わたし、定時で帰ります。―ハイパー― の商品レビュー
前作よりもパワーアップしてる感じがあって良かったです。 2作目ってだいたいパワーダウンするのが普通なんだけど、新鮮に読めました。 行き当たりばったりで考えるのってよくありますよね。 重要な案件にも関わらず。 あるあるネタで面白かったです。
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ドラマ原作の続編。 ドラマに登場しない展開が原作にある。 それにしてもこんなキテレツな新人はドラマでは出てこなかったはずだし、中国も絡まなかった。これはこれで それにドラマでは主人公はこんなに派手に倒れなかったはずだ。 残業だけでなく、ハラスメントも絡んで原作の方がアクが強い。
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職業✖️歴史物小説第二弾。 毎日定時で帰るがモットーの東山結衣と超体育会系残業仕事こなしまくりの種田晃太郎。 自分たちの働き方を守るという軸は変えずに、今作では管理職となった結衣の奮闘が描かれている。 超体育会系の会社フォースから契約をとるためにとにかくもがく。 主人公の東山結衣が強すぎず、ヘッドハンティングに揺らぎそうになったり、男性からのハラスメントがトラウマになったりと人間らしくもがいているのがいい。 管理職として悩んでいるのもいい。 きっと管理職には管理職としての悩みがあるのだ。それでも新人と真正面から向き合っているのは素敵。全員の働き方を守ろうとしている姿はよかった。 ただ、働き方を守るのに働きすぎ感。いくらなんでもフォースや種田の働き方はブラックすぎやしないか?今どきこんな会社はあるのか?感。 終盤の詰め込み&大団円感は否めなかったため星マイナス1。
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定時シリーズ ② 今回は社内の改革というより、社外とのハラスメントに対する 駆け引きだった。 クライアントからのセクハラ、パワハラ。 それに対して、どう対応するか、上司となった東山結衣目線の話。 私はこういうオフィスで働いたことがないので、実際もこんなに ひどいセクハラとかパワ...
定時シリーズ ② 今回は社内の改革というより、社外とのハラスメントに対する 駆け引きだった。 クライアントからのセクハラ、パワハラ。 それに対して、どう対応するか、上司となった東山結衣目線の話。 私はこういうオフィスで働いたことがないので、実際もこんなに ひどいセクハラとかパワハラがあるのか、気になりました。 もし、こんな企業があったら、大問題だよー!! と、思ったけど、もしかしたらこれが一般的? 結衣さんは、元婚約者の晃太郎さんと戻りそうだけど、 個人的には後輩の来栖くんと結ばれてほしいー(*´▽`*)
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シリーズ2作目。前作からは少し時間が経ち、社会は新年度が始まっている。全5章。 * * * * * 働き方改革の旗手・結衣の前に今回、立ちはだかるのは、ブラック企業に巣くうパワハラセクハラの権化。それも新規取引先の役員なので質が悪い。 正直、読んでいて気分が...
シリーズ2作目。前作からは少し時間が経ち、社会は新年度が始まっている。全5章。 * * * * * 働き方改革の旗手・結衣の前に今回、立ちはだかるのは、ブラック企業に巣くうパワハラセクハラの権化。それも新規取引先の役員なので質が悪い。 正直、読んでいて気分が悪くなりました。多少の誇張はあるにしても、こんな横暴俗物タイプが実在することをよく知っているからです。 おまけにその部下たちも酷い。権力者には唯々諾々と従い、得意気に忖度して動くことを是とする体育会系体質の暑苦しい男たち。こんな脳味噌筋肉人間も確かにいました! 対する結衣が参考にしたのは、なんと『忠臣蔵』。 「昼行灯」大石内蔵助の生き様に想いを馳せ「討ち入り」を実行しようとします。ただし犠牲者は出さないことが優先事項です。 結局、内蔵助役は晃太郎が務め、結衣は安兵衛にとどまりましたが、この方がいいキャスティングだと思います。作者にあっぱれ! 結衣と晃太郎がめでたくよりを戻せることになったラスト。嬉しさや安心感とともに、どうせまたひと波乱あるんだろうなと思って読了しました。
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新人の育成を任された東山は自分の業務に加えて指導の仕事が始まった。手を焼かされながらも果敢に取り組む姿がカッコよかった。
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絶対に残業しない東山結衣。 しかし管理職になり、新人教育をまかされる。 クセの強すぎる新人たちにあまりリアリティは感じられないが(特に甘露寺)、一見女を売りにしているように見える桜宮の、必死の戦いに胸が熱く…というよりも胸が苦しくなってしまった。 一人で戦わざるを得なかった桜宮の孤独と苦しみ。 ”なぜ勇気を持って戦った側ばかりが大きな傷を負わなければならないのだろう。” 時代錯誤のセクハラパワハラ親父が君臨するスポーツメーカーでのやりとり。 頭を押さえつけられるように支配され、反論すれば左遷され、物言わぬ集団に成り下がる会社という組織。 身を守る術といえば、決して目立たず、矢面に立たず、何も考えずに上司の言うがままに動くこと。 それは身を守っていることになるのかしら。 そんな会社の役員からみたら、定時に帰ることを前提に仕事をする結衣などは唾棄すべき存在。 大勢の前で辱められ、脅される恐怖を結衣は味わう。 だけど新人たちを守らなければ。 でもどうやって? 結衣が頑なに定時に帰ることにこだわるのには、会社人間で、たまに帰ってきても機嫌が悪く、家族に八つ当たりをする父親の影があったんだな。 そういうモーレツ社員が良いとされていた時代が確かにあったのだろう。 だけど今はそんな時代ではない。 精神論を振りかざして高度経済社会を築いたのは昔の話。 中国の経済を回している若い世代の働き方なども紹介しつつ、テンポよく話が進むので、一気に読み終えてしまった。 私は元婚約者の晃太郎でも、前婚約者の巧でもなく、ツンデレの栗栖くんがいいなあ。 押しつけがましくなくて、料理が上手で、ツンで、デレ…かな?で、真っ正直で。 もう出ないのかなあ。
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ハマったシリーズの第2弾! テーマは面白いんだけど、やっぱり読みにくかった。長いんだよなぁ笑。 チームメンバーを変えるから、相手の会社を変えるにスケールアップ! ユイユイも自分の管理から部下の管理にスケールアップ! 管理職って大変だなぁって思いました。 第3弾まで一気読みする気力...
ハマったシリーズの第2弾! テーマは面白いんだけど、やっぱり読みにくかった。長いんだよなぁ笑。 チームメンバーを変えるから、相手の会社を変えるにスケールアップ! ユイユイも自分の管理から部下の管理にスケールアップ! 管理職って大変だなぁって思いました。 第3弾まで一気読みする気力ないので一旦休憩しますー。
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背表紙の、クライアントに対する心の声に惹かれて。 内容とはちょっとずれるのですが、勤め先ではメリハリ休暇の取得が必須とされていて、なにがなんでも休暇を取らなければなりません。過去にはノー残業デーが設定されていたこともあります。 残業しないと消化できない量の仕事があり、休んだ時のフ...
背表紙の、クライアントに対する心の声に惹かれて。 内容とはちょっとずれるのですが、勤め先ではメリハリ休暇の取得が必須とされていて、なにがなんでも休暇を取らなければなりません。過去にはノー残業デーが設定されていたこともあります。 残業しないと消化できない量の仕事があり、休んだ時のフォロー体制が確立されていない状態で。 結果、残業しないために出社時間を早めたり、休暇の次の日は昼食抜きを覚悟したり。 で、勤め先は「うちってホワイト企業でしょ?」とドヤ顔。 かと思えば、春に異動してきた上司は全体朝礼で、始発で出勤し、8時9時まで働いている他支社の職員を手本として語り出しました。 そんな諸々を思い出させる作品です。
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「定時で帰る」物語というより、企業における「パワハラ」や「セクハラ」などのハラスメントに対抗する内容になっています。あたかも「定時」がハラスメントの元凶であるかのようです。 本来、”定時で帰る”ことは、結果であって、目的ではないハズだと思う。それを”目的”にすることで、歪みがでて無理が通る(無理を通す?)ような気にさせられます。そして、目的が目標になり、会社のイメージになり、広告塔としての役割があてがわれる。これが求める姿でしょうか? 考えさせられます。 セクハラ・パワハラも酷いものです。極端なパターンかもしれないけど、実際はどうなんでしょう、気になります。 社員をコンパニオンや接待係に使う。社員じゃなくても使った時点でアウトではないの。仕事をとることはそういうことなのですか。 きっと、一人ひとりが、過去の成功体験に捕われ過ぎている、ようです。スポ根(精神論・根性論至上主義)、滅私奉公、愛社精神、裁量労働制など。ただ、平成・令和と日本の成功は過去のものになってしまったことを自覚すべき、かな。売るべきもの・誇るべきものを考え直す時期かもしれない。忘れよう、過去は。売るのは”時間”ではない、かな。そんなことを考えてしまいました。 人事制度について:①特殊技能があるなら新人でも高額年収、時短勤務。②新人にモーニングコール。 令和の今、人材を確保するためにこんなことになっているのでしょうか。私の周りでは聞いたことがないけど、なんか、変な世の中です。考えてしまいます。
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