算で...

発明家になりたかった少年が、大学生になり、風船で宇宙を撮影してみよう、と思い立つ。そしてその実現までのお話。 「やってみよう」を形にして、失敗を繰り返しながら成功に近づいていく様が描かれる。風船の体積を割り出したり、浮力を考えたり、一見難しそうなことを、わかりやすくざっくり計算で教えてくれるので、小中学生にもおすすめの良書。読書感想文にもよさそう。 光村国語の教科書に「風船でうちゅうへ」という単元が載るので、こちらをとりあえず読んでみた。 教科書掲載文はあとから読んだ。割と淡々としていて、1号機はこれ、2号機はこれ、みたいな教科書の説明文です!という内容。岩谷さんの気持ちの変化が読んでいて気持ちよかった大人としては物足りなかった。でも、あの教科書を読んで、ロマンを感じた子供には、絶対にこの本をすすめたいと思った。 この本では風船で宇宙を撮りたい、という夢を叶えて終わっているが、その後の岩谷さんの会社HPをみると、「気球で人を乗せて宇宙へ」という夢を叶えていて、胸アツ。HPの写真があまりに美しいので見てほしい。 諦めず、夢を更新していく姿、絶対子供たちに紹介したい。

Posted byブクログ