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星をつける女 の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/01/06

色の覆面調査員。お店に星をつけるだけじゃなく時にはお家騒動解決にも手を貸す。 高級店で出されたらステーキ肉の産地を疑わないよー、雰囲気に飲まれてわかんないし。 ラーメン店に限らず飲食店のブラック労働はほぼ常識と言ってもいい状況では。 銀座出店なんて見栄だけで出来ることじゃない、赤...

色の覆面調査員。お店に星をつけるだけじゃなく時にはお家騒動解決にも手を貸す。 高級店で出されたらステーキ肉の産地を疑わないよー、雰囲気に飲まれてわかんないし。 ラーメン店に限らず飲食店のブラック労働はほぼ常識と言ってもいい状況では。 銀座出店なんて見栄だけで出来ることじゃない、赤字なのに10年も続けるなんて親バカもいいとこだよ。 不思議に出てくる料理に魅力を感じなかった。

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2023/07/01

歯切れの良い倫理観を突き付けることは、もはや正義とは呼べないのかもしれない。 現実的ではないからだ。 本著のサクセスストーリーが、現代社会の澱みを明瞭に映し出すことがシニカルでならない。

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2023/03/26

劇団員の真山をパートナーとして、覆面調査を生業とする紗英。 主婦の小遣い稼ぎのような副業ではなく、投資家から依頼されて、プロフェッショナルとしての調査を進める紗英がカッコいい! ストーリーも次の展開が気になって、あっと言う間に読み切ってしまいました。

Posted byブクログ

2023/02/27

飲食店の味を評価して、その背景まで調べるお仕事の話 世界的な食のガイドブックの元調査員の牧村紗英 調査方針の違いで上司と意見が対立して会社を辞め、日本に帰国して飲食店の格付け会社を立ち上げた 主に個人投資家や機関投資家からの依頼で覆面調査員としてお店の素を評価しようとするが、違...

飲食店の味を評価して、その背景まで調べるお仕事の話 世界的な食のガイドブックの元調査員の牧村紗英 調査方針の違いで上司と意見が対立して会社を辞め、日本に帰国して飲食店の格付け会社を立ち上げた 主に個人投資家や機関投資家からの依頼で覆面調査員としてお店の素を評価しようとするが、違和感の原因やその背景まで調べると飲食店の裏側の実態が明らかになっていく 紗英と店側の一人の視点が交互に描かれる メゾン・ド・カミキ 有名シェフの高級フレンチレストラン 麺屋勝秀 頑固親父のラーメン屋が支店展開している会社 白浜温泉 紀州ノ庵 料理にも力を入れ、いわゆるオーベルジュに舵を切って成功している高級旅館 食品偽装、ブラック会社、世襲問題など 現代の食の問題をお店側を単なる悪者としてではなく、その辺の事情の背景も含めて描かれている 飲食店の裏側の事情がお客さんに影響を与えることもあるのだなぁと思う 食品偽装に関して、故意であろうと過失であろうと、お客様に間違ったものを提供している時点でその評価でいいと思う でも、そこで終わらないのが紗英さんなのね 確かに、こんな方針だったら某有名飲食店評価会社では上司と相容れないでしょうね 公共放送でやっている、匿名の当事者にねほりはほり聞く番組で、某有名飲食店評価会社の元調査員の人の回があって見たけど 紗英さんのやってる事とはちょっと違ってた 同じ店に何度も通うのは同じだけど、決して自分の素性は明かさないんですよね あと、もちろんお店側にはフィードバックしない 小説で納得いかないのが、「星をつけるだけ」と言いつつもそこでで終わらず、介入していくところとか、覆面調査であることを時には明かすところ 調査対象に影響を与えているあたりが不完全なんじゃなかろうか 依頼人は投資するかどうかの判断材料としての調査を依頼しているわけで、調査が現状に影響を与えるのは駄目じゃないっすかね? それとも、依頼人はむしろそれを狙ってたりするんだろうか? 描かれていない案件に関してはそんな様子もなさそうなので、そんなエピソードだけ小説になっていると考える方がしっくりくる 原宏一の食小説は「佳代のキッチン」は既読 「ヤッさん」は未読だけど、ドラマでちょっと見た やはり、食の描写が細部まで気を使って書いている気がする そんなわけで、続編も続けて読む

Posted byブクログ

2022/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食のディテールが素晴らしいのはもちろん、星とはいわゆるグルメだけの星ではなくて、食はもちろんのこと、企業として投資に値するかどうかの星なので、会社の経営に関する問題が浮き彫りになり面白い。 描かれる視点も、調査側、調査される側で描かれていて、揺れる心情が伝わってきます。 続編すぐに読みます。

Posted byブクログ

2022/10/09

個人経営の料理調査員、紗英は元フランスの一流覆面調査員で抜群の味覚の持ち主。 元劇団員の真山と組んで一流レストランを調査し実態を暴いていく。 短編3話が収録されており、それぞれ読み応えがあった。続編もあるようなのでぜひ読んでみたい。

Posted byブクログ

2022/01/26

どのお店にも裏では様々な問題がありそれを上手い事解決に導く話の構成は読みやすく面白かったです! 中盤くらいから主人公のキャラがブレてるような気がしましたが全体的に店舗も良く続編も読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2021/10/27

レストランの格付け調査員をやっていた牧村紗英が食に関する調査会社を立ち上げて、パートナーの真山らとレストラン、ラーメンチェーンなどの調査を行うというお話。調査テーマが異なるお話が3~4こ入っていて、ドラマの原作になりそうな感じ。気軽に読めるし、娘などの登場人物も好感が持てて悪くな...

レストランの格付け調査員をやっていた牧村紗英が食に関する調査会社を立ち上げて、パートナーの真山らとレストラン、ラーメンチェーンなどの調査を行うというお話。調査テーマが異なるお話が3~4こ入っていて、ドラマの原作になりそうな感じ。気軽に読めるし、娘などの登場人物も好感が持てて悪くないね。続編もあるみたい。

Posted byブクログ

2021/10/02

食小説なら原宏一さんですね。料理に関して、、、本シリーズは紗英・杏奈親子の作るフランス家庭料理が楽しめそうです。ストーリーに関して、、、食品業界の裏を知り尽くした筆者ならではのテーマに『ヤッさん』のような人情味がからみます。読みやすく、面白かった。

Posted byブクログ

2021/09/01

世界的な食のガイドブック、ミシュランでしょうか、この格付人である牧村紗栄子が、飲食店の格付け事務所を立ち上げ、覆面調査員として、色々な店にいき、トラブルをも解決していく。 読みやすい、人物も生き生きしており、面白い。次回作を読みたいと思います。

Posted byブクログ