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だから殺せなかった の商品レビュー

3.7

48件のお客様レビュー

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2022/03/05

ワクチンの正体がわかるまで、割と面白く読めた。 ただ個人的に終盤は減速渋滞というより逆走された気分だった。

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2022/03/04

新聞記者と連続殺人犯の誌面対決。 予想外の展開で面白かったです。 読了後、タイトルを見ると泣きそうになります…。

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2022/02/27

彼が悩んでの犯行じゃなければ・・・ と思っていたら は~~そうですか わからなくもないけど 納得しがたい いい人で いい子じゃん

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2021/12/22

斬新なアイディアだと思いますが、こんなことできる?レベル。そして私的には薄味でした。当時人物と作者が同じ名前なのは当然意図があるんでしょうね。

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2021/11/20

世間を騒がせている無差別連続殺人事件。その犯人と名乗る人が、ある大手新聞記者に手紙が送った。内容は、記者との紙上での討論。記者によって、殺人を食い止めることができるのか?そもそも何が目的なのか? wowowでドラマ化されるということで購入。 第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作品で...

世間を騒がせている無差別連続殺人事件。その犯人と名乗る人が、ある大手新聞記者に手紙が送った。内容は、記者との紙上での討論。記者によって、殺人を食い止めることができるのか?そもそも何が目的なのか? wowowでドラマ化されるということで購入。 第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作品です。ちなみに大賞は「屍人荘の殺人」です。向こうは突飛的な状況で変化球なミステリーでしたが、こちらの方はより現実的で、単なる劇場型の無差別殺人ではなく、その背景には報道のあり方や親子の愛情、贖罪など様々な要素が詰まっていて、濃厚な人間ドラマでした。 主人公は一本木透。作者と同じ名前の演出に実体験のような感覚が混ざっていて面白かったです。 序盤では、すぐに犯人の手紙がキターという訳ではなく、一本木の過去が描かれています。 大きなネタを得るために奔走する透。しかし、その代償が大きく、胸が痛かったです。真実のために報道をするはずが、何のためにしてきたのか?正義とは何か? 同時に透だけでなく、江原陽一郎という青年の視点も同時進行します。一見、仲睦ましい家族かと思いきや、親子の関係に秘密があります。 それと透がどう絡んでいくのか?一つになっていくにつれて、濃密に繋がっていくので、うまく絡んでいるなと思いました。 最後の最後まで驚きの真実が隠れていたため、安心したのも束の間、油断していました。 ストーリーとして面白かったのですが、半ば無理矢理感もあったり、紙面上での激論は、大学のような見るような哲学的な要素もあって、なかなか理解しづらい部分もあったりしました。 なぜ人を殺してはいけないのか? 駄目とはわかっていながらも、様々な討論を繰り返すうちにちょっと心が揺らいでいる自分もいました。 何となくしか理解はできませんでしたが、二人の討論は平行線ではあるものの、どちらも筋が通っていて、難しい問題だと改めて感じました。 メインは殺人事件ですが、二人の討論も読み応えがありました。 そうしてたどり着いた犯人の存在ですが、驚きもありましたが、それ以上にその背景として社会問題など色んなことが絡んでいて、驚きもありました。 そこまでして殺人に走るかなという疑問はありましたが、「親」と「子」の愛にグッとくるものがありました。 様々な「身勝手」が渦巻いていましたが、読了後にもう一度題名に着目すると、その意味に深く感じました。 個人的には屍人荘よりもこちらの方が、現実的で面白かったです。 ドラマ化されますが、どんな映像になっているのか楽しみです。

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2021/11/07

年明け(2022年1月)から玉木宏主演でWOWOWの連ドラになる予定。なかなか面白い設定の話で悪くないと思うけど、特に前半、文章が読み難くて少し疲れた。ドラマには期待できるかな?

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2021/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二人の主人公、そのうちの新聞記者側視点が多く、新聞社内や取材が主な場面で派手ではないが、最後にはなるほど、となれる構成だった。 新聞を使っての犯人とのやり取りという切り口、今まで読んだことのない形で、ミスリード…というよりは犯人になり得そうな登場人物が複数存在し、色々な事情が登場人物にはあって、誰であっても不思議ではない。 そしてハッピーエンドではない。 無関心な大衆、エンターテイメントとしての死、ネットリテラシー、虐待等の家庭問題など、突きつけられるテーマは重く、考えるべきことだ。

Posted byブクログ

2021/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新聞記者が主人公なのは読んだことあったけど、この著作は新聞社の内部の話や経営方針の話も触れられていて面白かったです。 ただ、犯行にいたった理由に腹落ちができなかった。 息子のことを一番に考えてます、でも過去のトラウマを刺激されたので犯行に移りました。が全部謎解き時に犯人が解説しちゃって、なんだかなぁと思った。世間的には犯罪者の息子と認知されちゃうのに、実の親じゃないからオッケー!って考えに納得できなかった。 人間は矛盾した考えを持つものだと言われればそれまでなんだけどね。

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2020/10/24

連続殺人事件とそれを報道する新聞社の記者。犯人から新聞社に手紙が届き犯人の指示により紙面上で犯人と記者の言論対決となる。って話し。よくできたサスペンスで王道って感じだろうか。泣けたり感情が動くような感じではないけどおもしろかった。終盤までタイトルの意味がわからなかったが、最後回収...

連続殺人事件とそれを報道する新聞社の記者。犯人から新聞社に手紙が届き犯人の指示により紙面上で犯人と記者の言論対決となる。って話し。よくできたサスペンスで王道って感じだろうか。泣けたり感情が動くような感じではないけどおもしろかった。終盤までタイトルの意味がわからなかったが、最後回収されて「なるほど、、」という納得感あったかん。新聞社の内情がわかったりというおもしろさもあり。主人公の名前=著者の名前なんだが実話じゃないよね?!調べてないから知らんけど(笑

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2020/07/28

新聞記者一本木のモノローグは記者の慟哭を、大学生江原陽一郎のモノローグはアカの他人の家族関係を経て本編へ。連続殺人事件の犯人であるワクチンと一本木記者と新聞紙面で公開討論を繰り広げる。あまり馴染みのない新聞社の中身、他人からの愛、無意識の罪、正しい行動を営利目的に利用する企業の矛...

新聞記者一本木のモノローグは記者の慟哭を、大学生江原陽一郎のモノローグはアカの他人の家族関係を経て本編へ。連続殺人事件の犯人であるワクチンと一本木記者と新聞紙面で公開討論を繰り広げる。あまり馴染みのない新聞社の中身、他人からの愛、無意識の罪、正しい行動を営利目的に利用する企業の矛盾など盛り沢山な内容で面白い作品でした。主人公を作者と同名にする意味があったのかは不明。

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