あひる の商品レビュー
『おばあちゃんの家』と『森の兄弟』は一旦置いて、アヒルの感想だけ。 他読者さんも言ってたように、不穏な怖さと数々の謎を残して物語終了。 ・3匹のあひるは何だったのか ・なぜ3匹が入れ替わり立ち替わりあてがわれたのか ・子供達は何しに家に来ていたのか ・物語終盤の、半年一緒に住...
『おばあちゃんの家』と『森の兄弟』は一旦置いて、アヒルの感想だけ。 他読者さんも言ってたように、不穏な怖さと数々の謎を残して物語終了。 ・3匹のあひるは何だったのか ・なぜ3匹が入れ替わり立ち替わりあてがわれたのか ・子供達は何しに家に来ていたのか ・物語終盤の、半年一緒に住んでいるはずの弟の赤ちゃんを見たことがない主人公 これらの謎の答えがわからない。 推察が出来ないまま、物語が終わり、若干不完全燃焼。 ただ、私が一番不気味だったのは、祝われる人の名前がない誕生日ケーキ… 考察知りたい!笑
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人間の本当の怖い部分をサラッと書くのがうますぎる。こういう無自覚な怖さが一番怖い…けどもっと読んでいたい、怖いもの見たさみたいな。
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「きたない軍手」と「大事な手袋」 主観は時として恐ろしい客観性を生み出す。 それを家族という形で歪に生み出した傑作。 あひるを可愛がる家族、おばあちゃんを取り巻く家族、モリオ兄妹を取り巻く家族。 読んでいると背筋が寒くなり、涙を流す。
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むらさきのスカートの女が面白かったのでこちらも読んでみた。 なんだろう、、読み終わったあとに残るこの不思議な感覚。明確な答えがないからこそ、考えさせられる。 そして文章が流れが本当に上手いなと思う。自然とグングン読み進めてしまう。
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暴力的な事件や残忍な殺人者が出てくるわけでもないのに、読みやすい文章から不穏さを常に感じさせられます。 読後感も良くないですが特に表題作のあひるは、がしっと心を掴まれるような作品です。 「最近はもう、誰も外のトイレを使わない。」
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家族の中での役割を大義名分に。無関心という名の精神的暴力で。個人の気持ちが蔑ろにされている気持ちになった。もはやホラー
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見て見ぬふりしてた違和感をぶち込まれて、目を逸らす訳にはいかなくなる。容赦ない。話の進め方が上手すぎてページ捲る手が止まらなかった。
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表題の作品の不気味さが、むらさきスカートの女と同じくらいのレベルだった。 収録されている3つのお話それぞれに、つながりがあるように描かれていた。 「あひる」で誰も来なくて残った食べ物たちは、収録されている他2つのお話で、残すことなく食べられているような感覚だった。
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見えるものしか書かれておらず、それでいて読んでいて当惑する、という今村さんの文体を感じられる作品。 考察を読まないと理解できない...
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変な人と真っ当なあひる 真っ当なあひるが交換されて、最後にはいなくなる。 変な人だけが残って代々続いていく。本人は変だと気づかずに。 真っ当な人なんていなくて、変な人ばかりなんだよってことなのか、真っ当な人は消されてしまうんだよってことなのか。 細切れの会話のせいでザワザワ感が増...
変な人と真っ当なあひる 真っ当なあひるが交換されて、最後にはいなくなる。 変な人だけが残って代々続いていく。本人は変だと気づかずに。 真っ当な人なんていなくて、変な人ばかりなんだよってことなのか、真っ当な人は消されてしまうんだよってことなのか。 細切れの会話のせいでザワザワ感が増してる気がする。 変な人の視点から見る変なことっておもしろい。
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