定本 黒部の山賊 の商品レビュー
私が生まれる前、私の父母が山を楽しんだ頃?の北アルプスの山賊達(笑)の話。 母に買ってあげた本を読んでみた。 時代、環境は変わったが黒部の風景は変わらず(先日テレビでこの本に出てくる沢をドローンで撮影しているのをを見た)、今でもこの本に出てくるエピソードに出て会うことができるのか...
私が生まれる前、私の父母が山を楽しんだ頃?の北アルプスの山賊達(笑)の話。 母に買ってあげた本を読んでみた。 時代、環境は変わったが黒部の風景は変わらず(先日テレビでこの本に出てくる沢をドローンで撮影しているのをを見た)、今でもこの本に出てくるエピソードに出て会うことができるのかもしれない。いつか出会ってみたいと思った(父母は見たのだと思う)。
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『黒部の太陽』……ならぬ『黒部の山賊』という、物凄いインパクトのあるタイトルに惹かれて購入。ヤマケイ文庫のタイトルはパワーワードが多すぎるぞ。 戦後すぐの混乱期に始まり、黒四ダムの完成で終わる本書は、日本アルプス黎明期から黒部峡谷で山小屋を経営し、登山の発展に尽力した人物の半生記...
『黒部の太陽』……ならぬ『黒部の山賊』という、物凄いインパクトのあるタイトルに惹かれて購入。ヤマケイ文庫のタイトルはパワーワードが多すぎるぞ。 戦後すぐの混乱期に始まり、黒四ダムの完成で終わる本書は、日本アルプス黎明期から黒部峡谷で山小屋を経営し、登山の発展に尽力した人物の半生記と言える。その渦中で出会った猟師(=山賊)との関わりが重要なテーマのひとつであり、それがこの、一度見たら忘れられないタイトルの元になっている。 山賊騒動も、当時、実際に新聞紙面を賑わせていた……というところも現代人からすると面白いのだが、登場する『山賊たち』が皆、個性的で、一度会ったら忘れられないタイプだ。ホンマに人間か? と言いたくなるようなエピソードもあるし、長年、山で暮らすと、人間の限界値がかなり上に引き上げられるのだろうか? それ以外にも、実際に起きた遭難の実例、今で言う『実話怪談』めいたエピソード、そして黒四ダム完成に向けて変貌する黒部峡谷の姿など、読みどころは数多くあり、飽きることがない。 しかし、幾ら大らかな時代だったとはいえ、『クマを餌付け』は当時でもNGだったような気がしてならないw フツーに危険だろうww
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