バベル九朔 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マキメワールド全開で面白かったんだけど,最後がよく分からなかった. 九朔君は何を狙ってあんな行動に出たのだろう. 現実とリンクしているので,もう長編は失われてしまったワケだよね. それで,もう一人の自分をバベル九朔に誘い込んでどうするんだろう? 管理人の力を使って一緒に帰るのだろうか?(でも,「ここにいる」って言ってしまったよね.) やっぱりよく分からない(頭悪くてすみません).
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ビルの中だけ(あちらの世界も含め)で話が完結するため、読後何か窮屈な印象が残った。 荒唐無稽なのはいつものことなので、むしろ大歓迎✨ 数多く出てくる珍店名は面白い。 ちなみに万城目作品は「鹿男」が一番好き。
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うーん,作家業の無限の懊悩を無限の空間で表現したかったのだろうか.作家業に限らず,ゼロから一を創出する職業は他にもあるし,何も作家だけが苦しんでいる訳ではない,と突っ込めるし,さらに,そのような職業ではその苦しみの先にある喜びに生きる価値を見出しているともいえるので,テーマあるい...
うーん,作家業の無限の懊悩を無限の空間で表現したかったのだろうか.作家業に限らず,ゼロから一を創出する職業は他にもあるし,何も作家だけが苦しんでいる訳ではない,と突っ込めるし,さらに,そのような職業ではその苦しみの先にある喜びに生きる価値を見出しているともいえるので,テーマあるいは世界観がいまいち理解できない.
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ずっと、ビルの中。 ビルの管理人の主人公が、マキメワールド全開のヘンテコな世界、騒動に巻き込まれていく。謎のカラス女と少女と大九朔。 中盤まではファンタジックであり、ヘンテコであり、実にわくわくさせられた(ヘンテコなお店の数々は想像するだけでなんともたのしい)のだが、終盤が非常に...
ずっと、ビルの中。 ビルの管理人の主人公が、マキメワールド全開のヘンテコな世界、騒動に巻き込まれていく。謎のカラス女と少女と大九朔。 中盤まではファンタジックであり、ヘンテコであり、実にわくわくさせられた(ヘンテコなお店の数々は想像するだけでなんともたのしい)のだが、終盤が非常に、よくわからない、ぐちゃぐちゃとした終わりである。広げた風呂敷を畳きれていないとでも表現したらいいのか、プリンセストヨトミだったかしゅららぼんを読んだときのガッカリ感に似たものを感じた。 中盤まで☆五つだが、終盤のよくないぐちゃぐちゃ感で最終的に☆三つ。
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主人公はビルの管理人。 小説を書きながらビルの管理を行なっている。ビルには少し癖の強い人達が店を商っている。 ある日、美女がビルを訪れる。主人公の九朔は少しずつ少しずつ荒唐無稽な世界へと引き込まれていく。 読んだ感じは不思議な国のアリスのような次から次へと場面が展開し無秩序...
主人公はビルの管理人。 小説を書きながらビルの管理を行なっている。ビルには少し癖の強い人達が店を商っている。 ある日、美女がビルを訪れる。主人公の九朔は少しずつ少しずつ荒唐無稽な世界へと引き込まれていく。 読んだ感じは不思議な国のアリスのような次から次へと場面が展開し無秩序に物語が進んでいく。
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自分の想像力がなかなかついていかない。 大九朔とカラス女、どちらが味方か?話が目まぐるし展開し、どんでん返しの連続だ。 作者の新境地か?作者は村上春樹を目指しているのか?それとも、ジェフリー・ディーヴァーか?
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俺は5階建ての雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら作家を目指している。巨大ネズミ出没、空き巣事件発生と騒がしい毎日のなか、ついに自信作の大長編を書き上げた。だが、タイトル決めで悩む俺を、謎の“カラス女”が付け回す。ビル内のテナントに逃げこんだ俺は、ある絵に触れた途端、見慣れた...
俺は5階建ての雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら作家を目指している。巨大ネズミ出没、空き巣事件発生と騒がしい毎日のなか、ついに自信作の大長編を書き上げた。だが、タイトル決めで悩む俺を、謎の“カラス女”が付け回す。ビル内のテナントに逃げこんだ俺は、ある絵に触れた途端、見慣れた自分の部屋で目覚める―外には何故か遙か上へと続く階段と見知らぬテナント達が。「バベル九朔」に隠された壮大な秘密とは?
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